ライバル左門に欠点を見抜かれ二軍落ちした飛雄馬
その頃、飛雄馬の母校青雲の丸目太は
甲子園予選中に不祥事を起こし、自ら退学を
申し出た
だが丸目の実力を見抜いた長嶋監督は
伴に丸目の巨人入りを希望する
そんな事とは知らない丸目は、勝負で飛雄馬に
敗れた腹いせに、二軍の東北遠征まで
飛雄馬を追いかけて行く
そこで飛雄馬に本当は野球を続けたいと吐露した
「まだ来ないんですか?」
「ああ・・・まさか逃げ出したんじゃない
だろうな、、、、」
「バッキャローーーーッ
貴様今何時だと思ってるんだっ」
「・・・・・な・・・なんだよ」
「新入りで遅刻とは良い度胸だなっ!
今まで何してたんだ!?」
「ま・・・まあ良いじゃないですか
説教なら明日にしてください、明日に」
「丸目・・・・」
「おっ、星先輩までわざわざ出迎えとは
アザーーーッス、へへへっ」
「お前は俺と相部屋だ
この寮ではルールがあって、遅刻すると
ルームメイトも連帯責任なんだ」
「そういうわけで、お前もやれ!」
突然逆立ちする飛雄馬
「お・・・おい星・・・・」
「なるほど・・・部屋まで逆立ちって
ペナルティかい・・・・」
「そんなルールあったっけ・・・・?」
「ところでよ・・・・エレベーターはどっちだ?」
「バカ、階段で行くに決まってるだろ」
「はあはあはあ、よ・・・4階だぜ・・・・」
「よし、俺の部屋は一番奥だ」
「新入りがなんで逆立ちしてるんだ?」
「ま・・・まあいろいろありまして」
丸目わざと選手の部屋のドアの前で
倒れて行く
「おいっ、何やってんだっ」
「何?
丸目のやつそんな事を・・・・・・
すまんな、迷惑かけて」
「まあいいさ・・・とにかくあいつの面倒は
俺が見るから安心してくれ」
「うむむむ、星の付き人くらいにはなれると
思って長嶋監督に無理に同室を頼んだんじゃが
これでは逆じゃ、、、」
「星のやつも一軍復帰に必死なのに
余計な面倒かけてしもうたわい。。。。」
「くっ、オーバースローだと
ただのスローボールだ、、、、、」
「よーし、この間に脱走して
キャバクラにでも行ったろかwww」
「こんな夜中に練習かよ・・・・・
そんな事しないと一軍に上がれねえってわけか」
「くははははっ、こんなスゲー球投げても
一軍に上がれねーとはな・・・・・」
『あいつこんな球投げてたのかよ、、、、、
巨人の一軍投手はこれ以上の事やれるって
事か・・・・なんかヤバイとこきちゃったぜ。。。。』
部屋に戻ると飛雄馬が寝ていた
『巨人に入ったはいいけどよ・・・・なんか
自信なくなっちまったぜ、、、、、』
「うがぁぁぁぁっ、ダメだぁぁぁぁぁっ」
突然飛雄馬がうなされだす
「ちくしょーーーーーっ、怖くて投げられねえっ
あの時の悪夢がぁぁぁぁぁっ」
「ちょ・・・・こいつなんかヤバくねえか。。。。。
こんなのとずっと同じ部屋で暮らすのかよ、、、、」
「はあっはあっはあっ・・・・でも
アレを完成できねーと一軍には戻れないっっっ」