新巨人の星Ⅱ第6話 「高校球界の暴れん坊」 Aパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

大洋戦でライバル左門にクセを見抜かれ
滅多打ちを食らった飛雄馬

 

即日長嶋監督から二軍行きを命じられ
そのショックもさることながら、左門が自分のどんなクセを
見抜いたかまるでわからない飛雄馬

 

そんな中、伴がそれの対策に手を貸そうと立ち上がる
そこに王貞治が現れ、なんと左門と同じく
球のリリース前に球種とコースをピッタリ言い当てた

 

愕然とする飛雄馬に、王は事態解決のための
あるヒントを与えるのだった



二軍に落とされた飛雄馬は一軍復活のために
今日も日暮れまでトレーニングランニング

 


しかし昔のような悲壮感はなくなっていた

 


トレーニングの後には、サチコの実家の
巨人寿司に来店寿司

 


「ねえ星君、一軍には戻れそう?」

 


「さあね・・・俺が決める事じゃないから・・・汗
でも一日も早く戻るように頑張るよ」

 


この時夏の高校野球の地区予選がすでに
始まっていた

 


『さて、西東京大会で波乱です
今年の春に甲子園出場の名門西北実業が
伏兵の青雲高校に10-9で敗れました』

 


「えっ・・・・!?」
これに驚く飛雄馬

 


「青雲高校って星さんの母校じゃないんですかい?」

 


「えーっそうなの?
じゃああたし今年は青雲高校応援しちゃう!」

 


「ははは、俺中退なんだけどね・・・・笑い泣き

 


第6話
「高校球界の暴れん坊」

 


その青雲高校に一台のベンツがやってくる

 


野球部後援会会長の伴なのだが
何やら様子がおかしい

 


「校長、大会を辞退するってどういうわけじゃい!?」

 


「ああ・・・その事で今会議をしとったんだ・・・
ちょっと不祥事があってなショック

 


「不祥事って何ですかい?」
「それがね・・・・・・」

 


「監督の私から説明します」

 


「あれは西北実業との試合の事でした」

 


「伴会長の勧めで野球部に入った丸目は
この試合も大活躍」

 


「ドデカイホームランも打って、序盤はうちが
リードしてたんですが・・・・」

 


「終盤に西北実業に激しく追い上げられ
9回には1点差まで迫られたんですよ」

 


「一死ながら満塁、一打出れば
同点・・・ヘタすればサヨナラ負けのピンチでした汗

 


「ここで外野にフライを打たれ、西北実業の
三塁ランナーがタッチアップ」

 


「返球はストライクで、タイミング的には余裕で
アウトだったんですが・・・・」

 


「丸目のやつ、過剰に三塁ランナーを
ブロックしたうえ、タッチで投げ飛ばしたんですアセアセ

 


「三塁ランナーはこれで鎖骨骨折
病院送りになりました、、、、叫び

 


「いや、それ今は別に反則じゃないじゃろ?
コリジョンとかなんとかもないし・・・・」
「問題はその後ですよ」

 


「まさか試合後西北実業と乱闘にでも
なったのか?」

 


「いえ、試合後丸目がひとりになった時です・・・」

 


「それは西北実業の応援団たちでした」

 


「おう丸目ぇ!
てめえまだ2年のクセに随分態度でけえじゃねーか
よくもうちの選手を病院送りにしてくれたなむかっ

 


「それがどうした?
野球で勝てないから力ずくか(笑)」

 


「そういう態度が生意気だってんだよムキー
「ほう・・・じゃあどうするんだ?」

 


ベシッハッ
いきなり殴られる丸目

 


しかしすぐに反撃

 


「へへっ、先に手ぇ出したのお前らだからなニヤリ
「こっ・・・コノヤロームカムカ

 


これで西北実業応援団と大乱闘パンチ!

 


だがレスリングインターハイ優勝した丸目に
とっては西北応援団など相手にならず
全員秒殺してしまう

 


「ははっ、やりますな丸目もニヤニヤ

 


「笑い事じゃないよ・・・野球部員が暴力振るえば
どういう事になるか・・・君も知ってるだろ?」

 


「まあそりゃそうじゃが、相手も大勢で待ち伏せ
しちょったわけだし、丸目の言う通り相手が先に仕掛けて
来たんじゃろ?」
「そういう問題じゃないよぼけー

 


「相手側からは別に何も言ってきてないんだが
こういうのはいずれ噂になって広がる・・・・
高野連の耳に入るのも時間の問題だし、我々が
ここで予選に出続けて後で発覚したら学校の姿勢が
問題視されるんですよ、、、」

 


「そもそも丸目が暴力振るったのは事実ですし」
「そ・・・そりゃそうじゃが大会辞退は厳し過ぎじゃろ・・・タラー

 


「昔と違って今はそういうの大目には見てくれんのだよ」
「・・・・そんなもんなんですかいびっくり

 


そんな事になってるとも知らず
この日も丸目は野球部で練習

 


「おらっ、行くぞっ」
カキーーーーン

 


「ぐへぇ、、、こんなの捕れないよ。。。。あせる

 


「バーローっ、そんなんじゃ甲子園なんて
行けねーぞ!
西北実業にちょっと勝ったからって良い気になるなっ節分

 

「ほほう、なんか名門野球部みたいになってきた
じゃないか・・・・」

 


「おーいみんなっ、集まってくれ」
「ホントにアレ告げるのかよ、、、ガーン

 


「えーっ、今日は残念なお知らせだ・・・・・
実は・・・・・」

 


「ちょっとした問題が発生して、我が校野球部は・・・」

 


「待った監督、その前にこれ渡しとくよ」
「これは何だ丸目?」

 


「俺の退学届けさ!」
驚く青雲ナインガーン

 


「それ出しゃ問題ねーんだろ?
残念なお知らせもなしってわけよ、がはははは」

 


「丸目・・・・わかってたのか?」

 


「さあね、とにかく俺はもう野球部とは関係ねー身さゲラゲラ
「待ていっ!」

 


「まーたおっさんかよ!
学校辞める辞めないは個人の自由のはずだぜ
家庭の事情ってやつさ」

 


「お前まだ2年じゃろうがっ!
今年はダメでもまだ来年があるぞいっ」

 


「うるせーな、俺もそろそろ野球に飽きてきた
ところなんだよっムキーッ
なんかやる気も失せたしな」

 


「貴様っ、ちょっと面貸せっムキー
「なんだよ?」

 


「おい、今更説教なんて聞きたくねーぜ
それとも青雲野球部はヤクザみてえに辞めるのに
ケジメ付けなきゃなんねーのか?」
「・・・・・・・・」


「残念じゃがわしは口下手で説教の仕方なぞ知らん
ただひとつ聞く
野球に飽きたとはどういう意味じゃい?」

 


「へっ、まあ簡単に言やあ高野連とかいうくだらねえ
組織の顔色見て良い子ぶるのに飽きたのさ!
なーにが純粋な高校球児だ
バカじゃねーのか?」

 


「でやぁぁぁぁぁぁっ!」
突然丸目を1本背負いで投げ飛ばす伴

 


ドテッハッ
「いててて・・・何しやがるっむかっ

 


「まあいいぜ、この間からてめえにゃ
頭来てたところだからよおっムキーッ
死ねやぁぁぁぁぁぁっ!!

 


「甘いわっ」
「うおっ、、、、ガーン

 


「どうした?
わしにムカつくなら、かかって来い
学校辞めるならわしに勝ってから辞めろや」

 


「言っとくがな、わしはチンピラ応援団とは違うぞい
こう見えても高校時代は柔道界で無敵の男じゃにやり

 


「上等じゃねーかっ!
異種格闘技戦は俺も望むところよっムカムカ

 


「がははははっ、その心意気はほめちゃるが
まだまだわしもお前のようなガキには負けんわいっ!
「うわっアセアセ

 


丸目、伴に嫌ほど投げ飛ばされる、、、

 


「はあはあ・・・・強ええなおっさん・・・・
弟子入りしたくなってきたぜ」

 


「ふははは・・・お前もなかなかやりおるわい
なあ、どうしても野球続ける気にはならんか?」

 


「だってよお、野球じゃ燃えねーんだよ、、、、
学校辞めてプロレスラーにでもなった方がマシだぜ」
「も・・・燃えないじゃとっびっくりあせる

 


「なんかあんま勝負って気がしねーんだ」

 


「お前はまだわかっちょらんっ
世の中には一生を野球に賭けた男もおるんじゃメラメラ

 


「へっ・・・この間の星ってやつの事か?
でもよ、今二軍なんだろ
二軍でノホホンと高い給料貰ってるやつの事言われても
説得力ねーぜえー

 


「きっ・・・貴様ぁムカムカ
「おっ?殴んのか??
本当の事言ったら殴んのか???」

 


「うむむむむっ、どうやら星っちゅう男の真の姿
見せてやる必要がありそうじゃわい!」
Bパートにつづく