巨人の星(雄飛編)第53話「花形左門の入団決定②」 | 野球侍SAKIのブログ

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めでたく巨人入りを決めた飛雄馬だったが
そのニュースを知って、かつての青雲の
チームメイトたちは面白くない

 

野球部の解散はいまだ解除されず
飛雄馬と自分たちの差にボヤくのだった

 

そんな時、伴の選抜チーム選出が決まり
同じく選ばれた花形がテレビ出演した事で
流れが変わる

 


「えっ、伴会長が野球部の解散を取り消した!?」

 


「ああ、花形の出てたテレビを親父も見てたらしく
なんか心変わりしたみたいじゃ!
まったく花形さまさまよ(^▽^;)」

 


「よし、早速野球部の連中に知らせなきゃ音譜
天野先生もうれしそうw

 


「伴、ありがとう!」
「いやぁ、元々はうちのバカ親父の気まぐれから
始まった事だし、、、笑い泣き

 


というわけで、野球部復活!

 


雨の中でも来季の甲子園出場に向けて
練習を開始した

 


その様子を見に来た飛雄馬

 


「やあ、星君じゃないか!」
「あ、青木か!久しぶりだな」

 


だが飛雄馬を歓迎してくれたのは青木だけだった

 


「星か・・・何しに来た!
退学した部外者が勝手にグラウンドに入るな!!」

 


「お・・・おい・・・・あせる
戸惑う飛雄馬

 


「星君、気にしないでくれ
野球部復活が決まった日からみんな君を敵・・・
つまりライバルだと思ってるのさ」

 


「青雲は剛速球の星君のイメージ強いだろ?
それを払しょくしょうとみんな必死なんだよ」

 


「そうか・・・なんだか寂しいな」

 


「でもこれでいいんだ!
みんな自分たちの力で甲子園を目指してくれ!!」

 


「俺も必ず一軍にあがって、でっかい明星に
なってやるんだ!!

 


さて、ここは高校選抜チームの合宿所

 


今年のチームは天才バッター花形を中心に
甲子園で青雲に1回戦で敗れたとはいえ
カーブに威力のある三河の太刀川など、優秀な
選手が集まったとホクホク顔の馬場監督

 


だが記者たちの目当ては左門だった
ところが左門は、相変わらず弟妹たちの面倒を
優先して、直接空港に向かうため不在だ

 


そこで代わりに花形にぶら下がりの記者たちw

 


「花形君、左門君の事で何か情報ないかね?」

 


「さあね、僕は今ハワイでの試合の事で頭が
いっぱいなんです!
左門君の話が聞きたければ、熊本に行けばいいでしょ」
とつれない返事

 


その左門のもとへは、一足早く地元の記者が
取材に訪れていた

 


「わしは見てのとおり貧乏で、弟や妹たちの
面倒ば見ないかんとです!
当然進学などはありません」

 


「出来る事ならプロに入って、家族をば
楽にさせたいと思っとります!!」

 


左門のプロ入り表明は、翌日の新聞に載る

 


「ほう、左門君もついにプロ入りを表明したか」

 


「これでみんな巨人で一緒に野球できるのね照れ

 


「ふふっ、そう思うのかね明子・・・」
「あら、違うのお父さん」

 


「明子が思ってるように単純なものではないさ」

 


そして選抜チームがハワイへ飛び立つ日
飛雄馬も伴の見送りにやってきた

 


「なんだか、伴の背広姿って変な感じだな(^▽^;)」
「そういうなよ・・・わしもなんかしっくり
こんのじゃ(笑)」

 


「おっ、花形だ!」

 


「おーい花形ぁ、星が見送りにきちょるぞい!」

 


だが花形はこれを無視

 


「ん?今の花形の目つき・・・
どこかで見たような・・・汗

 


「花形君、どうかね
星君と伴君もいるんで、3人で並んで1枚
撮らせてもらえないかな?」
だが花形、この要望も完全無視

 


「どうしたんじゃ、花形のやつ、、、、」
「いや、今思い出したよ・・・」

 


「あの花形の目・・・あれは新チームになった
青雲の選手の目と同じだ!
俺をライバル視したあの目と・・・」

 


「ところで花形君、この新聞には君は巨人入りが
有力だと書いてあるけど本当の所どうなの?」

 


「僕は高校を卒業したら実業界に入るため留学の
つもりでした
勿論巨人はじめ、どこの球団にも行くつもりは
なかったのです」
意外な事を言いだす花形

 


「星君が巨人に入団するまではね!」
「ほう、するとやはり星君との友情に結ばれて
巨人入りなんだね?」

 


「甘い事を言わんでくださいっ!
僕たちは宿命のライバル、戦う運命なのです
よって巨人のライバルと言えば阪神!!
僕は阪神タイガースを希望しますっ」

 


花形、衝撃の阪神逆指名に記者たちはどよめく

 


「うぬぬぬぬ、花形のやつぅ・・・・汗
「・・・・・・・」

 


その時、左門もようやく空港に到着
早速記者たちが左門を取り囲む

 


「左門君、花形君が今しがた阪神入りを表明
したんだけど、君はどうするの?
君にも川上監督は目を付けて巨人入りを奨めてると
思うんだけど・・・」

 


「たしかに、甲子園で星君に負けたわしを
評価してくれた川上監督には感謝しとるとです!
わしの家は貧乏で、契約金ば高い巨人に入れたら
御の字です・・・・ばってん・・・」

 


「わしにもプライドというものがあります
甲子園でやられた星君ばいる巨人に入ったら
そのお返しばできんばい!
よって、もう1球団わしを高く評価してくれた・・・」

 


大洋ホエールズば希望するとです!!」
なんと左門も巨人入りを蹴って、大洋を
逆指名する

 


「左門のやつも花形と同じ目をしている!」

 


「俺も燃えてきたぜメラメラ

 


「がはっはっは、そういうお前も同じ目を
しちょるわ!」

 


その後、花形と左門の巨人入り拒否について
質問される飛雄馬
「受けて立つ!と言いたいところですが
彼らはドラフト上位のエリート、俺はテスト生で
入った二軍選手です、彼らとは違い過ぎますよ。。。。」

 


『川上監督も俺を巨人に入れるとこうなる事は
予想してたはず・・・』

 


『花形左門は川上監督も絶対欲しかったはず
それを諦めてまでも、俺を獲ってくれたんだ』

 


モーレツに感動する飛雄馬

 


『見ててください、川上監督っ!』

 


「必ず一軍に上がってやる、
俺はあいつらに負けないぜ!!」

巨人の星(雄飛編)第54話「ゆけ、多摩川グラウンド」
につづく

 

花形思いっきり「阪神に入団するっ」なんて言ってますが

さて、ここで巨人の星最大の謎

この時代もドラフト

あったよなぁ・・・( ̄_ ̄ i)

であるw

 

花形も左門も、逸材としてはドラフトで複数球団が

指名しそうな選手だ

特に花形なんかは、5球団くらいは指名するんじゃないの?

まあ「阪神以外はお断り」なんて言ってたのかも

しれないが、アニメ版では意外にあっさり阪神入りが

決まってしまう

 

ちなみに原作の方は、アニメ版より2年早く1966年

この時の阪神のドラ1は

 

江夏さんだぜ滝汗

1位で江夏さん指名して、2位で花形残ってるのかねえ・・・

花形1位指名でも江夏さん残ってないだろ汗

 

アニメ版の方は1968年のドラフトだが

この年は、凄いのがたくさんプロ入り

 

で、阪神の1位指名は

田淵さん笑い泣き

でもたしかアニメ版では、花形1位指名っぽかったぞ・・・

 

田淵さん当時は巨人入り熱望してて、交渉解禁前に

巨人が田淵さんと接触して「裏取引」みたいな事も

言われてた状態

もし花形1位指名なら、田淵さん完全に巨人入りじゃん(^▽^;)

にもかかわらず、アニメの阪神打線にはきっちり

田淵と花形が並んでる(苦笑)

巨人は田淵1位指名しなかったって事~!?

 

実際のこの年の巨人は、いまだに

「アホな指名の仕方」と批判されてるが

田淵を蹴ってまでブレイビー欲しかったのか

(アニメの)川上監督笑い泣き