巨人の星(青雲編)第52話「栄光の背番号16①」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

飛雄馬の巨人入りをかけた入団テストの最後は
飛雄馬と速水の勝負
飛雄馬は速水の策略に引っ掛かるが、魔送球で
速水をアウトにし、見事テストに合格
途中で落されたはずの伴と、ドブネズミ速水も
補欠合格となった

 


というわけで、ついに青雲編も最終回!
第52話「栄光の背番号16」の前半行きます

 


速水の俊足を魔送球で封じた飛雄馬

 


「テスト番号47番を合格とする!
また怪力の48番、および俊足の52番も
補欠合格とするっ!!」

 


川上監督のこの一言で、飛雄馬と伴は晴れて
巨人の一員となる事が決まった( ̄∀ ̄)

 


速水という余計な付録も付いたw

 


「星よぉ、わしら今日から巨人の選手なんだな!」
「ああ・・・」

 


「俺の今までの人生は、この一瞬のために
あったんだ!!」

 


陸上界のホープ速水の巨人入りに、記者たちの
質問が飛ぶ
「いやいや、星に負けて補欠で巨人入りは
最高にカッコ悪いですよ(´□`。)」

 


「でも本番はこれからです
いずれどっちがスターかはっきりさせてやりますよ
勿論スターは僕ですけどね(笑)」

 


「記者諸君、次は星にインタビューするんだろうが
星が我が巨人軍に入るまでの思いをじっくり
聞いてやってくれよ!」

 


「なんせ彼のここまでの道のりは、想像を絶する
ものがあるからねビックリマーク

 


「こっちは時間稼ぎになる・・・」

 


「じ・・・時間稼ぎとはどういう事です!?」

 


だが川上監督はそれには答えず、そのまま
車で何処かへ走り去ってしまったダッシュ

 


記者たちはそのまま飛雄馬と伴の方へ・・・
「うっ、マズイぞ星っ!」

 


飛雄馬と伴は何故かそのまま逃亡(^o^;)

 


合格の知らせを、イの一番に一徹親父に
伝えるための伴のはからいであった

 


「星、今日からわしとお前は天下の巨人の選手じゃ
ここは電車なんてケチ臭い事は言わず、タクシーで
帰ろうぜ!」

 


「やれやれ、川上監督にも星にも逃げられ
ちゃったぜ、、、あせる

 


「むふふふ、お前が合格したと知ったら
親父さんどんな顔するかのうw」

 


「よお、運ちゃん!
今乗せてるのは誰だと思う?」
「さあ、見たところ野球好きの学生さんですかね?」」

 


「ブーーーーッ!
アンタが今乗せとるのはのう、天下に輝く
巨人の星の・・・・」
「よ・・・よせよ伴っ!」

 


「いやぁ、言わせてくれい!」

 


「こいつはいずれドデカイ男になるのじゃ!」
「伴っ・・・そんな事より俺タクシー代なんて
持ってないぜ、、、汗

 


「星ぃぃぃぃぃっ、ムード壊すなよ~笑い泣き
タクシー代くらいわしの奢りじゃ!」

 


「うわぁ、俺の住んでる下町・・・
車で見るのは初めてだぜ♪」
妙な事に感激する飛雄馬

 


「そうだ、俺はこの下町から夜空に輝く
巨人の星を夢見て育ったんだ・・・・」

 


家の前に着いた飛雄馬は驚く

 


「星飛雄馬君の巨人入り!
バンザーーーーイバンザーーーーイ」

 


「み・・・・みなさん・・・・笑い泣き

 


何故か長屋の住民たちは、飛雄馬のテスト合格を
知っていて、次々と祝いの言葉をかけた

 


これに感激する飛雄馬(^▽^;)

 

「みなさん、本当にありがとうございます
お・・・俺晴れて巨人軍の一員になる事が
できました」

 


888888888888

 


「あの・・・でもなんでみなさんこんなに
早く俺の合格の事わかったんですか?」

 


「わかるよそりゃ( ̄▽ ̄)
だって川上監督直々に挨拶に来てるんだぜ

 


「ええっ!?
川上監督がガーン

 


見ると確かに家の前に川上監督が乗って行った
車が止まっている

 


「ささっ、早く飛雄馬ちゃんが帰って来た事を
知らせないとね」

 


「ま、待ってください
できれば俺が帰ってきた事はまだ内緒にして
欲しいんです」

 


「テストの後すぐに川上監督が駆け付けたって事は
きっと父ちゃんと二人っきりで話したいからだと
思うんです」

 


「星君、テスト会場から急遽駆けつけたんで
ユニフォームのままで失礼するよ」

 


って言うか、一徹親父テストの最中トラックで
日雇いに行ってなかったか(^▽^;)

 


お茶を運ぶ明子姉ちゃんも緊張するw

 


まるで神社の巫女さんみたいな運び方笑い泣き

 


「明子、そんなに緊張せんでもいい
川上さんは、わしと昔は同じ釜の飯を食った先輩だよ」

 


そうは言われても、相手は天下の
川上監督である(苦笑)

 


「ところで川上さん、あなたがここに来たと
いう事は、飛雄馬は合格したと思って
いいんですな!」

 


「うむ、見事に合格したよ!」

 


「そうですか・・・
これでわしらの長年の夢が叶いましたわい照れ
少し目が潤む一徹親父

 


明子姉ちゃんも感極まって涙お願い

 


「星君、こうしてわしが駆け付けたのには
君にどうしても伝えねばならん事が
あったからなんだ」

 


「星君っ、本当にスマンかった!」

 


「てーへんだ!てーへんだ!!」

 


「川上監督が、星の親父に手を突いて謝ってるぜ!」
「なっ・・・なんだって∑(゚Д゚)」

 


「そりゃスゲーや
天下の川上監督が長屋のおっさんに手をつく
なんてよぉ、ちょっと見に行こうぜニヒヒ

 


「川上さんっ、お手をお上げください
テスト合格の報告にきていただいて
謝られる覚えはありませんあせる

 


「いや、言わせてくれたまえ
君が手塩にかけて育てた飛雄馬君をこき下ろし
スカウトを行かせなかったうえ、こんなテストを
受けさせてさぞかし不快だっただろう」

 


「その点については深く謝罪したい!」

 


「わしの本音は、北條時頼だ
"鉢の木"だよ」

 


「鉢の木・・・たしかこんな話でしたな・・・」

 


昔、北條時頼が鎌倉に幕府を開いていた頃
片田舎に住む貧しい武士で
佐野源左衛門という男がいた

 

ある大雪の日、一人の旅の僧が道に迷い
一夜の宿を求めてきた

 

源左衛門は、迷うことなくこの僧を迎え入れた

 

だが、貧しい武士ゆえ
こごえた旅の僧に火を焚いてもてなす薪すら
なかった

 

そこで目についたのが、大切にしていた
松、櫻、梅の盆栽だった

 

源左衛門は躊躇なく、その盆栽の木を断ち割り
薪のんわりにくべたという

 

これにいたく感激した僧に源左衛門は
こう述べたという

 

「貧乏はしていましても、戦になれば
やせ馬にまたがり、錆びた槍を抱えて
真っ先に駆けつける心構えは忘れておりません」

 

その二年後、幕府より戦が起こると全国の
武士に号令が下った

 

この時、言葉通り真っ先に駆け付けたのが
佐野源左衛門だった

 

それを涙で迎えた執権の北條時頼こそ、
あの夜の旅の僧であった

 

時頼は、僧に姿を変えて密かに諸国を
視察していたという

 

「そう・・・そしてわしの今の心境こそ、まさに

その時の北條時頼の心境なのだよビックリマーク


巨人の星(青雲編)第52話「栄光の背番号16②」
につづく