第4話なぜ!?ボーリングに挑む勇気4-4 | 野球侍SAKIのブログ

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プロ野球女子選手第1号になった水原勇気は初登板初勝利を
上げたが、阪神戦で自分の球が相手の思う通りに
ピッチャー返しされた事で、魔球ドリームボール開発のため
自らファーム行きを志願
だが水原がいなくなってからメッツは泥沼の連敗地獄に・・
五利監督は、たまらずファームへ水原を呼び戻しに行くも
そこで見たのは何故かボーリングに熱中する水原の姿だった
イライラの溜まった五利は、試合中審判に暴行を振って
退場処分を受けるのであった



アフォか~~、誰が5万円みたいなもん支払うかむかっ
払ろたとしても月賦じゃ~ムキー

まだ怒りが収まらない五利

 


鉄っつあん、なんでわしの気持ちわからんのや・・・(T_T)

 


わしはアンタだけは親友やと思てたのに

 


このクソジジイがムキーッムキーッムキーッ
もうお前なんか知らんドンッ
友達でもなんでもないわい
監督も辞めたるむかっ

 


「アンタ、何興奮してるん
ほら、これ持ってさっさと謝ってきなさい」
そっと5万円の入った封筒を渡す五利嫁

 


お前までそんな事言うんか、わしは間違ってないあせる
「何言うてんの、今辞めたら逆にアンタが悪いと認めた
事になるんやで、辞めるのはいつでもできます」
説得されて監督辞任は踏みとどまる五利

 


しかしオーナーはカンカンだった
「コラ五利、お前何連敗したら気が済むんだ
そのうえ暴行退場なんて不祥事起こしやがって」

 


そんな事言われても勝てんもんは勝てまへんねん、、、
抑え投手がおりまへんし

 


わしをクビにするんやったらしたらよろしいわ
誰が監督やっても同じや思いまっせ( ̄ー ̄;

 


抑えがいないだと~
水原はどうした、水原わっ!?

 


ドリームボールとか言うのはもう完成したんだろ?
鉄五郎が特訓してると言うじゃないか

 


鉄っつあん・・・知りまへんがなあんなジジイ真顔
水原と一緒にボーリング場通いでんがな、、、ボーリング

 


ヤッター またストライクです岩田さん音譜
「水原、凄いやないか!」

 


そこに乗り込んで来たオーナー
「おい、ついにオーナーの登場だぜ」

 


オーナーからも鉄っつあんに一言ゆうてやってください
「ま・・・待てっ五利」

 


水原のボーリング姿に見入るオーナー

 


カランコロ~ンボーリング
「うふふ、今日もゼッコーチョーだわラブラブ

 


よっしゃよっしゃ、水原ぁ~ドキドキ
こらホンマにプロポーラーになれるで~音譜

 


いやー素晴らしいわいラブ
急に態度が急変するオーナー

 


ちょ・・・何言うてますねんオーナーガーン

 


水原、お前プロポーラーに転向せえ

中山律子さんやちゅー
所属はメッツのままでな
その方が我が社の宣伝になるわい

 


ええっ!?

 


オーナーの発言に驚く鉄五郎と水原

 


オ・・・オーナー、話が違いまっせ~あせる

 


やかましいわ五利ムキー
この際もうメッツの勝ち負けなんかどうでもいいわ
我が社が儲かりさえすれば関係ない
どーせお前が監督じゃ勝てんしな

 


あまりにストレートなこの発言に
さすがにガックリする五利ショボーン

 


た・・・大変だ!大スクープだぞ!

 


山井の記事は翌日一面にデカデカと載った

 


「なんだとー、水原がプロポーラー?」
驚く武藤

 


バカな事言うな、ボーリングはドリームボール
完成のための練習に違いないビックリマーク

 


あの水原が簡単に野球を辞めるはずがないっ!

 


ガハハハハ、他の目は欺けてもこの武藤兵吉の目は
誤魔化されませんぜ岩田さん

 


しかし、鉄五郎はプロポーラー水原に乗り気満々
引退して水原のマネージャーになろうかとまで
言い出す始末

 


勿論五利は、そんな話に良い顔をするはずがなかった
「鉄っつあんのアホ・・・」

 


「わしもそろそろ潮時なんかな・・・」

 


水原は本当にプロポーラーに転向してしまうのか!?

第5話 連敗メッツ何処へ行く!5-1につづく 
 

 


さて、五利が審判への暴行で処分を受け
制裁金5万円に対して「払ろたとしても月賦じゃ~」
というようなセリフを入れたが、これはアニメにも原作にも
ありません
完全にこっちのアドリブです(^▽^;)

 


元ネタは、1967年9月23日の阪神対大洋(甲子園)

 


阪神の先発は、ジーン・バッキー

 


大洋の先発は、森中千香良という投手

 


この試合、バッキーは初回から乱調で大洋にいきなり3点を奪われ
なおも二死満塁で、バッターは投手の森中
ツーストライクからの3球目を空振り

 


この試合でスタメンマスクの阪神和田徹捕手は、この球を
ワンバンで捕球、本来なら打者にタッチするか、本塁踏むか
一塁送球しなければならない
はずが、そのままボールを
マウンドに向けて転がし、ベンチに帰ってしまった(=◇=;)

 


それを見た大洋側は、森中に「一塁へ走れ」と指示
三塁ランナーの松原はホームへ走り込み4点目が入った

 


ここでタイムがかかり、主審の大谷泰司は阪神ベンチの
藤本定義監督にプレーの説明
「私は、スリーストライクのゼスチャーはしたが
アウトの宣告はしていない」

 


これに対して藤本監督は
「お前がアウトと言うたから和田はベンチに帰ってきたんじゃ
その時点でスリーアウトチェンジやんけ
むかっと引き下がらず
阪神の選手に再び守備に付かせなかった

 


これと同様のケースは、2007年の高校野球神奈川予選
準決勝でも発生しており、この時打者だったのは今や
巨人のエースの菅野智之
一三塁だった走者と打者走者の菅野もベースを一周し
このプレーは『振り逃げ3ラン』として今も伝説にw

 


阪神藤本監督は、説明に来た大谷主審に
「ヘタクソな審判より、うちの選手を信じるパンチ!と言い放ち
大谷主審を突き飛ばした事で退場処分になった

 


この騒ぎで駆け付けた当時最年長の国友審判が
「10分以内に守備に付かなければ放棄試合になる」と警告
したが、阪神のスタメン選手の中に何故か風呂に入ってた
選手がいて、10分以内に守備に付けず
ついにセ・リーグ最後の「放棄試合」となった

 


阪神はこれが2度目の放棄試合で
藤本監督には制裁金5万円が課せられた
その後の藤本監督のセリフが
「誰がそんなもん払うか、払ろたとしても月賦じゃ~」
だった(^o^;)

 


なお、この藤本定義という人(向かって右)
巨人軍初代監督でもあり、唯一の巨人と阪神で監督務めた人物

 

打撃の神様川上哲治を「テツ」と呼び捨てにできるくらい
凄い人だったらしいσ(^_^;)