大リーグボール完成のために、飛雄馬のマンションを
出た姉明子
訪れたのは、中日球場
勿論中日を応援するためではなく、父一徹に会うためだった
しかし会った瞬間一徹は、飛雄馬をディスりはじめる
それを聞いた明子はカッとなり、つい大リーグボール2号の
ヒントを教えてしまった
これにほくそ笑む一徹
そしてオズマは、早くも大リーグボール2号の正体が
わかったと自信満々に断言した
ここは後楽園球場
この日は巨人が2-1で勝利し、試合が終わって
照明の灯りも消された
「独走?
そんなのまだわからんよ・・・だいたい試合内容が
気に入らん」
ちょっとご機嫌の悪い川上監督
「だいたい貴様、わしに造反しての二軍落ちだぞ!
事と次第によってはぶん殴るからな
わし本音はメッチャムカついとるんだよ」
「わかってます・・・・・しかしあの時監督と
お約束した・・・・」
「勿論マジですっ!
だからこの場でテストしてもらいに来ました」
「テストだと?
そんなもん明日多摩川グラウンドでじっくり見て
やる、別に今でなくても・・・・」
「むっ、伴も来てたのか・・・・しかしお前
その目でよく来れたな・・・・」
「その突っ込みは言いっこなしです監督さんっ!
実は星の姉さんが家出しましてな・・・情報によると
名古屋の親父さん、つまり中日の星コーチに
会いにいったらしいんですわい、、、」
「うむ・・・よくはわからんが、とにかく早く
見せたいという事だな・・・で、テストって
何をやるんだ?」
飛雄馬は大リーグボール2号で川上監督との
ガチ勝負を要求してきた
「もし監督が一球でもかする事ができたら、不合格で
結構です、クビでもなんでも好きなようにして
ください!」
そのかわりもし一球もかすらなかったら、その瞬間から
一軍に昇格させろと強気な飛雄馬
「うむ・・・・凄い自信だな」
「お前本気で言ってるのか?」
「大リーグボールか何か知らんが、一球もかすらんって
事はないだろう・・・取り消すなら今だぞ」
「よし、すぐに照明灯をつけさせろ
5分でいいっ!
10分間で電気代8000円だからな」
「ぐへへへへへ、にわかメ〇ラでもキャッチャーが
務まるのがこの魔球の凄いところですわ」
「チョーさん、なんだかボンカレーゴールドみたいな
凄い事になりましたね、僕たちも見にいきましょう」
「ウーン、そうですねワンちゃん
いわゆるひとつの試験のテストですかぁ」
「監督に造反してまで作り上げた
大リーグボール2号
今こそお見せしますよっ」
「わしに逆らってまで作り上げた魔球
今こそ見せてもらおうか」
「ふへへへへ、どんな魔球かわしも見ておらんが
なんかワクワクするのう」
しかしここでフリーズ、、、、、
Aパートが終わるのであった
巨人の星(不死鳥編)第127話 「テストされる川上監督」②-1
につづく