野球狂の詩 第3話 燃えろ!勇気の初登板3-1 | 野球侍SAKIのブログ

野球侍SAKIのブログ

ももクロの夢はモノノフの夢

1977年のドラフトで女子選手水原勇気を1位指名した東京メッツ
野球協約の壁も乗り切り、無事メッツに入団女性プロ野球選手
第1号になった
メッツの寮に入寮した水原の教育係は10年二軍選手の

武藤平吉
武藤は自らの夢から思いついた魔球ドリームボールを水原で
実現しようと奮闘するが、メッツのチーム事情から
カープにトレードを通告されてしまった

 


魔球ドリームボールが未完のままメッツを去らなければ
いけなくなった武藤

 


ドリームボール未完は、水原にとっても心残りだ(T_T)

 


武藤がいよいよ広島へ向かう日がきた

 


10年間世話になった東京メッツを去らなければならない
しかもドリームボールも未完成のまま・・・
それが悔しいと武藤は妻ノブ子に本音を打ち明ける

 


武藤を見送るために水原がやってきた

 


「よう水原、わざわざ来てくれたのか」
10年間メッツに在籍してたのに、見送りが水原一人
なのがなんとも寂しい( ´(ェ)`)

 


「これ、岩田さんから武藤さんに餞別だって」
武藤に包みを渡す水原
「なんだ?食い物かな・・・」

 


「武藤さん、あたしこれできるようになりました!」
フォークの握りを見せる水原
「コントロールもできるようになったんですよ」

 


こいつ・・・もうフォークをマスターしやがったのか!
驚く武藤

 


武藤さん、この先どうすればいいんですか?
どうすればドリームボールになるんですか!?

 


悪いな水原・・・・俺はもうカープの人間なんだよ
もうお前たちとは敵同士なんだ( ̄ー ̄;

 


カープが不利になるような

ボールを敵のお前に
教えるわけないだろ
ムキー

 


ドリームボールが覚えたけりゃ、自分でなんとかしろ!
お前ならできるはずだ

 


出発した新幹線の車中で鉄五郎からの包みを見つめる武藤
「生ものだったら早目に喰わないといけないな・・・」

 


蓋を開けてみると、バッティング用の手袋半ダースだった

 


なになに、『これが1年間もつようならお前も引退やな』だと
クソ、言いやがるぜあのジジイニヤリ

 


そしていよいよ1978年シーズンの開幕
メッツは広島市民球場での3連戦だ

 


開幕戦は、エース火浦の好投で投手戦となるが・・・

 


衣笠の一発で白星スタートとはならず

 


第2戦もカープの池谷を攻略できず

 


メッツは大敗を食らわされ、連敗笑い泣き

 


そして迎えた第3戦のベンチには水原の姿もあった

 


カープの先発はこの時まだ若手の北別府学

あれ?カープのユニフォームがロゴがホーム用なのに

色はビジター用だ(^o^;)

 


まあそんな突っ込みは別として

初回、メッツはチャンスで四番国立にツーベース!!

 


これをきっかけに幸先よくメッツが1点を先制した

 


キャー国立さんステキードキドキ
はしゃぐ水原

 


結局メッツは初回に2点を先取した

 


頼むでー日の本
開幕から3タテはシャレにならんからな
「ウィ~ヒック、まかせとけ監督~オ~レの名前はルバンさ~んせ~」

 


この試合、良い感じに二日酔いのようだ(^▽^;)

 


カープ打線は、日の本の二日酔い投法に苦戦する

 


衣笠、高橋慶彦凡退

 


当時車だん吉にそっくりと言われた水谷実雄も凡退w

 


メッツ2点リードのまま3回を終了した

 


4回表、バット変な握り方の金太郎にツーランクラッカー

※作画ミスではありません

 


メッツに大きな4点目が入る

 


しかしその裏から日の本の様子がおかしい

 


車だん吉水谷に一発を打たれて1点を失う

 


この一発から流れがカープに

 


オェッゲロー
ん?どうした日の本!!

 


あわわわわ鉄っあん、こりゃヤバイで。。。
アカン、日の本のやつまた悪いクセが

 


日の本は、酒仙投手なのだ
試合中にも隠れて飲酒するほどの酒好きだ

メッツもよくこんなの雇ってるなと(笑)

 


水原に静かにグラブを渡す火浦

 


「水原、ブルペン行って準備しとけ」

 


ついに水原のプロ入り初登板が近づく

 


ヒューヒュー、勇気ちゃ~んちゅー
広島でも人気の水原

 


「おら~日の本~とっとと水原に代われ~」
ヤジられる日の本

 


うるせーコノヤロー!ヒック

 


パコーンクラッカー

 


ギャレット一塁線を破るヒット
(懐かしい名前が続くw)

 


ブルペンでは水原の投球練習に熱が入る

 


あれっ?
正捕手のはずの虎谷がブルペン捕手やってる・・・
完全に正捕手は帯刀に奪われたか( ´(ェ)`)

 


ブルペンに電話が入る
「おい水原、次の回に行くらしいぞ!」

 


はいっ!

 


ライトルの一発でついに同点に追いつかれたメッツ
日の本のアホもこれまでやな、、、

 


7回表、メッツの攻撃は無得点

 


いよいよ水原の初登板だビックリマーク

 


水原の登場で湧く広島市民球場

 


「水原、しっかりやれよ!」
国立から激励される水原

 


はぁ・・・なんだか緊張しちゃうわ( ´・д・)

 


水原プロ入り初の対戦相手は、代打の大下剛史当時34歳だ

 


はあっ?
なにやってるんだ大下(´ε`;)ウーン…

 


おっさんウインクに驚く水原

 


ウフン、大下さん、ヨ・ロ・シ・ク・ネちゅー
おいおい水原・・・・汗

 


うへへへ
花の下を伸ばす大下剛史34歳酔っ払い

 


水原のプロ入り第1球

 


大下のインコースへ一直線

 


うひゃ!

 


「帯刀っ、お手柔らかに頼むぜ、、、」
帯刀に文句を言う大下剛史34歳

 


今度は膝元へ

 


おいおい水原ぁ~ビビってんのかぁ
野次を飛ばすカープベンチ

 


「帯刀さん!」
突然マウンドから帯刀を呼ぶ水原

 


マウンドに向かい、間を開ける帯刀

 


だが水原の荒れ球は変わらず

 


大下もついにベースから離れて立つ

 


ストライークビックリマーク
大下「えっ!?ど真ん中・・・」

 


突然コントロールがマトモになる水原

 


思わず中途半端にバットを出してしまう大下

 


平凡なファーストゴロ

 


ええぞ水原その調子じゃ
この1アウトが水原勇気の公式戦第一歩となった


第3話 燃えろ!勇気の初登板3-2につづく
 

 


さて、アニメ版では水原の公式戦プロ初登板は
1978年だが、原作では2年早く1976年の開幕戦となっている
1976年というと、カープがリーグ初優勝した翌年である

したがってこの時のカープのスタメンはアニメとは
若干違っている

 


1番セカンド大下剛史

2番ショート三村敏行

3番ファーストホプキンス

4番センター山本浩二

5番サード衣笠祥雄

6番ライトシェーン

7番レフト水谷実雄

8番キャッチャー水沼四郎

アニメ版では

1番サード衣笠祥雄

2番ショート高橋慶彦

3番レフト水谷実雄

4番センター山本浩二

5番ライトライトル

6番レフトギャレット

7番セカンド三村敏行    

8番キャッチャー水沼四郎
原作もアニメも懐かしい名前が並んでるなぁ(^o^;)
しかしこの時期のカープは黄金時代前で、投打共に
バランスがとれたメンバー揃えてたね

 


アニメ版では、水原最初の対戦打者は
大下剛史だったが、原作では佐野嘉幸という
17年目のベテラン選手である

 


日本で最初に女子投手に打ち取られた佐野さん
「いやな記録のこした」と嘆いておられますニヤニヤ

 


まあそれはいいとして、少々ネタバレですが原作では
水原はこの試合でプロ初勝利した事になってます
が、しかし原作でのこの試合同点で迎えた7回表
日の本の代打富樫の一発でメッツが勝ち越し
その裏から水原が登板して3回を投げ切ります

 


あれ?
それじゃあ勝ち投手日の本で、水原はセーブじゃん・・・
そう、水原は実際は勝ち投手じゃないんだよね

 

しかもこのシーズン、水原は実は1勝もしてないんです。。。
0勝3敗11S
原作で見る限りではこれが正確な成績
アニメ版ではこれがどうなるか・・・・