巨人の星(栄光の星編)第172話 「オズマの死」前編 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

大リーグボール3号で5連勝を飾った飛雄馬

 

そんな時、ひょっこりあのオズマが現れた

 

オズマは帰国してメジャーに復帰すると見えないスイングで
大活躍

 

ついに新人で三冠王を獲得したという

 

だがそんな時、オズマにベトナム戦争への兵役カードが
送られて来た

 

戦地で名誉の負傷をしたオズマは、経由地の日本に到着
ここで飛雄馬と再会し、大リーグボール3号に挑戦してきた

 

今回は巨人の星、栄光の星編第172話 「オズマの死」
というエピソードです
前回からのオズマシリーズ、これらは原作にはありません
帰国後のオズマがどうなったのかは、完全放置新聞(オヤヂギャグw)
したがってアニメ版はやりたい放題となっておりました

 


早朝の多摩川グラウンド
飛雄馬とオズマの対決が始まった

 


勝負は3球
仮にオズマが2球しくじって凡打に倒れても
あと1球のチャンスがあるという親切設定w

 


『大リーグボール3号・・・・聞クトコロニヨルト
単ニさぶまりん投法カラノすろーぼーるラシイ・・・・』

 


『めじゃーデ三冠王ノみーニソンナモノハ
通用シマセンヨ・・・・ヒューマ・ホシメラメラ

 


ピシャァァァァァァァーーーーーーッキラキラ

 


ヒュルルルルルルル~~~くるくるりんご

 


オズマ、見えないスイングで対抗するが・・・・

 


かすりもせず空振り

 


『打ツ寸前ニほっぷシタ・・・・・?』

 


『ナルボト・・・・ソウイウ仕掛ケデスカ・・・汗

 


『普通ナラすろーぼーるガほっぷスル事ナドアリ得ナイ
シカシソノ盲点ヲ突イタノガ大リーグボール3号トイウ
ワケダナ・・・・フフッ、デモソンナモノモウ通用シナイネ!』

 


『今度ハほっぷスル位置ヲ読ンデ叩クッッッ!

 


ヒュルルルルルルル~~~くるくるりんご

 


しかし今度もかすりもせず空振り

 


ボールは虚しくバックネットに転がる

 


『ほわぁー-----い?
ナゼ当タラナイノデーーーーーーーース、、、、アセアセ

 


『ソ・・・ソウカ、ワカッタゾ!
コレハ大リーグボール1号ノ逆デスネ
ばっとノ軌道ヲ読ンデほっぷサセテイルノデース』

 


『ソレナラ軌道ヲ読マセナケレバイイノダ節分

 


『来イッ、ヒュウマ・ホシッッッッッッ炎

 


ピシャァァァァァァァーーーーーーッキラキラ

 


オズマ、大リーグボール1号攻略で見せた
ダミースイング打法
これでボールを誘ってフェイントをかけ
そのバットの位置にボールが来たところを打つという
戦法だ

 


ヒュルルルルルルル~~~くるくるりんご

 


『今ダ!
見エナイすいんぐっっっっっっっっっっっっニヤリ
カァーーーーーーーーッキラキラキラキラ

 


だがその時、オズマの背中に激痛が走った

 


ひるんで止めたバットにボールが当たる

 


「あっ、当てやがったびっくりあせる

 


しかしオズマ、そのまま崩れ落ちる

 


「オ・・・・オズマ、大丈夫か!?」
「のーふろぶれむ・・・・戦場ノ古傷ガ
少シ傷ンダダケダ・・・・・」

 


「ソレヨリコノ勝負・・・みーノ負ケダナ、、、」

 


「いや、初見で大リーグボール3号をバットに
当てたのはたいしたもんだ」

 


「のー---っ、アンナノハ偶然ばっとニ当タッタニスギナイ
ヒューマ・ホシ、ゆーハべろびーちノきゃんぷニ来ルハズダ
ソノ時モウ一度勝負シテクレ!」

 


「わかった、約束しよう」

 


ガシッハッ

 


こうしてオズマは横田基地から本国へ帰還した
『ヒューマ・ホシ、短い時間だったが楽しかったぜニヤリ

 


『ミーは、これからは野球だけに集中してまた
トリプルクラウンを獲るっ!!
ユーも真の巨人の星になってるはずだ
その時まで・・・グッドラックグッド!

 


『オズマ・・・お前が戦争で貰った勲章など
いくら見せてもらっても全然うれしくないぜ』

 


『俺にとってうれしいのは、お前がメジャーで
スーパースターにのし上がり、タイトルを独り占め
する事だ』

 


『そのお前と、また真剣勝負しよう』
しかしこの約束が果たされる事は永遠になかった、、、ぐすん

 


アメリカに帰国したオズマは盛大なパレードで
アメリカ国民に応える

 


「ご覧ください、我らが英雄
アームストロング。オズマの雄姿ですっ合格
彼こそはアメリカの誇り、アメリカの魂ですっ!!
褒めちぎるアナウンサー

 


『俺はアメリカの英雄だ!
もうスラム街で貧困に苦しむ黒人じゃないんだっ爆  笑

 


その様子を自宅で見るオズマの母と、幼馴染のジェニー

 


画面にはドヤ顔のオズマwww

 


「ジェニー、不愉快ならテレビ切っていいわよ、、、、」
「で・・・でもせっかくのオズマのパレードなのに・・・」

 


「あたしゃオズマが無事帰ってきただけで満足だよ・・・・
名声とか名誉なんていらないわ」

 


「・・・・・・・・・・・・」

 


プチッドンッ

 


気まずい空気が流れるオズマママとジェニー

 


実はこの日、ジェニーの兄がベトナムで戦死したという
通知が届いていたのだ

 


「でも・・・オズマだけでも無事帰ってきたことを
神様に感謝しないと・・・」

 


「ああ・・・・・ジェニー・・・・悲しい

 


オズマママ、ジェニーを抱きしめようとするが・・・

 


手を振り払って泣き崩れるジェニー

 


オズマママはオロオロするしかなかった

 


やがてオズマが帰宅
「ただいま、ママっゲラゲラ

 


「オズマっ、よく無事で帰ってきたよお願い
「ママっ笑い泣き

 


「ママの息子はアメリカの英雄なんだよ!
俺のあのパレード、見ててくれただろ」

 


「オズマ・・・・・・」
「ん?どうしたんだママ」

 


「そこに誰がいるか・・・わかるかい?」
「えっ!?」

 


「ジェ・・・・ジェニーっガーン

 


「オズマぁぁぁぁぁっ泣くうさぎ
「ジェニー、逢いたかった逢いたかったよ!!

 


「あなたのパレード、ここであなたのお母さんと一緒に
テレビで見てたわ」
「そ・・・そうか、見てくれたか」

 


「俺はアメリカの英雄なんだ!
野球でも戦争でも俺はヒーローなんだぜ
俺の兵役に文句言ってきたやつら息してるかなニヤリ

 


「俺はもう白人にデカイ顔されてる黒人とは違う
白人たちと同等、いやそれを見下ろす一流国民なんだ
まあちょっとケガを負ったが安いもんだぜ」

 


「また勲章がひとつ増えた
もう勲章でオセロができそうだ」

 


「あたしの兄にももうすぐ勲章が贈られてくるわ・・・」
「えっ、ジェニーの兄さんにも!?」

 


「それを胸に飾る人は帰って来ないけどね、、、」

 


「帰って来ない?
まだベトナムで祝勝会でもしてるのか・・・・」

 


「俺たちも、今夜一緒に帰還のパーティーを・・・・・・
おいジェニー」

 


その後オズマはすぐに大歓声に迎えられて
カージナルスに復帰

 


だが日に日に背中の痛みが酷くなっていった

 


それでもパワーは衰えず

 


復帰戦で大ホームランを放つ

 


「ヘイオズマ!
ナイスバッティング(クチャクチャクチャ)」
「サンキューボス滝汗

 


「ユーはアメリカンヒーローだグラサン
いや、野球と戦場合わせるとダブルヒーローだな
ガハハハハハハ(クチャクチャクチャ)」

 


「ダブルヒーローか・・・・悪くない照れ

 


こうしてオズマは復帰後も猛打炸裂
次々と活躍していくが・・・・・

 


死の影が徐々に迫っている事には
まだ気付いていなかった
後編につづく