新巨人の星Ⅱ第6話 「高校球界の暴れん坊」 Bパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

大洋戦でライバル左門にクセを見抜かれ
滅多打ちを食らった飛雄馬は二軍に落とされた

 

その頃飛雄馬の母校青雲高校でも事件が起きる
飛雄馬と伴の説得で野球部に鞍替えした丸目が
暴力事件を起こしてしまったのだ

 

しかもこれをきっかけに丸目は野球部も学校も辞めると
言い出した

 

丸目説得に乗り出した伴だったが・・・

 


ブゥーーーーーーン車ダッシュ

 


「今度はどこに連れて行こうってんだ?
そういやおっさんいい会社の重役なんだってな・・・
学校辞めたら雇ってくれよ(笑)」

 


「お前のようなアホは面接で不採用じゃムキー

 


「あ、そう・・・・
ま、社内禁煙のクソ会社なんかこっちからお断り
だけどなw」

 


「車内も禁煙じゃヴォケっムカムカ
バシッパンチ!

 


キキッハッ
「着いたぞ、降りろ!」

 


そこは巨人軍多摩川グラウンドだった

 


「チッ、まーた野球かよ・・・・・汗
こんな事しても無駄なのになニヤリ

 


「うるさいっ!
プロの練習をしっかり見ろっ!!」

 


グラウンドでは高田が猛ノックを受けていた

 


「どーした高田っ!
もし東海大の原が入ったらお前お払い箱だぞっむかっ
カキーーーン

 


「ぐぁぁぁぁぁぁっゲロー

 


「全部捕れるまで終わらないぞっ節分
カキーンドンッカキーンドンッカキーンドンッ
「ぐっ」「はっ」「ぐぇっゲロー

 


「巨人名物の地獄の千本ノックじゃ」

 


「こんなのうちの野球部でもやってるぜ!」
「そうかキョロキョロ

 


「言っちゃ悪いがプロの練習より高校野球の
練習の方がずっとキツいぜ
俺の目から見たらこんなのガキの砂遊びさニヤリ

 


「つまりお前はその厳しさに耐えられず逃げ出す
っちゅうわけじゃな?」

 


「に・・・逃げ出すだとっ!?」
「そうじゃないか」

 


「それよりあそこ見てみろ」

 


「あっ、星飛雄馬!」

 


「なんだよ、球拾いじゃねーか・・・・・
なんか惨めだよなあぼけー
「・・・・・・・」

 


「まあよくある事だけどよ、一発屋っているじゃん
ある時期だけ良くて、すぐに消えちゃうやつ・・・
星も多分それだぜえー

 


「お前は星飛雄馬って男をまるで理解しちょらん
あいつはお前なんか比にならんほど地獄を見て
きちょるんだ!!

 


「しかしそのたびに不死鳥のように立ち上がる・・・メラメラ
そういう男よ」

 


「へえ・・・・・」

 


ここで丸目は、ノッカーの前にきれいに転がってくる
ボールの山に何故か目が行く

 


これは飛雄馬の返球だった

 


全て正確にノッカーの前に返球していく

 


これに妙に感動する丸目(笑)
「す・・・すげー滝汗

 


やがて練習が終わり、一軍メンバーたちは次々と
帰って行く

 


「監督、この後グラウンド使っていいですか?」
「いいよ~、二軍のお前に球拾いさせたからねえ・・・
ふりーに使いなさ~い、ええっにやり

 


ここから日暮れまで飛雄馬はフォーム矯正のため
延々ひとりピッチングを続ける

 


『とにかくひとつでもクセをなくさないと・・・』

 


飛雄馬の投げた球がきれいにバックネット前に
並んでいく

 


すると突然この球を返球する者が・・・・・ハッ

「!?」

 

「あっ、君はっ!?」

 


「丸目っ、勝手にグラウンドに入って何を・・・・タラー
「へへっ、この間のリベンジさニヤリ

 


「星センパイ~、俺ともう一回勝負しよーぜ
今度はアンタの球を打ってやるニヤ

 


「なんだこいつ・・・・・・汗

 


「す・・・スマン星っ
あのバカはすぐに摘まみだすから、気にせず
練習続けてくれ!」
「いや、勝負したいというなら受けてやるぜ真顔

 


「だとよ、おっさん!
さあ来やがれ星飛雄馬っ炎

 


「やめとけ丸目、お前の実力じゃあ星の球は
絶対打てんわい・・・・」
「伴、向こうがやる気なんだ
気のすむようにさせてやれよ」

 


こうして飛雄馬と丸目の真剣勝負
第2ラウンドが開始された

 


そこにオジャマ虫登場
「星くーん、何やってんのぉ~?」

 


「あーっずるーい、あたしら何度言ってもコーチしてくれないのに
何よ、このドカベン香川みたいなデブはっムキー

 


「コーチ?
ドカベン香川みたいなデブ??」

 


「サッちゃん、これは真剣勝負なんだ!
遊びじゃないっ、帰れっ!

 


「し・・・・・真剣勝負!?」

 


「何者なんスかね・・・あのデブ」
「知らないわ・・・・・」

 


「さあ星っ、いつでもいいぞいっプンプン

 


『やるからにはこっちも本気で行くぜっ節分

 


バシッドンッ

 


「・・・・・・・・・・・・・滝汗
「どうした丸目、ど真ん中ストレートじゃぞ?」

 


『マジかよ・・・・受けてた時はそうでもなかったが
バッターボックスから見るとこんな速いのか。。。。アセアセ
これがプロの球』

 


そしてこの勝負を偶然ある人物も目撃する
「う~ん星ぃ・・・何やってるんですか?」

 


なんと長嶋監督だった

 


「行くぞ丸目っ節分
「来いっ炎

 


「デャアアアアアアーーーーッムキーッ

 


スカン「あれ、、、、、、?」
「がはははは、ミットに入ってから振っても
当たらんぞいっ笑い泣き

 


『くーっ、高校生の球とは全然違うぜっ、、、、ショック

 


「ツーストライクだぞ丸目!
さっきまでの勢いはどーしたっ」

 


「ガンバレーデブー!
なんなら手加減してくれるよう頼んであげよーかw」

 


『悪いが俺に手抜きの文字はないっっっムキーッ

 


ガツッハッ

 


ギューーーーーン

 


バフッドンッ

 


「バカなっ、完全にとらえたと思ったのに・・・ガーン
俺のスイングが振り負けるだとっっっっガーン

 


「丸目っ、よう当てたな!
いやぁ、星の球を高校生がバットに当てるだけでも
たいしたもんじゃいウインク
「・・・・・・・・・タラー

 


「チクショーーーーーーーーッえーんムカムカ

 


「伴・・・あいつなんかスゲーと思うぞ・・・・・
スイング見てたら怖かったぜ」
「えっ、そうかぁ?
まあ確かに勿体ないよなぁ・・・野球辞めるなんて」

 


「なんとかあのバカに野球続けさせたいぞい!
将来大物になれる予感がするし・・・・」

 


『うーん、ワイルドな粗削りですがあのスイングは
たいしたものですよ・・・ええ
誰なんですかねえ?』

 


『ぜひともうちに欲しいですよ、ハイ照れ

 


そんな思わぬ高評価されてるとは知らない丸目
『くそぉ、なんかムカつくぜ・・・・ムキーッ

 


「覚えてろー星飛雄馬ぁぁぁぁぁっムカムカムカムカ

 


ボチャンアセアセ
つづく

 


次回
「丸目野球に賭けろ!!」