巨人の星(栄光の星編)第146話 「O・N魔球への挑戦」2-② | 野球侍SAKIのブログ

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大リーグボール2号、消える魔球の秘密が花形や左門に
ほぼ究明され、秘密を知り尽くした伴も中日移籍した今
飛雄馬は打たれる事に怯え始めた

 

そんな中、それを察知した川上監督は飛雄馬に
ONとの勝負を命じた

 

不安の中、この勝負を承諾マウンドに立つ飛雄馬

 

先陣の王さんはなんとか三振に仕留めたが

 

次に控えるのはミスタージャイアンツの長嶋さん

 

飛雄馬は長嶋さんのバント戦法と、瞳を閉じて打法に
動揺し、消える魔球を投げ損ねる

 

これにモーレツに抗議した長嶋さんだったが

 


「うーん、消える魔球以外もアリとは
ミステイクでしたーハイ、、、、、あせる

 


「まあ基本消える魔球との勝負だが、この際実戦方式だ
公式戦でいちいち相手に球種教える事はあるまい?
とにかく両者全力で勝負しろという事だ
わかるな長嶋!

 


「うーん、監督がそう言う以上は仕方ありません・・・・
でもここは消える魔球以外投げたら
鉄拳制裁ですよー、星君」
何気に飛雄馬を脅す長嶋さんw

 


『言われなくてもわかってるぜ長嶋さんっ
俺の決め球は大リーグボール2号しかないんだっっっ
!
ボォォォォメラメラ

 


『さあいらっしゃーーーーい星君ニヤリ
消える魔球以外だったら後でコークスクリューパンチ
ですよぉぉむかっ

 


ボォォォォォォォォォォッメラメラ

 


「あっ、チョウさんが燃えてるっっっっびっくり
これは真剣勝負のホームラン王ですっっっっ!!

 


人体発火現象同士の変態対決が再開された(笑)

 


『この1球で全てが決まる!
俺が勝つか、天下の長嶋さんが勝つか』

 


『うーん星君っ、このナガシマ本気の
花火散る戦いに燃えてきましたよ~ハイニヤ

 


『長嶋・・・・それを言うなら火花散る戦いだろ汗

 


長嶋さん、心眼打法で再び目を閉じる

 


カァァァァァァーーーーーッキラキラ

 


ビシュッ
ヒュワンヒュワンヒュワンおばけ

 


「ウガガガガガガーーーーーッ炎炎炎

 


バキッドンッ

 


折れたバットが飛雄馬を襲う
これは甲子園での左門との対決のデシャブーか!?

 


しかもバットと一緒にボールもコロコロと飛雄馬の方に
バットを避けたらセンター前に抜けてしまう

 


飛雄馬、左門との対決で学習したか
まずグラブでバットの方向を変える

 


バットは紙一重で飛雄馬の横をかすり抜ける

 


飛雄馬、素手でボールをキャッチパーハッ

 


ゴロでもわりと強めの当たり
「くっ、手がしびれて一塁に投げられん。。。。あせる

 


飛雄馬そのまま一塁へモーレツダッシュDASH!

 


長嶋さんも一塁へ走る
ちなみに長嶋さん、意外に足も速かったのだ

 


ほんのわずかに飛雄馬が一塁ベースを踏むのが早かった

 


「アウトーーーーーーーッグッ

 


「うーん、リクエストはなしです
いわゆるひとつの私の負けです星君っっっショック
「な・・・・長嶋さん」

 


「俺の勝ちを認めてくれるんですね・・・・・
ありがとうございますっ」
「ハハハハ、こっちこそ久々に花火散る戦いができました」
(だから長嶋、それを言うなら火花散るだby川上)

 


「よくやったな星っ拍手
普段それほど親しくない巨人の選手たちも寄ってきて
飛雄馬を祝福した

 


「俺の死にかけの大リーグボール2号をなんとか
持ち直させてくれて、自信が少し戻りました!」

 


「星、僕も負けを認めるよ
消える魔球はまだ行けるのホームラン王だよ」

 


「お・・・王さん、長嶋さんっ、本当に感謝します!
これで不安も消えました」

 


「星っ、王長嶋に礼を言う必要はないっ!
この二人は同情して凡退したわけではないからな
それぞれが真剣に消える魔球を打とうと全力を
尽くしたのだ!

 


「そうです、僕は最初左門の塵払い打法で魔送球の
球筋を見て、次はストライクが来ると読んで振ったんだけど
結果は三振でした。。。。てへぺろ

 


「私もワンちゃんの打法で魔送球の変化を見極め
バント打法で高さも見極めたうえで、いわゆるひとつの
動物的カンでシャットアイしたんですが、芯では
とらえられませんでしたよ、ハイぼけー

 


「星よ、王長嶋は花形や左門より全然前に
消える魔球の原理は知り尽くし、打倒策も考える時間は
嫌と言うほどあったが打てたかな?」

 


「そうですね!
どんなグレートな打者でも10割バッターはナッシングです
10回打席に立って6回か7回は必ず凡退しますよ・・・ハイ」

 


「た・・・たしかに
ほぼ大リーグボール2号が来るとわかってながら
王さん長嶋さんでもジャストミートはできなかった・・・」

 


「そうです、私も何度注意しても一茂を球場に忘れてきました
パーフェクトなバッターなどいないのとおなじですね、ハイショボーン
消える魔球はまだまだ通用しますっ、いわゆるひとつの・・」

 


「長嶋は単にオッチョコチョイなんでどっちでもよいが
とにかく消える原理や変化の仕方がわかったところで
簡単にポンポン打てるわけではないという事だ、星っ」

 


「そ・・・・そうでしたか・・・やっとわかりましたよ
監督が王さん長嶋さんとの勝負をけしかけた理由が・・・
それを俺に教えるためだったんですね」

 


「うむ、それもあるんだが・・・・・
お前ONとの勝負の時、何を考えて投げてた?
いつもの打たれた時の妄想が現れたかな??」

 


「え・・・・いや・・・・それはなかったですあせる
ただ必死でしたから、ある意味無心・・・・・・!?」

 


それだ星っ!
わしがONとの対決をけしかけたのも、それを知って
欲しかったからなのだ」

 


「でも・・・・何も考えないと逆に打たれるんじゃあ、、、滝汗

 


「いや、待てよ・・・・そういや俺が打たれる時って
必ず父ちゃんや花形の幻が余計な事言ってた気が・・・・」

 


「星、それがお前の一番の欠点なのだ!
妄想を生み出してるのはお前自身、そして打たれるのは
お前自身に負けたからなのだよ」

 


「ああっガーン
ガーーーーーーーーーーーーーン


「星、まだ打たれてもいない大リーグボール2号を
勝手に打たれた気がしてヘコむのは、自分の弱さなのだ!
それを治してもらいたかったから、こんな勝負を
させたのだよ」

 


「そうですか・・・・今まで全然気づかなかった・・・・
ありがとうございます監督」

 


「うむ、星一徹や花形が消える魔球の秘密を知ったからといって
それを上手く打つにはまだ相当時間がかかるはずだ
それを覚えておいてくれ」

 


「はいっ・・・・妄想の中に生きてて、なんだか変な奴と
思われてそうですが、こんな俺でもみなさん
俺と仲良くしてやってください笑い泣き
ここにきてやっとチームに溶け込む気持ちになった飛雄馬だった

 


「ハハハ、やったぜねーちゃん!
俺の大リーグボール2号はまだ死んじゃいなかったんだーゲラゲラ
ヤッホー音譜

 


急にヘコんだり、急に明るくなったり
これ完全に躁鬱病だぞ飛雄馬、、、、、、汗



巨人の星(栄光の星編)第147話 「伴の替りにきた投手」
につづく