第19話「さらば・函館の町よ」Aパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

九州の南半分が水没した直後、再び日本各地で
異常が起こり始めていた

 

奥多摩の小河内ダムでは、長雨で満水となった状態で
マントル対流の影響と地震により、決壊の危機を迎えていた

 

もし小河内ダムが決壊したら、下流の東京都は
壊滅すると予測する田所博士

 

ダムの決壊を阻止するべく、水抜き作戦を開始
なんとか水抜きには成功し、危機は免れたが

 

それは一時の気休めにしか過ぎなかった

 


第19話 さらば・函館の町よ

 


前回のあわや東京壊滅という小河内ダムの一件は
九州の半分が水没した事件がデカすぎ
新聞報道もされなかったらしい

 


ここは北海道函館の北側にある牧場

 


この牧場はおそらく玲子の母方の実家で、玲子は
ここに身を寄せていた

 


右側の婆さんは玲子の祖母で北條はな
左側はその孫で竹井みどり演じる北條百合だ

 


この牧場で騒いでるやつらは、東京から来た高校生で
冬休みの間、ここでバイトしてるらしい

 


こいつらが取り合いしてるのは
ブロマイドみたいな百合の写真だった

 


福崎和宏さん演じるこいつはカズオ

 


鍋谷孝喜さん演じるこいつはシゲル

 


穂積ペペさん演じるこいつは元太

 


そして小原秀明さん演じるアフロっぽい髪型のやつは
五郎、百合の写真の持ち主らしい

 


こいつらどう見ても高校生には見えないが
なんと当時本当に17~18歳だったw

 


穂積ペペさんに至っては、この時16歳だったという滝汗

 


この4人はどうやら百合に気があるらしい
もっとも元太だけは「俺は玲子さんの方が良い」
言うが・・・・

 


玲子には彼氏がいると言われても
「それなら奪い取るまでよ」と粋がる
しかし、その彼氏というのは飛び出せ青春で担任教師
だった村野武範さんだ(爆)

 


実はこの4人、みんな当時の青春ドラマのレギュラー
しかも元太と五郎はかつて村野さんと共演あり

 


その時元太が何かを発見する

 


それは海に浮かぶ多量の氷山だった

 


「おいおい、いくら北海道だからって
函館に氷山なんてあんのか?
北極じゃああるまいし・・・・汗

 


急いで牧場主のはなに知らせるが
全く相手にされない、、、、

 


「お前らここに来てサボってばかりいやがってむかっ
氷山なんてバカな事言ってないで、さっさと働け!」

 


その様子を見つめる百合
「あの人たち新学期になったらみんな帰っちゃうのね、、、ショボーン

 


百合は実は病気(何の病気かは不明)で、この牧場で
ずっと療養しているらしい

 


唯一の話し相手は、たまたま保護したチッチという
種類不明の渡り鳥だけだった

 


「この子を自然に返してあげる頃には、百合ちゃんも
きっと良くなるわよニコニコ

 


この時函館を地震が襲う

 


「ぬおおおっ、地震だぁぁぁ滝汗
「結構デカイぞ、、、、アセアセ

 


その時、海の中から氷山が次々と浮かび上がってきた

 


「お・・・おい、あの氷山
流れてきたんじゃなく海の底から沸いてきてるぞ!」

 


「まーたバカな事言って!
あんな氷の塊が恐ろしくてオンザロックが飲めるか
働け働けっ!!」

なんだこのババア・・・・

 


一方東京のD計画本部では、ちょっとした問題が起きていた
「なんだと?また3人辞めただとっ」

 


「はい・・・・九州の沈没を見て怖くなったようです
どこに逃げるのかわかりませんけど、今日
辞表を出してきました」

 


「日本沈没の事は決して外部に漏らさないと
一応念書は欠かせました」
「・・・・・・・」

 


「田所博士っ、調査部も5人が出勤していませんっ驚き
家に連絡してもつながりませんし・・・・
おそらく脱落したと思われますガーン

 


「そんな報告は中田君にしろっ!
いちいちわしに報告せんでもよいむかっ

 


「くそ・・・・どいつもこいつも・・・・ムキーピリピリ

 


そこに小野寺がまた九州へ行くと言ってきた

 


「九州では避難民があふれてるんです
本格的な日本沈没が始まってます
暖房の効いたこんなとこでじっとしてるなんて
俺は我慢できません!」

 


「本格的に日本沈没が始まったぁ?
誰がそんな結論出した、お前いつから地震学者に
なったんだえー

 


「最近ちょっと増長しておらんかねぼけー
君が昨日提出した天草の報告書だが、誤字脱字
ラクガキ、数字も全てデタラメだぞっムカムカ

 


「こんないい加減な仕事しておって、もしこんなデーターを
コンピューターに入れたら大変な事になるぞ!
避難民を助ける前に、自分の仕事くらいちゃんとやれよムキーッ

 


「は・・・はぁ、すんません、、、あせる
資料作るのとか苦手なんですよ・・・・だから
俺は現場に出て・・・・」

 


「もういいよ、君はクビだ真顔
D計画本部にもう君の出来る仕事はない
必要なのは学者だけだ!

 


「田所博士、それマジで言ってるんですか?」
「わしは嘘は言わん」

 


「待ってくださいよ、俺だって必死にやってるんですむかっ
小河内ダムの時だって、言われた任務は果たしたじゃ
ないですか!

 


「そりゃご苦労さん
しかしそんなのは救援隊の仕事じゃないか」
「田所さん・・・・・・滝汗

 


「クソッ、なんなんだあの親父っえームカムカ

 


しかし小野寺が出て行ったあと、野末技官を呼び出し
小野寺に玲子の居所を伝えてやれと命令する

 


「それを教えたのはわしだという事は言わなくていいからな」
「わかりました」

 


「先生、小野寺君を解雇したらしいですね
良いご決断です、彼は民間人ですからね・・・・
民間人は早く解放した方がいいですから」

 


「・・・・・・・」

 


牧場では、カズオやシゲルや五郎が
元太が玲子に気があるとバラしていた
「まぁ、ホントに?」

 


「ええ、愛してますよ~玲子さーんラブ
河野先生の恋人寝取りたー---いニヒヒ

 


「ねえ、ところで氷山はどうなったの?」

 


「ああ、なんかまた増えててね
上にペンギンもいて、尾が白くておもしろいってねw」

「・・・・・何それキョロキョロ

 


一方D計画本部でも函館の氷山の情報は入っていた
「これらの氷山は、海底に冷水域がありそのために
凍って浮き上がってきたものと思われます」

 


「今まで地震で海水温が上がる事はあっても
下がるという事例はありません」
「・・・・・」

 


「したがって我々の見解では、あの氷山は地震とは
無関係という結論に達しました」

 


「うむ・・・果たしてそうなのだろうか・・・・汗

 


田所が北海道の異変に神経質になるのは、玲子からの
手紙だった
玲子は田所には北海道の祖母の家にいる事を伝えてきていた

 


玲子が姿くらました理由は、小野寺の足手まといに
なりたくないという事らしい

 


『もし小野寺さんのお仕事が終わった時、小野寺さんに
私の居場所を教えてあげてください
私それまで待ってます照れ

 


「仕事が終わった時・・・・・だって?」

 


「その時にはもう日本はないんだぞ、、、、タラー

 


野末技官から玲子の居場所を聞いた小野寺は
翌日函館に着いた

 


そこで3つに輝く異様な太陽を目撃晴れ晴れ晴れ

 


これが北海道大異変の前兆とはまだ誰も知らなかった

 


牧場でもこの異常な太陽は目撃された

 


「昔なぜなに学習図鑑で読んだことがあるわ
一種の蜃気楼みたいなものなんですって・・・・」

 


その時、何かの異変を察知したのか
チッチが突然騒ぎ始めた
「どうしたのかしら・・・何か悪い事が
起きなければいいけど・・・・汗うさぎ

 


「中田君っ、北海道が危ないぞ!
計算の結果、3日以内に異変が起こるっ」
「ついこの間九州が沈んだばかりでも次は北海道か、、、アセアセガーン

 


「見たまえ、赤い所は確実に沈む箇所
黄色い所はプラスマイナスの誤差の範囲だ」

 


「早速避難命令を出してくれ
避難民の数はどれくらいになる?」

 


「約50万から60万ですね・・・今からじゃあいくら
船や飛行機をかき集めても、せいぜい10万人乗せられれば
良い方ですよ、、、、」
「全然足らんじゃないか。。。。。汗
沈没が予想をはるかに上回って早すぎるんだ・・・」

 


「こうなれば船や飛行機に乗れなかった人々は
足で逃げてもらうしかないな・・・・」
「3日じゃ厳しいですけどね、、、、」

 


その頃小野寺は玲子のいる大沼の牧場に向かっていた
ケンメリのスカイラインじゃん音譜

 


しかし雪のため途中でエンコ、、、、

 


「何ッ、船が氷山に邪魔されて立往生だとっ」
「ええ、函館に近づく事もままなりません、、、滝汗

 


「見てください、津軽海峡付近は氷山で航行不能です」

 


津軽海峡から函館にかけて大量の流氷で覆われ
救助船団は氷に取り囲まれてしまった

 


これらの船は勿論砕氷能力はなく、結局全て立往生

 


これにより、函館の多くの人々は歩きで避難
せざるを得なくなった

 


玲子のいる牧場でも徒歩で避難する準備

 


その時百合が牧場に向かってくる人影を見つけた

 


根性で山越えをしてきた小野寺だったメラメラ

 


「と・・・・俊夫さんっっっっお願い

 


「俊夫さー-------んラブ

 


「玲子ぉぉぉぉぉー-----っ飛び出すハート

 


しかしその時、突然巨大な雹(ひょう)が降りはじめた
Bパートにつづく