新巨人の星Ⅱ第3話 「吼えろ!南米の虎」 Bパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

後楽園で行われたダントツ最下位の後藤阪神
との3連戦

 

初戦の先発は飛雄馬で、9回ツーアウトまで
完封ベースで飛ばしていた

 

しかし味方の連続エラーでランナーを出すとここで
ロメオ南条に打席が回る

 

打席内で妙な動きをするロメオに不審は感じながらも
投じた飛雄馬の初球を、ロメオは見事打ち返し
なんと逆転スリーランを浴びてしまう

 

投げた球は完璧な豪速球だったのに・・・・
頭を抱える飛雄馬だった

 


「チエッ、昨日は散々だったぜ。。。。ショボーン

 


そこに飛雄馬が現れる
「あれっ、星さん・・・今日試合は?」
「今日はベンチ外なんです笑い泣き

 


「おーいサチコっ、おめえのでーすきな
星さんがご来店だぞーーーーっにやり

 


「えーっ、星君が・・・・あたたたた」
サチコがパンツ丸出しで階段から転げ落ちて来た

 


「ありゃとても看板娘は無理だな・・・・タラー
星さんの嫁になんか10億年経っても無理だ。。。ショック

 


「どうしたの星君・・・
ははあ、昨日打たれたからベンチから外されたんでしょむかつき
「おいサチコっ、失礼だぞ滝汗

 


「いえ・・・その通りですから、、、笑い泣き

 


「だいたいね、あんなチンカスのロメオなんかに
なんで打たれるのさむかっ
向こうダントツビリなんだよムキー

 


「サチコっ、そんなに口悪りぃと看板娘クビだぞあせる
「べつに構わないわよ
父ちゃんはロメオみたいなクソに打たれて平気なの」

 


「そうだ星さん、実は知り合いからバレーボールの
チケット貰ったんだ
休みならこいつと一緒に見に行くといいやニヤニヤ汗
「ワーッ、星君とデートだぁぁぁぁラブ

 


そして無理やり連れて来られた
バレーボールの試合、日本対ブラジル

 


「うふふふっ、星君と初デートだね飛び出すハート
『デートなんて美奈さんとして以来だ。。。。ぼけー

 


「ほらほら、あれが相手のブラジルチームの練習だよ」
「ゴメン、バレーの事よく知らないんだ・・・
ブラジルって強いのかい?」

 


「まああんなゴリラみたいなのばっかりだからね・・・無気力
「・・・そういや女子なのに2mくらいのやつ
ばっかりだなアセアセ

 


このブラジルの選手たち
なんだか変なリズムを取って練習していた

 


♪ポンポンポコポコボンポンポコポコ

 


当時は練習中にBGM流すのも珍しかったが
流れてくる音楽は、南米系の音楽だ音譜

 


「あれサンバだよ」

 


「サ・・・産婆って、赤ちゃん取り出す・・・・
あの選手たち全員そんな仕事してるのか?」
「それは産婆さんっ、音楽のサンバよっむかつき

 


「あ・・・・はははは、そうだよね
俺野球以外の事何にも知らないんだよ・・・・笑い泣き
ボケではなく天然の飛雄馬であったw

 


♪ポンポンポコポコボンポンポコポコ

 


『ん?
あの変な動き・・・どこかで・・・・』

 


試合がはじまり、日本のエース
横山樹里(誰も知らんやろなw)の強烈
スパイクドンッ

 


しかしブラジルの選手、これをリズミカルに受け

 


速攻で日本チームを圧倒する

 


次々と決まるブラジルのスパイク

 


『上手い・・・というか凄くスムーズな攻撃だ
テンポが恐ろしく良い・・・』

 


前半からブラジルペース

 


開始数分でいきなり連続で6点も取られる

 


「あーーーんもうっ牛
しっかりしろーーーーっ日本っっっっっムカムカ

 


だが日本も反撃開始
ここから時間差攻撃を連発する

 


これでブラジルのリズムが崩れ
今度は日本のスパイクが面白いように決まる

 


「見た?見た?
日本の秘密兵器、トリプル時間差攻撃だよ!

 


「ト・・・トリプル時間差・・・何だいそれ?」

 


「星君・・・本当に何にも知らないんだ・・・・キョロキョロ汗
「ゴメン、、、、ショック

 


「時間差攻撃って言うのはね、アタッカーが
タイミングずらしてスパイクする戦法の事よ」

 


「タ・・・タイミングをずらす!?」

 


この時間差攻撃戦法で、流れは完全に日本に来た
逆にブラジルはリズムを崩されて自滅していく

 


「キャハハハハ、日本が勝ったーーーーっ爆笑気づき
『待てよ・・・そういえばロメオもブラジル出身だったな・・・』

 


『そうかっ、あのロメオの妙な動きはサンバのリズムだったんだ
それが俺の豪速球とたまたま同じタイミングだった・・・
そうに違いないっ!』

 


翌日の3戦目
この2戦は1勝1敗だ

 


試合前、偶然ロメオと出くわす飛雄馬
「ようヒューマ・ホシ、昨日はいなかったな・・・
まあ俺から逃げたくなる気持ちもわかるけどなニヤリ

 


「もうお前は俺には通用しねーんだよっ!!
出てきたら負ける負け犬確定だからな
はっはっはっはゲラゲラ

 


「お前ごときにそんな事言われる筋合いはないっムキー
たまたまホームラン1回打ったくらいでいい気になるなっムカムカ

 


「なんだとっムカムカムキーッ
「次に対決したら、負け犬はお前の方だって事だ!

 


この試合の先発は堀内

 


「このホリウチっておじさん、出るたびに打たれてる
気がする・・・新浦や小林出せばいいのに・・・むかつき
「ははっ、昔はスゲー投手だったんだぞ笑い泣き

 


『2回表、ツーアウトから一昨日の殊勲者ロメオが
打席に入ります』

 


カキーーーーーンドンッ

 


『打ったーーーーーっ!!
これも文句なしの見事な一発っ花火

 


『マウンド上の堀内愕然』

 


『ふふっ、ホリウチ程度ならいつでも打てるぜニヤリ

 


しかし阪神の投手陣もピリッとせず
この試合は乱打戦になった

 


『さあ試合は7-7っ
試合は7回表、この回から巨人はピッチャーを
代えますっ』

 


『一昨日ロメオに痛い一発を浴びた星ですっえー

 


「よーし、真打登場だぜ!
「頑張れー星君ーーーーっ音譜
ロメオなんか三振に打ち取れーーーーっニコニコ

 


「うーんここで星ですか・・・・
ロメオは星を楽勝で打つと豪語してましたからねえ・・・
またロメオワールドに引きずり込まれますねニヒヒ
「まあ・・・不安は残りますが他にロメオに
対抗できそうな投手いませんからね汗

 


「うるせーよ、アンチのクソアナにクソ解説者っ
お前らエビ原の先祖かバカヤローーーッムキーッムカムカ

 


「そうよそうよ、とっととサンテレビ
転職しなさいよーーーーーっムキーむかっむかっ

 


この登板は飛雄馬の志願だった
「監督っ、ロメオが出てきたら俺を出してくださいっ」
「ん?
何だ星、勝算はあるのか??」

 


「ありますっメラメラ
「そーか・・・なら行きなさい
いわゆるひとつのリベンジです、ええっ真顔メラメラメラメラ

 


『ロメオーーーーっ、貴様だけには
今後絶対打たせねーーーーーっムカムカ

 


『ふふん、鷹ノ羽圭子と結局破局したそうじゃねーかニヤ
ま、俺もフラれたがお前はもっと惨めだぜ
ヒューマ・ホシっ!!

 


ロメオ、また例のリズムを取り始める音譜

 


これを妨害しないためか、阪神ファンも
この打席は静かにロメオを静観する

 


『ロメオ・・・鷹ノ羽圭子さんは俺に惚れてたんだ
貴様なんか見向きもされてなかったんだよムキー
このクズがっむかっ

 


『そのリズム打法もここで終わりにしてやるぜっ
もうその正体はわかってるんだよっ!

 


『お前だけには・・・絶対打たせんっっっっっっムカムカムカムカ
ボウッメラメラ

 


飛雄馬の初球

 


飛雄馬、モーションに入って一旦止める
二段モーション

 


これに戸惑うロメオ
「なっ・・・・何ぃぃぃぃぃぃぃっガーン

 


ビシュッドンッ

 


ロメオ、サンバのリズムで振りかけたバットが
止まらず、完全にタイミングを崩され
打ち損ねてしまう

 


打球は力ない内野フライに

 


「ガッディーーーームえーんむかっむかっ
バットを叩きつけるロメオ

 


「やられたっ、、、、、まさかこうも早く
俺のリズム打法が見破られるとはっっっっアセアセ

 


ロメオピッチャーフライ

 


「やったーーーーーっ、星君が勝ったーーーーーっ合格
ザマーミロロメオっっっっっオエー

 

 


つづく

 


次回
第4話「左門の握った秘密」