大リーグボール2号完成間近の飛雄馬
しかしそれは姉明子と花形の関係を破局に導くのではと
危惧する飛雄馬
悩んだ末出した結論は、大リーグボール2号の完成を
遅らせる事だった
その間に姉明子が花形と結ばれる事を期待した飛雄馬だが
逆にそれが明子を苦しめる結果に
そしてついに明子は飛雄馬の元から姿を消した
慌てて探しに行こうとする飛雄馬を伴が阻止
「お前の勝手な思い込みが、明子さんを家出させたのだ」
この一言で飛雄馬は再び大リーグボール2号の
完成に挑む
そしてついに消える魔球は完成した
というわけで今回は巨人の星第127話
「テストされる川上監督」というエピソードです
ついに川上監督の目の前で、大リーグボール1号が炸裂
同時に明子ねーちゃんが一徹親父にヒントを
与えてしまいます、、、
ここは中日球場
当時の正式名称は中日スタヂアムだった
後に運営会社は倒産し、ナゴヤ球場に名称が変更
この日はアトムズ(後のスワローズ)戦
9回裏中日の攻撃で、得点は3-3の同点
バッターはオズマだが・・・
アトムズの投手(背番号40?)は何故か
無謀にもオズマと勝負
結果は見えないスイングの餌食となり
オズマ第27号のサヨナラホームラン
しかしこの時のアトムズ背番号40って
詫摩(たくま)和文という外野手だぞ・・・・
ピッチャーいないんで野手に投げさすという
増田大のパターンか?
この時点でホームランランキングトップの
王さんは37本打ってるらしい
解説者はニコリともしない一徹は、息子飛雄馬が
二軍に沈没したままなので
「星コーチも素直に喜べんのでしょうな」と
言っているが、この男にそんな甘い考えはないのである
「あいつら何が楽しくて野球やってるんだろう・・・」
「サヨナラホームラン打ってヒロイン拒否とかあり得んだぎゃ」
その時一徹は球場職員に呼び止められる
「星コーチにお客さんですよ」
ぶっちゃけ人付き合いなど知らない一徹親父に
客など思い当らず、怪訝な顔をする
「お父さん、実はこうして名古屋まで来たのは
折り入ってお話したい事があるからなの」
すると一徹
「ふっふっふっふ・・・・どーせそんな事だろうな
わしのいる中日を応援に来るわけがないわい」
「飛雄馬と離れて暮らす?
なんで!?
ケンカでもしたのか」
一応親らしく心配はする一徹
「ケンカくらいで家出なんかしないわ・・・・
細かい事情はここでは横に人がいるから言わないけど」
「ケッ!アホくさいわい
どーせまたあのバカ、まだ大リーグボール1号を失って
グジグジイジけとるんだろ」
「あいつ本当に情けないやつじゃのう、なあオズマ」
「いえす、あいしんくそー」
「飛雄馬を侮らないでっ
もう大リーグボール2号はもうすぐ完成するのよっ」
ちょ・・・・明子ねーちゃん、、、、
「マンションの屋上で毬つきからヒントを得たの」
「・・・・・・・」
「ああっ、どうしよう、、、、、」
これではただの一徹親父のスパイじゃん・・・
「ぼ・・・ぼすっ、ヤハリひゅーまほしハ
おれヘノ復讐ヲ忘レテイナカッタンダナ・・・・
ぼすノイッタトオリダ」
「慌てるなオズマっ
まだ完成したわけではない」
いや、完成してるんですけどね
「のぉぉぉぉーーーっ、ぼすっ
今ノハナシ、聞イタ限リデハ、スデニ完成シタト
考エタ方ガ、ぐっどデース」
「シカシみーハ、大りーぐぼーる2号ノ正体・・・
りとるデスガ、見エテキタ!」
「ほう」
「酷いっ、酷すぎるわぁぁぁぁぁぁ」
ってアンタが余計な事しゃべるから、、、、
「では聞かせてもらおうか
お前がいう大リーグボール2号、消える魔球の
正体とやらを」
巨人の星(不死鳥編)第127話 「テストされる川上監督」①-2
につづく