青雲を退学した飛雄馬を救うため、川上監督に
血染めのボールを贈った作戦は見事に裏目に出た
だがそれをきっかけに巨人以外の11球団は
飛雄馬のもとに詰めかけた
しかし「巨人以外は入れん」と一徹は全く
聞く耳を持たず
飛雄馬に巨人が新人選手の入団テスト募集の
新聞記事を見せる
「男ならお前をコケにした川上監督と勝負しろ」
と言う一徹の言葉に闘志を燃やす飛雄馬であった
入団テストの事を聞いた瞬間、詰めかけた
11球団のスカウトは完全無視で、家の前で
ピッチング練習を開始する飛雄馬と一徹
その剛速球に、数多くの選手たちを見てきた
スカウトたちも驚く
「はっ・・・速いっΣ(・ω・ノ)ノ」
「うむ・・・わしは長年スカウトをやっておるが
星は10年・・・いや20年に1人の逸材だ!」
「ううっ、欲しい・・・・このピッチャーを
喉から手が出るくらいに欲しいぞ・・・」
「コラ飛雄馬っ!
甲子園の栄光に自惚れてすっかりヘナチョコに
なっとるぞ
甲子園準優勝の事など忘れてしまえ!!」
「ええっ!?
で・・・でもきっちりトレーニングは
積んできたつもりだぜ。。。。」
一徹、これぞとばかりに自分の開発した
大リーグボール養成ギブスを飛雄馬に装着する(^o^;)
もはや完全に息子と大リーグボール養成キブスの
宣伝であるw
「どうした?子供の頃は耐えられたのに今は
ダメとは情けないぞ!
初心に帰るのだ飛雄馬っ!」
『い・・いや、父ちゃん
子供の頃の体の大きさに合わせて作ったから
かなりキツイんだ、、、』
「し・・・信じられん・・・あんなものを
付けてもプロにいるそのへんのピッチャーより
良い球を投げとるぞ、、、」
『飛雄馬よ、甲子園の栄光を捨てろとはちと
可愛そうだが、そうでも思わなければ川上監督
との勝負には勝てんのだ』
『わかってるぜ父ちゃん!
巨人軍を俺に振り向かせるには過去の栄光なんて
屁のツッパリにもならないんだ』
『ガキの頃、こいつを付けてキャッチボール
してたら近所のおっさんから笑われたっけ・・・』
『でもあれも全て巨人の星を掴みとるための
試練だったんだ・・・全ては巨人に入るためだった』
『飛雄馬、モグラのように遠い巨人の星を見つめていた
あの頃に戻れ!
巨人に入るという目標の前では甲子園の栄光など
小さなものだ!!』
「ほ・・・星君、どうお願いしても巨人以外は
ダメかね?」
「・・・・・・」
『アカン、もうこの子の目ェには巨人しか
映っとらんわ、、、、(´□`。)』
「がはははははは、おい宙太
この人たちはお前を500万でプロ入りさせたい
そうだ(≧∇≦)」
「資本金20億の伴自動車工業の一人息子を
たった500万とは大笑いじゃのう!」
「・・・・・・」
「い・・・いや、契約金の方は後々考えさせて
いただくとして、私どもは甲子園で2本の
ホームランを打った実績を・・・・」
「バカも休み休み言っていただきたいですな!
伴自動車工業の跡取りを誰が職業やきうなどに
いれますかい!!
宙太は大学に進学させて、未来の社長の座が
待っとるんです」
「それがわかったらさっさとお引き取り
いただきましょうかの」
「貧乏人の星飛雄馬は、1000万の契約金を蹴って
巨人の入団テスト受けるというし・・・・」
「い・・・いつじゃあ!
その入団テストはいつやるんじゃあ!?」
「我々が知るわけないだろ!
讀賣の事なら讀賣に聞けばいいんだ!!」
「で、讀賣新聞の電話番号何番?」
「我々が知ってると思う?」
で、結局伴はなんとか巨人軍事務所の電話番号を知り
早速電話
「ああ、それならちょうど1週間後だよ」
「そ・・・そうか!
ところで星は・・・星飛雄馬はたしかにそのテスト
受けるんですな?」
「わしと星は絶交中だから、アンタに聞いてるんだ」
(伴って完全に脳みそ筋肉なんだな、、、(^o^;))
「くそ・・・切りやがった・・・・
しかしやつは間違いなく受けるに違いないっ!」
わかってるならいちいち電話すな
『待っちょれー星よぉ!
わしもそのテスト受けてやるぞい!!』
「勘違いで絶交したせめてもの償いじゃ
わしは石にかじりついてでもお前に付いて
いくぞい」
なんと大リーグボール養成ギブスを
装着していたんだな・・・・∑ヾ( ̄0 ̄;
「飛雄馬よ、なんとしてでもテストに合格
するのじゃ!
多摩川で川上監督が待っているぞ!!」
飛雄馬ってあしたのジョーの丹下会長の
ご近所さんだったのか!?
「星君、君なら必ず私の仕掛けに乗って来ると
信じていたよ・・・」
「君たち親子の執念を、この川上に
どーんとぶつけてくるがいい!!」
巨人の星(青雲編)第48話「父一徹のスパイク」
につづく