巨人の星(雄飛編)第96話「水原監督と父一徹①-1」 | 野球侍SAKIのブログ

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契約がいまだ未更改のまま年を越え、いよいよ
立場が拙くなってきた飛雄馬だが、ルミとの
デートはだんだんエスカレート

 

その様子に心配する伴は、再三忠告するも飛雄馬は
耳を貸さず、伴が頭を下げて設定した球団との
交渉もすっぽかしてしまう

 

やっと気付いて交渉するも、結局決裂し
その時ルミがインタビューで飛雄馬との交際は
売名行為だったと告白

 

それに驚く飛雄馬だが、それは飛雄馬を想う
ルミの決心からのもので、本心ではなかったが
結局飛雄馬とルミの交際はここで終ってしまった

 


さあ今回は巨人の星雄飛編第96話
「水原監督と父一徹」というエピソードです
ここからいよいよ本格的に飛雄馬と一徹は袂を分かちます

 


寒風吹きすさぶ中の合同自主トレ

 


ようやくこれに参加した飛雄馬だが、なんと
この日が最終日

 


しかもオフの間サボってたツケもあり
中尾二軍監督に怒鳴られまくる

 


「貴様っ、オフの間何をしとったーーーーっムキー
完全に鈍っておるじゃないかっ!
「す・・・すみません、、、えーん

 


取材に来た記者たちからも陰口を叩かれる
「星のやつ完全に出遅れてるな」
「契約更改も保留のままだし、そのうえ橘ルミと
毎日遊びまわってたからな」

 


「今のあいつを例えるなら、あの糸の切れた凧だよ
寮も出て、誰もコントロールするやつがいなくなった」

 


練習が終わると伴が駆け寄ってきた
「星よ、お前宮崎キャンプは参加するのか?」

 


「ああ、そのつもりだが?」

 


「しかしお前、契約更改もしとらんし
そもそも練習に付いて行けとらんじゃないか・・・」

 


「心配いらないよ!
キャンプには自費で参加すると川上監督にも
言ってきたし」

 


「そうは言うがのう・・・星よ・・・・汗

 


「おーい伴っ!
早く乗らんかーっ、お前が来んと発車できんじゃないか」

 


「ま、まあお前の事じゃ・・・大丈夫とは思うが
とにかく契約更改だけはなんとかしろよな」

 


寮を出てしまった飛雄馬はバスにも乗せてもらえず
ひとりグラウンドに置き去りにされるショボーン

 


『伴・・・契約更改の事はお前にも理解できまい、、、汗
実の親の父ちゃんにさえ理解されずケンカ別れ
しちゃったからな。。。』

 


『だがいずれ必ず俺の考えが正しいって事を理解
させてやるぜ!俺のこの腕でメラメラ

 


一方一徹は誰も待っていない長屋に帰る

 


「ちょっと奥さん、星さんよ星さん」
「なんか元気なくなっちゃったわねえ・・・」

 


「そりゃそうさ、飛雄馬ちゃんにもアッコちゃんにも
とうとう見放されちゃったんだもん」
「冬のド〇タ仕事も骨身に染みるだろうさ」

 


『ふん、余計なお世話じゃむかっ

 


『テレビでもつけるか・・・・』テレビ

 


するとテレビから例の歌が・・・・
♪あいらびゅあいらびゅふぉえばもぁ~

 


ギロッ真顔

 


♪愛しすぎたからこわぁい~別れがこわい~

 


『くだらんっムキー
すぐにチャンネルを変える一徹親父
橘ルミもオーロラ三人娘も完全に嫌いになったらしい

 


『えー、明後日から各チーム春季キャンプに入りますが
まずは宮崎でキャンプを行う巨人軍の話題からです』

 


「・・・・・・・・!」

 


『まあなんと言っても契約未更改のまま参加する
大リーグボールの星投手ですよ』

 


ギラーーーンキラキラ

 


『未更改のままという事は、交通費や宿泊費
弁当代も全て自費ですからなあ・・・・』

 


『でも巨人も最近は経営合理化で、そうポンポンと
給料倍額は認めんでしょうな
おそらくどこまで粘っても星投手の要求は
受け入れられんと思いますよ』

 


「あたり前田のクラッカーじゃむかっ

 


ぶちっドンッ

 


『あらゆるデーターを参考にコンピューターが打ち出した
計算にゴネ得などないわムキー

 


『自費参加などしても意味がないとわからんのか
あのバカはっムカムカムカムカ

 


「自費参加ねえ・・・・ショボーン

 


「何も心配する事ないさ!
俺に任せてればいいんだ」

 


「俺には大リーグボールがあるんだ!」

 


「野球に専念さえしてれば球団も文句は言えないだろうし
絶対倍額アップは譲れないねビックリマーク

 


「給料倍にして、俺は人間になるんだ真顔

 


「あんたの気持ちはわかるけど、あんまりやりすぎると
いくらなんでもクビになるんじゃないの?」

 


「クビぃ?
ははは、姉ちゃんは心配性だな
そんな事あり得ないよウインク

 


「ならいいけど、なんだか嫌な予感がするわ」

 


ふんふんふん♪それに俺は別に人間しい良い暮らしが
したいからだけで、給料倍額って言ってるわけじゃないぜニヤリ
「じゃあなんのためなの?」

 


「ふふっ、野球から退いた父ちゃんのためさ!
これからは父ちゃんの分まで俺が頑張らないと
いけないって事」

 


「お父さんのため?」

 


要するに飛雄馬は、明子ねーちゃんも一徹親父も
自分が養ってやると言ってるらしい

 


「・・・・・・・・・・・汗
これにはさすがに言葉を失う明子姉ちゃん

 


『お父さん・・・・本当に野球から退くの・・・?
今頃何をしているの・・・お父さん』

 


チキンラーメンを作っていた(爆)

 


しかもお湯を入れてすぐ食べだす一徹親父

 


「母さん・・・・・」

 


「これとて自分で作ればまた格別の味がするもんだよシラー

 


バリバリバリ・・・
「うむ、なんか固いな・・・」

 


ガラッドンッ
「星さん、おはぎ作ったんだけどどうだい?」

 


「あんっ!?」

 


「力仕事だから甘いものでもと思ってね・・・」

 


「余計なお世話だ!わしは乞食ではないし
これから出かけるっ!!」

 


「いや・・・でもせっかく持ってきたんだから・・・」
「いらんと言っておるっむかっ

 


「こ・・・こんな時間にどこへ?」
「あんたに言う必要もなかろう、とっとと帰れムキー

 


どこかへ行ってしまう一徹親父

 


「な・・・なんだい、この頑固おやじっ
そんなだから飛雄馬ちゃんもアッコちゃんも
出て行っちゃうんだよ」

だが、この時の一徹の行先が今後飛雄馬の運命を
大きく変える事になるのだった

巨人の星(雄飛編)第96話「水原監督と父一徹①-2」
につづく