飛雄馬と勝負して完敗した丸目は
打倒飛雄馬に燃え始めていた
野球を辞めるつもりだった丸目の前に立ちはだかる
星飛雄馬という巨大な壁に苦しんでいたのだ
そんな頃、伴を球団事務所に呼び出した
長嶋監督は、丸目の巨人入りを伴に熱望する
一方飛雄馬は二軍の東北遠征に出発
それを聞いた丸目も飛雄馬を追って
東北に向かった
なんかどこにあるのかわかんない東北球場で
巨人ヤクルトの二軍戦があるらしい
なんとここに東京からタクシーでやって来た丸目
多分タクシー代数十万はするぞ、、、
巨人先発は、石川厚という実在の投手
しかしヤクルト二軍打線につかまってしまう、、、
この石川厚というピッチャー
韓国籍だが日本生まれ
巨人退団後韓国プロ野球創成期には金時哲という
登録名で投げていたが故障から1年で引退した
『ジャイアンツ、ピッチャー石川に代わりまして
星、背番号3』
『やはりマウンドに立つと良い気持ちだ・・・
セイラさん・・・アムロ行きまーす』
「おうおう、左門に打たれて二軍落ちらしいじゃ
ねーか」
「二軍なら抑えられるとか甘いぜ~」
「俺ら全員花形先生の弟子なんだよ!」
ヤジり倒すヤクルト二軍選手
「え・・・・なんだよこの速さ、、、、、」
「こんなの投げるやつ二軍にいねーぞ。。。。」
「へへっ、良い球だぜ
一直線にミットに吸い込まれていきやがる」
「あっ、何感心してんだ俺っ
くそ憎らしい星の球褒めてどーすんだっ」
「そんなクソみたいな球に何ビビってるんだっ
ヤクルト打線の怖さ見せてやれっ!
GOGOスワローーーーズ」
『まさか俺を追っかけてここまで来たのか・・・
学校サボって』
「おらおら星ぃーーーっ良い気になるなよー」
「そーだそーだ、うちの安田さんの方が速いぞ~」
「ぎゃはははははは」
「なんで二軍に落ちたかわからんが、どこか
悪いから落ちたんだっ!
必ずつけ入る隙はあるはずだっ」
「・・・・・・・・・・
なんであいつ二軍にいるんだ、、、、、
こんなの一軍だって打てないぞ。。。。」
「ゴルァ~何やってんだヤクルト~
お前らそれでもプロかぁ~」
「あ・・・・あいつ笑いやがった、、、、
なんか超ムカつくぞ」
「あ~それでは明日の予定を発表する
明日は6時起床、8時には秋田に向かう
相手は今日と同じヤクルトだ」
「朝6時かよ・・・・試合昼からだろ、、、」
「ま、まだ東北新幹線ないからな。。。。」
「あっ、星!
お前はいいぞ、昼まで寝てろ」
「えっ、何故です?」
「明日も投げられますよ・・・・・・
今日はショートリリーフだったし」
「今日のピッチングなら一軍でやれる!
二軍にいる理由がないっ
明日東京へ帰れ!!」
「フォームの矯正も上手く行ってるようだし
俺から長嶋監督に伝えておく」
「い・・・いえ、まだ一軍は早いです」
「フォームの矯正はいいとしても、俺にはもうひとつ
やらなければならない課題があるんです!
このまま二軍に帯同させてください」
「長嶋監督もそれを望んでるはずです」
「・・・・・・・・・・」
「ははっ、一軍行きを断ったやつは初めてだ
課題って何かわからんが
まあいい、気が済むまで好きにやれ!」
「すみません」
エアベースボールをはじめるw
「木戸なんて怖くないぞっ
思いっきり来いっ」
「西田真二っ!
そんなへなちょこストレート、俺には通用しねーんだよ」
ズザザザザーーーーッ
「やったー、PLにサヨナラ勝ちだぁぁぁぁ」
「クッソーーーーッ
野球なんてくだらねーーーーんだよっ」
バシッ
「お前の血と汗が染み込み、一緒に苦難を
ググりぬけて来た相棒に
もう一度歌わせてやれよ」
「う・・・歌わせる?」
「くーっ、良い音だぜ
この音を聞くとなんだかわくわくするぞ」
野球がっ・・・・野球がやりてえよぉぉぉっ」
「俺は辞めたくなかったんだっ!
もっと野球がやりてえんだよぉぉぉぉぉぉっ」
『喜べ丸目
好きなだけ野球がやれるぞい!
天下の讀賣巨人軍でな!!』