第18話「危機迫る小河内ダム」Bパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

九州の半分が沈没した後、東京に戻った小野寺

 

そこで天草で知り合った有吉摩耶と再会する

 

その頃奥多摩の小河内ダムで異変が発生
田所の予想では、満水状態の小河内ダムはこのままで
いけば決壊、東京都に甚大な被害をもたらすという

 

田所は、ひとつだけこれを回避できる方法が
あると言うが・・・・

 


「博士っ、その方法とは?」
「奥多摩湖の湖底を爆破するんだ」

 


小野寺が帰宅すると、マンションの前に摩耶が・・・・

 


「ねえ、これから飲みに行かない?」
「き・・・君ねえ・・・タラー

 


「あたしの馴染みのダンスバーがあるのよ
どーせ家には誰もいないんでしょキョロキョロ
「・・・・・・・汗うさぎ

 


この誘いにスコーーーーンと乗ってしまう小野寺www

 


「君を見てるとなんだか俺の悩みなんてバカバカしく
思えてくるよ・・・・・ニヤニヤ
その時が良ければいい君の生き方が羨ましい・・・」

 


「ふふっ、それ誉め言葉なのかしら?」

 


「それは君の判断に任すよ・・・・」

 


「ねえ小野寺さん、あたしあなたが好きラブラブ
これから1週間、あたしと一緒に暮らさない?
あたしあなたの奴隷になってもいいわ・・・・ウインク
刺激的でしょ」

 


「・・・・さすがにそれは遠慮するよ・・・・滝汗
やったら炎上確定だし、、、、汗

 


「あーあ、残念
でもあたし諦めないわよ」
「・・・・勘弁してくれよ。。。。。笑い泣き

 


翌日、小河内ダムの管理事務所に安五郎が呼び出された
「D計画本部の田所って博士が親父さんに会いたいそうだよ」
「田所?
なんか聞いた名前だな・・・・」

 


「あっ、思い出したぜ!
何年か前調査に来て、山案内してやったらそこで大ゲンカに
なってなぁw
なんかおもしれえ爺さんだと思ったよ爆  笑

 


小河内ダムに向かう田所小野寺中田
そこにまた小さな地震が起きた
「また地震だ・・・まあ震度3程度ですね」
「今の小河内ダムは震度5程度でもヤバいぞ・・・」

 


途中で小河内ダムの付近から避難する住民たちの
列とすれ違う

 


同じ頃、そんな事とは知らない直子と三郎は
ついに駆け落ちを決意

 


直子の母親も手助けするようだ
しかしこのタクシー三郎の私物なのか?

 


「三郎さん、直子の事よろしくお願いね!」
「はい、絶対幸せにして見せます」

 


「おかーちゃー---ん、元気でねー---泣き笑いバイバイ

 


しかしその途中、少し大きめの地震が発生

 


三郎のタクシーは、土砂崩れに巻き込まれた

 


なんと土砂に埋まってしまう、、、、ガーン

 


「まずいぞっ、急がないと手遅れになるっ滝汗
長くてあと2時間くらいしか余裕がないっっっタラー

 


ダムの亀裂が激しくなった

 


「また地震だよ・・・・どうなってんだ?」
そこに1本の電話が入る

 


安五郎のかみさんからだった
「なんだ?
何かあったのか」

 


「今、村の人が知らせてくれたんだよ
三郎さんのタクシーが土砂崩れで埋まっちまったらしいよガーン
『そうか、じゃあ弔電送っといてやれ真顔

 


「なにっ、そのタクシーに直子が乗ってたぁ
そりゃどういうわけだっっっっっっガーン

 


直子が三郎と駆け落ちしていたと聞いて
心配と怒りで現場に向かう安五郎

 


その途中で田所たちと出会う
「おおっ安五郎、ちょうどよかった
手を貸してくれ!」

 


「悪いがな、こっちはそれどころじゃねえんだむかっ
娘がクソタクごと生き埋めになっちまったんだあせる

 


「こっちはもっと大変なんだ
お前の力が必要なんだ!
「田所てめぇ、わしの娘は見殺しにしろって言うのかムキーッ

 


「ちょっとこれでダムを見てみろ」
「なっ・・・・なんでぇ」

 


「な・・・・なんだありゃあ!?」

 


「ダムにメチャクチャひびが入ってるぞ、、、、驚き

 


「あのダムが決壊したら、お前の娘も下流の人も
みんな死んでしまうんだ・・・・頼む安五郎」
「し・・・しかしタラー

 


「安五郎さん、娘さんの救助には私が行きます」
中田が申し出た

 


「お前はこのあたりの主だ!
我々を山の中に案内してもらいたい
ダムの決壊を食い止めたいんだ」

 


結局安五郎は田所に協力する事に

 


「じゃあ今から我々の計画を説明する」

 


「奥多摩湖の南の部分の地下には昔地下水の浸食でできた
空洞があるんだ
まず奥多摩湖の湖底部分の地盤を爆破
次に出口となる南側の地盤を破壊して水路を作り
人家のない柊木沢に水を逃がしてやるんだ」

 


「なるほど、それでダムを救おうってわけか
しかしこれは大博打だぞ・・・・」
「そうだ、大博打だ
柊木沢への近道を知ってるのは安五郎、お前だけだ」

 


その時、轟音と共に小河内ダムの副流が決壊した波

 


副流とは、ダムの水位を調節するための堰らしい

 


副流の決壊で、下の発電所が水に呑まれてしまった

 


もしダム本体が決壊してしまったら、この何十倍もの
水が多摩川を下り、たちまち東京は壊滅してしまうのだ

 


『こちら救助班の中田です
ただいま現場に到着、これから救助を開始します
生存者の可能性は大いにあり!』

 


「よし、小野寺君!
我々も作業を急ごう」

 


しかしタクシー救助は事のほか困難だった
土砂崩れの範囲が広く、どこにタクシーが埋まっているのか
それを捜すのにまず苦労していた

 


一方固定にはダイバーの手によって爆薬が仕掛けられた

 


水路の出口に向かう途中の沢からは湯気が
「なんだよこれは・・・まるで温泉だ・・・・
何十年もここに住んでるがこんなの見るの初めてだぞ、、、アセアセ

 


「まずいな・・・・どこに埋まってるか見当もつかん、、、あせる

 


そこに直子の母親も駆け付けた
「直子は・・・・直子は無事ですかっ」
「い・・・いや、それがまだ」

 


しかしようやく埋まっていたタクシー発見

 


「直子ー---っ、あたしだよ、お母ちゃんだよ」

 


タクシー発見の知らせは小野寺にも入った
『ただいまタクシーを発見!
なお、中にいた2人は・・・・ピーー---ガガガギザギザ

 


「ど・・・どーなってんだおいっ、聞こえねえぞ」
「うむ・・・山の中で電波の状態が悪いんだ・・・・」

 


「もしもー---し、おいっ、直子は無事かっ
もしもー-----しアセアセ

 


そこに田所からの無線がつながった
『おいっ、安五郎か?
ふたりは無事だ!すでに救助して病院に運んだそうだ』

 


『安五郎よ、お前二人の結婚に反対してたそうだな
直子さんはケガひとつしてなかった、三郎君が必死で
守ってたそうだよ、これでも三郎君が腰抜けと言うか?』
「バ・・・バカヤローー----っえーん

 


やがて2ヶ所の爆薬はセット完了
「しかし博士、地震の影響で空洞の状態が変わってるかも
しれませんね・・・・」
「まさに大博打だ・・・・」

 


「頼む、作戦は成功してくれっ」

 


「よしっ、点火5秒前、4、3、2、1・・・・」

 


「点火っドンッ

 


ズドドドドーーーーーーーン

 


地上も同時に爆破
地下空洞が顔を出した

 


だが水位は変わらない、、、、

 


「ダメか・・・・・・滝汗
「・・・・・・・・・」

 


だがしばらくすると風呂の栓が抜けたように
ゴボゴボと水が抜けて行った

 


しかし空洞の方は変化なし

 


「なんも変わらねーじゃねーか・・・・
田所のジジイの計画は失敗したんじゃねーか?」

 

「待てっ、何か音が聞こえないか?」

 


すると空洞から大量の水が噴き出したアセアセ

 


「やったー----っ、水が出たぞっっっっゲラゲラ

 


「よかったな、これで東京は救われたぞ」
「田所のジジイやりやがったな」

 


「博士、水位がどんどん下がって行きますね」
「うむ、とりあえず賭けには勝ったらしい・・・」

 


奥多摩湖の水は、水路を通ってどんどん流れて行った

 


ダムで水没した村も顔を出し始めた

 


しかし傷だらけの小河内ダムの姿は
田所には今の日本列島の姿に見えたのだった

 


「これは一時しのぎに過ぎんのかもしれん・・・・ぼけー
つづく