巨人の星(青雲編)第51話「二度目の魔送球②」 | 野球侍SAKIのブログ

野球侍SAKIのブログ

ももクロの夢はモノノフの夢

巨人軍入団テストの三次テストは打撃
ピッチャーはなんとエースの堀内恒夫

 

自慢の足で内野安打3本の速水がまず突破

 

しかし伴は捨て身の死球作戦がアダとなり失格

 

そしてバッティングが苦手な飛雄馬だったが
花形の気転により、なんとか三塁打を放って
三次テストを突破

 

だが最終テストは、なんと飛雄馬と速水の対決
であった

 


急遽捕手を伴が務める事になり、キャッチャー交代
「迷惑な話ですよねえ、キャッチャーは
レガースやプロテクター外すのに時間かかるのにニヤリ

 


『速水のやつ、また姑息な作戦を・・・・
捕手が防具を外すのはそんなに時間は食わないのに
わざとあんな事を汗

 


速水の一言により、野手は待たされた気分になって
守りがダレるのを狙ったらしい(´_`。)

 


「守ってるやつらは、そもそも星伴のバッテリーと
チームメイトじゃない、、、
やつらにとっては星が勝とうが速水が勝とうが
どっちでもいいんだ」

 


バシッ!

 


投球練習の飛雄馬の球を直に見て驚く観客
「は・・速いっ!
下手したら堀内より速いんじゃないか!?」

 


「よーし、始めっ!」

 


『ふふっ、初球で決めてやるぜ(`∀´)』

 


『速水よ、最初から決めるつもりだろうが
そうはいかんぜ!』

 


『俺の球をバントできるものならやってみろっメラメラ

 


速水、初球は飛雄馬の剛速球に全く対応できず
バント空振り

 


「うむむむ・・・噂には聞いておったがまさか
これほどまでに速いとはガーン
「さすがの速水もこれではバントできませんな」
驚く川上監督と荒川コーチ

 


「くっ・・・くそっ、ボールが見えん。。。。」

 


「がはははは、見たかドブネズミ!
ボールとバットがこんなに離れちょったぞいw」

 


『ふふっ、僕の心配などいらぬお世話だったな
バントできなければ星君の勝ちは決まったようなものだ!』

 


唸る飛雄馬の剛速球メラメラ

 


速水、根性でバットに当てるも

 


なんとバットがへし折れた∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 


うなだれる速水

 


『ダメだ・・・あいつ堀内より速いぞ。。。あせる
これでは完全に俺の勝ち目はないチーン

 


『なんとかあのキ○○イじみた球速を
封じないと、、、』

 


その時速水は飛雄馬の古ぼけたズックの
スパイクに気付く

 


『あいつ・・・この物資豊富な時代になんだって
あんなボロっちいスパイク履いてるんだ?』

 


『よーし、一か八かこれを突破口にしてやれ!』

 


飛雄馬が投球動作に入った瞬間
「あっ、星!そのボロっちぃスパイクの紐が
ほどけてるぞ!!」

と叫ぶ

 


「ええっ!?」

 


完全に動揺し、いつもの通り妄想癖が発動
する飛雄馬

 


『いかん、もしほどけた紐を踏んでしまったら。。。』

 


『それを踏んだらコケて打球処理ができなく
なるっっっっ、、、滝汗

 


だがここで投球動作を止めたらボークだ

 


『ダメだ、もう投げるしかないっっっ。。。あせる

 


投げた球はスピードのない高目に・・・

 


そしてそれは、バントするには絶好のボールと
なった( ̄□ ̄;)

 


「へへっ、もらったぜ!」

 


速水これを見逃さずバント!

 


「がははははは、俺の勝だぁ~星っっっ(・∀・)」

 


「ああっ!?」

 


「紐なんかほどけてないじゃないかっ!」

 


「や・・・・やられたっ!」

 


速水は快速を飛ばして一塁へ

 


『もう投げても間に合わないっっっ、、、笑い泣き

 


その時飛雄馬の脳裏に一徹の言葉が過った
『わしはこのスパイクで魔送球をあみだしたのだ!』

 


『魔送球!!』

 


『もうこうなったら魔送球しかないっっっ!』

 


飛雄馬の送球は、速水に向かって一直線

 


それに気付かない速水だったが・・・

 


突然目の前にボールが現れ足を止めてしまう

 


送球はそのままL字に変化してファーストミットに!

 


「ああっ、あれは魔送球っっっ!」
かつて一徹が投げたそれを知る川上

 


「なっ・・・なんだっ、あの変化はっ!?」
花形は初めて見る魔送球に驚く

 


これで勝負は決まった

 


「アウトォォォォォォォ!!

 


「速水っ、お前はアウトォォォォォォッッッッ!」

 


「あわわわわわ、、、、」
腰を抜かす速水(≧∇≦)

 


「間違いない、今のは魔送球だ!
この川上、まさか20年ぶりに魔送球を見る事になろうとは」

 


しかし飛雄馬の表情は暗かったドクロ

 


『そういえば長嶋が入団した時、長嶋に向かって
魔送球を投げた子供がいた』

 


『そうだ、あの時の子供は・・・
一徹の息子、つまり星飛雄馬だったな』

 


「投げてしまった、、、魔送球を、、、」

 


「星君、凄いねー今の送球」
「君の勝ちだよ星君っ!」
「あれっ・・・でもなんか嬉しくなさそうだね・・・」

 


「川上監督っ!
昔長嶋さんに投げた魔送球・・・・あれが最後の
つもりでした、、、」

 


「でもとっさに魔送球を使ってしまいました、、、
ビーンボールと同じと言われ、巨人軍に
ふさわしくない魔送球を。。。。」

 


「うむ・・・そう言って一徹を巨人から追い出したのは
わしだったな・・・・汗

 


「や・・・やはり俺も巨人軍にはふさわしくない
んでしょうか・・・・(´・ω・`)」

 


「皆さんっ!
ここで巨人軍入団テストの結果を発表いたします!」

 


「合格者はテスト番号・・・・
47番っっっ!」

 


「えっ・・・・えーーーーっ!
お・・・俺合格ですかっっっっ(^▽^;)」

 


やったぜ父ちゃんっ!
俺ついに巨人の星を掴んだぜ!!

 


「やったのうー星ぃぃぃγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ」

「ほ・・・星君っ、おめでとう!
これで僕も胸のつかえがなくなったよ。。。」

 


「星君っ、とうとう巨人入りが叶ったな!
これで僕が入る球団も決まったよ・・・」

 


「ち・・・ちくしょー
天才のこの俺様が落ちるなんて、、、、えーん

 


「し・・・しかし川上さん
なぜ魔送球を使った俺を合格に?」

 


「うむ、確かに昔わしは魔送球は邪道だと言った
だが当時の星一徹にとって魔送球を封じるという事は
同時に彼の野球生命も終わりだった
そこで涙を呑んで去れと言ったのだ」

 


「この川上もテキサスの哲と言われ出した時に
ユニフォームを脱いだ
現役を続けても二割八分は打てる自信があったが
それは川上のバッティングではないからだ
つまり、幻の三塁手星一徹同様に打撃の神様のまま
終りたかったのだよ」

 


「だが君たちはまだ若い!
わしや一徹と違って無限の可能性のある
未来があるっビックリマーク

 


「言い忘れたが、48番と52番も補欠合格として
巨人軍に採用する!」

 


「ええっ!?」

 


「おおっ、巨人に入れてもらえんの?俺!」

 


「わ・・・わしも巨人の選手になれるのか!!」

 


「52番は稀に見る快速を買った!
48番は死球を恐れぬ根性と、一塁手を吹き飛ばした
馬力を買った!!」

 


「星君っ、僕の口から言うのはおこがましいけど
本当によかったな!」
「牧場さん・・・・」

 


「俺たちは、今日この日この瞬間を一生忘れないぜ!」

巨人の星(青雲編)第52話「栄光の背番号16」
につづく