第4話   なぜ!?ボーリングに挑む勇気4-3 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

プロ野球女子投手第1号になった水原勇気は、初登板
初勝利を達成する
しかしピッチャーライナーに対応できないという弱点を
阪神打線に見抜かれ苦戦
ピッチャーライナー恐怖症は根性で克服するも
自らの球威のなさをカバーする決め球がない事に
気付いた水原は自らファーム落ちを志願
その後メッツは全く勝てなくなり、水原を一軍に呼び戻そうと
二軍の練習場に向かった五利は、ドリームボール開発の
ためにフォームの作り直しから始めていると聞いて
愕然とする

 


「鉄っつあん、どういうつもりやむかっ
どういうつもりて、なんや?
わしは水原を鍛え直しとるんやないけ

 


アホ言え、わしは今すぐ水原が必要なんやヽ( )`ε´( )ノ
もう呑気にドリームとか言うてる余裕ないんやで!

 


「岩田さん、準備できました音譜
さよか、ほないこか

 


ま・・・待て、鉄っつあん
どこに行こうっちゅうねん?
「どこて、ボーリングや」

 


ボ・・・ボーリングやと!?

 


ふざけんな鉄五郎むかっむかっ
メッツの規則で投手のボーリングは禁止されとるんやで
水原の手首潰すつもりか

 


ええやないか少しくらい気分転換や
それよりお前、今聞いたけど15連敗(えっ!)やそうやないか
こんなとこで油売ってる場合ちゃうやろ

 


せやからこそ水原を呼び戻しにきたんやムキー
「アホ抜かせ!水原はわしに任せとったらええんや」
五利を突き放す鉄五郎

 


そしてやって来たボーリング場

 


「やあ岩田さん、今日もやって来ましたね」
この人木戸というプロポーラーらしい

 


早速ボーリングを始める水原

 


ゴロゴロゴロカランコローン
「おおっ、水原今日もええ調子やのう」

 


水原のボーリング通いを東京日日新聞の山井はとっくに
察知して、水原を張っていた

 


カランコロ~ンボーリングボーリングボーリング

 


ボーリング姿も様になってる水原

 


山井さん、水原なかなかやりますよねえ
もしかしてプロポーラーに転向する気ですかね

 


「案外本気かもしれんぞ、岩田さんは利き腕じゃない右で
投げてるが、水原は利き腕の左だ」
ええっ!?

 


キャッ、またストライクよ~ラブラブ

 


よく見ると水原のボールの持ち方が変だ
しかしこれにはさすがの山井も気付いていない

 


メッツはこの日は横浜大洋とハマスタで試合
ハマスタはこの年に完成したばかりの新球場だ
当時としてはセ・リーグで一番広く、ブルーの高いフェンスが
特徴の最新鋭の球場だった
王さんは甲子園に次いで、この球場は苦手としていた(^▽^;)

 


勿論まだオーロラビジョンなんてのはなかったけど
スコアボードの形も今のまま
ま、メッツ負けてるけどね

 


オーダーも懐かしい名前がズラリ
主審が平光、井野さんもいるぞ

 


大洋の先発は平松政次さん
この人のフォームがまたカッコ良かった

 


当時は巨人キラーと言えばこの人で、巨人戦だけで51勝
まあ憎ったらしいピッチャーだったけどね(^_^;)

 


監督しゃん、わしのジンクスではバントはいかんダス
ここはエンドランダスよ

 


やかましいわヴォケムキー
もうおんどれのジンクスなんか信用せんわいビックリマーク
とっととバントしろむかっ

 


でも監督しゃん・・・
「デモもストライキもないわい、バントやれんのやったら
おんどれはクビじゃ(-_-メ」

 


んで甚久須にバントさせるも、これが小フライに

 


平松が前進してこれをキャッチ・・・

 


と思ったら落球ガーン

 


それに惑わされて、一塁ランナー帯刀は進塁できず

 


帰塁しようとしてタッチアウト

 


バッターランナー甚久須もアウトでゲッツーに、、、

 


「待たんかいコラ!何がアウトじゃ
今のわざと落球したんやないか
ムキーッ
ベンチから飛び出す五利監督

 


おい、審判全員集めてリプレイ検証・・・いや
協議せんかいヽ(`Д´)ノ

 


「協議?何のためにニヤリ
半笑いの主審

 


おんどれのド下手な判定のためじゃパンチ!
審判を殴ってしまう五利

 


慌てて制止に入るメッツナイン
「ええい、離せー離さんかいーーーービックリマークビックリマークビックリマーク

 


だが時遅し
「退場!五利監督退場!!」

 


何コラー、退場するのは平光お前じゃーむかっむかっむかっむかっ

 


「あーあ、だからバントはいかんと言ったんダス・・・」
ってかバントがヘタなお前が一番悪いわ甚久須真顔

 


これにより、五利は制裁金5万円のペナルティとなった

第4話なぜ!?ボーリングに挑む勇気4-4につづく

 

 

 


この年から大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)は
本拠地を川崎球場から横浜スタジアムに移転
(当時川崎市がモーレツに反対してた気がするw)
チーム名も、大洋ホエールズから横浜大洋ホエールズに

 


ユニフォームも一新され、ホームは胸に「YOKOHAMA」のロゴ

 


ビジターは、紺に「TAIYO」のロゴが入っていた
個人的には、このビジターのユニ結構好きだったわ
当時としてはトレンディーで「ああ、都会のチームだな」と
思うようなユニだった

 


メッツ戦でのスタメン見ると

 


1番センター長崎慶一
横浜なのに長崎w
印象としては何故か3年くらいしか在籍してなかった
阪神時代の方が記憶に残ってるなあ・・・(^o^;)

 


2番ライト高木嘉一(後に由一)
この当時まだ高木豊さんは入団してないので
表記は「高木」だった

 


3番セカンドミヤーン
この当時外人選手と言えばパワーヒッターなイメージ
だったけど、ミヤーンはアベレージヒッター
極端に短く持ったバット


そして、青芝フックキックという漫才コンビのフックに
激似だったのでよく覚えてるウシシ

 


4番ファースト松原誠
この人は、現役時代より巨人の打撃コーチ時代の方が
記憶に残ってる
一回この人のヤジで星野1001がブチギレして乱闘に
なった事あったし、呂明賜とソリが合わなくて
最後呂がこの人の事ボロカスに言って台湾に帰っていったなあぼけー

 


5番サード田代富雄

ジュニアではありません(苦笑)
まあ現在巨人の二軍でコーチやってますけどね
この当時「オバQ」とか呼ばれてたけど、ホームランが
オバケ級に飛んだからじゃなく、単に発言が
オバケのQ太郎なみだったんで、コーチから付けられた
あだ名らしい

 


6番セカンド山下大輔
年々髪の毛がヤバくなって、最後はスキンヘッドに、、ヽ(;´Д`)ノ
ちなみに大洋の1977年までのオレンジのユニフォームは
この人が静岡出身で、名産のみかん(オレンジ)とお茶(緑)
からあの配色になった

 


これは当時の湘南電車の80系という車両も同じみかんと
お茶からああいう配色になったという

 


7番レフト中塚政幸
この人見た目はかなり地味だったけど、巨人戦では結構
打ってた気がする
この年(1978年)に屋鋪さんが入団して、3年後に
ポジション奪われてた・・・汗

 


8番キャッチャー福嶋久晃
大洋にいたのは覚えてるけど、プロゴルファーの2人の娘の
方が有名だった気がする・・・

 


9番ピッチャー平松政次
平松さん、ドラフトで巨人が1位指名確約してたのに
巨人はそれ反故にして、槌田というキャッチャー1位指名
したんだよね。。。
巨人はこの頃からバカなドラフト指名繰り返してるのだ(´_`。)

 


大洋は、投打共にそこそこバランスが取れてて
投手陣も、ヒゲの斎藤明16勝、野村収17勝、平松10勝
高橋重行8勝だったんだけど、抑えが不在
斎藤明、野村収、平松に抑えも兼任させていた
さすがに先発3本柱にそこまで負担させたのが効いたのか
この年は4位に終わっている