開幕から先発とリリーフで連勝をつづける飛雄馬
ここまでカープ、中日とチームも連勝
次は宿敵花形のいるヤクルト戦
花形は打倒飛雄馬のためにプールで秘密特訓を開始
しかし初戦の先発は新浦
飛雄馬はここまで出番がなかったが
長嶋監督は急遽ブルペンに行かせる
そして7回表、二死からランナー2人を出したところで
花形に打席が回って来た
それに刺激された巨人ファンからも星コール
しかしこれに花形は不敵な笑みを浮かべる
「ピッチャー星っ」
長嶋監督ついに1点ビハインドで
飛雄馬をマウンドへ
「ヤッター星君の登場だーーーーっ」
「いけー、花形なんかやっつけろーーー」
前年の花形との対決で、今の花形の
スイングでは飛雄馬の豪速球に対応できて
いない事を知ってか余裕の表情
『・・・・・・!
は・・・速いっ、、、、去年より更に速くなってる
これは手強いぞ。。。。』
「おい君たち、ちょっとチケット見せて」
「ウゲッ、、、ヤバっ。。。。」
「ふふん、ボクたち星君の身内だよ!
チケットなんか必要な・い・のっ!!」
「サ・・サッちゃん・・・」
「ちょっと一緒に来てくれるかな?
お父さんやお母さんはどこにいる」
「ヒッ、に・・・逃げるよっ」
「は・・・ハイドロンジョ様っ」
巨人の守りは極端な右寄りのシフトに
なお本編ではこれを「星シフト」と呼んでいたが
投げてる飛雄馬にシフト敷くのも変なので
「花形シフト」とします
「ぐふふふっ、花形のスイングでは引っ張る事ができず
流し打ちを見越してのシフト・・・
もはや花形も星の敵ではないっちゅう事じゃいっ」
「どうだ飛雄馬君っ
これはこけおどしじゃないぞっ!
花形シフトなど、僕には関係ないのだっ」
『やつめ・・・おそらくかなり前から左打の特訓
していたに違いない・・・・天才のやつなら
左でも右と同じかそれ以上のはず・・・・』
「やーい花形ぁーーーーーっ
ボールとバットが1メートルくらい離れてんぞーっ」
「カッコつけるなバーカ」
『僕はあの強い流れにも打ち勝つ
スイングを手に入れたはずだっ』
『うむ・・・シュートとはいえ当たればあそこまで・・・・
しかし引っ張れるんなら右で打っても良かったんじゃ
ないか、、、』
『左投手から右投手に代わった俺に対抗してる
つもりなんだ・・・・・』
『そっちがその気なら遊びはなしだ
次は俺のフルパワーで投げてやるぜっ』
ボウッ
「行くぞっ花形っ」
「こいっ飛雄馬君っ」
ピシャーーーーーーッ
「おおっ、柴田超ファインプレーですっ
花形のホームランをもぎ取りましたっっっっ」
「うむ、何故か花形の打球が途中から
失速したわい・・・まあ星の球威がわずかに
勝ったっちゅう事かの?」
「負けたよ飛雄馬君」
「やめてください・・あれは柴田さんのおかげです
俺は完璧に打たれた。。。。」
「僕の考えが甘かった・・・・まさか球威で
バットがへし折られるとは予想外さ・・・・・
今日は僕の負けだよ」
「い・・・いえ・・そんな」
と言いつつ、ニヤケがつい表に出てしまう飛雄馬