野球狂の詩 2-1 女性投手誕生 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

1977年のドラフトで女子選手の水原勇気を1位指名
した東京メッツ
岩田鉄五郎の必死の説得でなんとか水原を入団
させる事に成功したものの、まだ最後の難関
女性選手のプロ入り禁止という野球協約の壁が
立ちはだかっていた
そんな中、メッツは阪神とのオープン戦で水原を
先発させた

 


5回表、満塁から掛布のタイムリーで1点差とされた水原
なおもランナー2人を置いてバッターは阪神の四番田淵

 


ここで田淵を打ち取れば水原に勝ち投手の権利が
付くのだが・・・汗

 


もはやスタミナも限界の水原に田淵のバットが
火を噴いたメラメラ

 


打球は無情にもバックスクリーンへ、、、∑(-x-;)

 


田淵逆転のスリーランチーン

 


ああっ、打たれちゃった、、、(´・ω・`)

 

水原力投も虚しく負け投手に、、、、

 


しかしこの試合を見たコミッショナー犬神が
水原のプロ入りを認めたビックリマーク

 


記者会見をする犬神コミッショナー

 


この場では、野球協約の改正ではなく
「機構が特に認めた場合は女子選手の入団を許可する」
という追加条項の記載で事態の収拾を図ったようだ

 


犬神「鉄五郎の情熱に負けました」

 


晴れてメッツの一員となった水原の背番号は1に決定

 


早速水原はメッツの寮に入る事に

 


寮の玄関のドアに荷物を挟んでしまう水原(=◇=;)

 


「何さらしとんじやーわれームキー

 

いきなりビンタされる水原ポーン

 


痛ぁーなにすんのー!?

 


寮の敷居は頭と同じじゃ
そこに荷物挟むとはなんじゃ水原むかっ

 


は・・・はい、すみません"寮長"

 


わし寮長ちゃうわアホ(  ̄っ ̄)

 


えっ?
いきなり殴られ、怒鳴られてわけのわからない水原(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)

 


千藤「よう水原、早速"軍曹"にやられてるなニヒヒ

ぐ・・・軍曹??

 


水原の部屋
背番号1のユニフォームが

 


いいか水原、わしは女がプロ野球に入る事がまず
気に入らんのじゃえー
しかし入ってきたからにはお前を女扱いはせんからな!
「はい軍曹・・・いえ、コーチ」

 


わしはコーチでも寮長でもない!
武藤兵吉、これでも現役の捕手じゃ!!

 


は・・・はいっ(`・ω・´)

 

ちなみに第2話から水原の声は木ノ内みどりから
未来少年コナンのラナ役の信沢(のぶさわ)三恵子に代わっている

 


メッツの一軍は、ロッテとのオープン戦

 


有藤やリー兄弟や山崎裕之、野村克也を擁する強力ロッテ打線の
前にこの日もメッツは苦戦

 


酒仙投手日ノ本も炎上していた(´□`。)

 


あーあ、左投手が欲しいのう・・・
ベンチでぼやく五利監督

 


左投手やったらわしがおるやろ!
それともわしへのイヤミか五利むかっ
(この回から鉄五郎の声も2代目北山年夫に交代)

 


い・・いや、ちゃうがな鉄っつあん
わしは左のリリーフが欲しい言うとんねんあせる

 


せやから水原獲ったんやろが
今頃は二軍で調整の途中や
開幕には間に合うはずやで

 


なんや鉄つぁん、水原はリリーフ専門にするつもりなんか?
鉄「水原は女子(おなご)やしな・・・」

 


岩田さん、水原のクセ球は確かに凄いが慣れられれば
プロでは通用しませんよ
あいつには有効な変化球がない

横から口を挟む火浦

 


鉄「有効な変化球?」
火「ええ、水原ボールとでも言うか独特の変化球ですよ」

 


小金井の二軍球場で早速練習に参加する水原

 


球場には水原を見ようと3000人のファンが詰めかけた

 


しかしランニングで早くもバテてしまう水原ゲロー

 


「おい、この程度でヘバってちゃあ到底プロで通用しないぞ!」
水原に容赦ない武藤

 


おう水原はどないや小仏
二軍の練習を見に来た鉄五郎
「おや、岩田さん、試合は終わったんですかい?」
ああ、今日もボロ負けや(・_・;)

 


鉄五郎の目当ては勿論水原である

 


武藤相手に投球練習をする水原

 


鉄「練習相手は武藤か」
小「ええ、私が命じました」
鉄五郎は、小仏二軍監督より年上なのかな?

 


武藤は、10年も二軍ですが捕手としては一流です
火浦も日ノ本もあいつが育てたようなもんですから
と小仏
それに対して鉄五郎は複雑な顔をする( ̄ー ̄;

 


武藤が悪いとは言わんが、いつまでも武藤に任せる
っちゅうわけにはいかん・・・
あいつももう10年目や・・・そろそろ

 


その言葉に何かを察する小仏

 


えーい、やめじゃ、やめじゃ!
そんなヘロヘロ球がプロで通用するかヴォケムキー

 


わしがこれからみっちりシゴいてやるからな
覚悟しとけむかっむかっ

 


そこに現れた一人の男

 


自ら引退を決めたムラタという選手らしい

 


え?、ムラタ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 


自分から逃げ出したやつに用はない
とっとと出て行け!

容赦なくなじる武藤

 


このムラタ、5年前のメッツのドラ1指名と知り
驚く水原( ̄□ ̄;)

 


水原すまんな、お前の晴れの門出に嫌なもん見せちまって
お前は俺の分まで頑張ってくれ

そう言い残して立ち去るムラタ

 


原作ではこの後寮の風呂場で水原がムラタの背中を流し
武藤は口ではああ言っても本当は自分の事を一番
見守ってくれた先輩だったと水原に告げるのだが
アニメでは何故かそのシーンはカットされていた

 


寮に帰ると衝撃の記事がスポーツ紙に・・・
メッツは不足する左のリリーフ補強のため
中日にトレードを打診
メッツ側のトレード要員は武藤らしいびっくり

 


その記事を見て爆笑する武藤
「ガハハハ、またこんな飛ばし記事か、新聞ももっと
他に書く事ないのかよ」

 


水原もその記事を目にして驚く

 


武藤はこの寮に寝泊まりしてるわけではなく、妻子がいて
自宅から通ってるようだ
妻と子供が武藤を迎えに来た

 


昼間にあのムラタが武藤の自宅にも挨拶に来たらしい
それを妻のノブ子に聞かされ
「そうか、あいつもよく頑張ってたんだがなぁ・・・
しかしこの世界で生き残るのは難しいよ
わしもそろそろ第2の人生考える時かな・・・」

 


その言葉に驚く武藤の妻

 


一方水原も、武藤のトレード話がウソである事を願うのだった

2-2 女投手誕生 につづく

 

 


さて、小仏二軍監督から水原の教育係に抜擢された武藤
あだ名は『軍曹』と呼ばれていたが、なんで軍曹なのか

 


軍曹とは、軍隊のケツから5番目の階級で
主に新兵の教育係や、舞台の士気、秩序維持が任務な事が多く
旧日本陸軍では新兵たちから「鬼」と呼ばれる事もあり
武藤もそんなところから軍曹と呼ばれていたと思われる

 


しかし当時野球狂の詩で、武藤が『軍曹』と呼ばれてるのを聞いて
すぐに連想したのは、「どてらい男(やつ)」というテレビドラマ
だった(^▽^;)
まあストーリーは、西郷輝彦演じる山下猛造があらゆるいじめに
耐えぬいて出世していくサクセスストーリーなのだが
このドラマの名前聞いたら、世代の人間なら「あっ!」と
思うはず

 


そう、「坂田軍曹」である

 

この坂田軍曹はあしたのジョーの丹下段平役でおなじみの
藤岡重慶さんが演じていたのだが、元銭湯の番台の親父で
世の中の口の上手い奴、調子の良い奴が大嫌い
主人公山下猛造は、太平洋戦争で徴兵されて軍に入隊した
直後から坂田に目を付けられ、モーレツにシゴキ倒されいじめ
まくられるのだヽ(;´ω`)ノ

 


武藤の感じがこの坂田軍曹になんとなく似てたため
俺の武藤のイメージは今でもあの藤岡重慶さんなのであるw

 


ちなみに1977年の映画版野球狂の詩では藤岡重慶さんは
メッツのオーナー役で出演
武藤は鶴田忍さんという役者が演じていたが、映画版では
武藤自体があまり目立たなく、完全脇役笑い泣き
イメージも原作の武藤からはかなりかけ離れてた、、、

まあどうでもいい余談でした(^▽^;)