侍ジャイアンツ第12話 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

宿敵眉月を草野球とはいえ打ち取って勝った蛮
「お前が銛師なら俺はクジラをも食い殺す鯱に
なってやる!」と心に誓った眉月は、大学進学を
取りやめ、ヤクルトへの入団を決意した

というわけで今回は第12話
「大勝負!川上対バンババン」を解説していく・・・
え~、最初に言っておくけどこの回は
侍ジャイアンツ史上でもかなりぶっ飛んでます(苦笑)
いろんな意味で突っ込みどころが多く、「実名選手
登場させてこんなんでいいのか!?」という
くらいハチャメチャですヽ(;´Д`)ノ

まず多摩川での一軍の練習風景からはじまる
シート打撃で、投手はエース堀内
バッターボックスは長嶋さん

軽く投球練習を開始する堀内

そこにいきなり蛮が登場!

投球練習の球を場外までかっ飛ばす
眉月のマネか?

当然怒られる蛮
「お前何するんや、コラ(`Δ´)」
「何って、堀内さんの球をホームランして
やったのさ」

おい番場、堀内の練習球打ってなに喜んどる
それとも練習の妨害がお前の言う腹破りか?
随分セコい腹破りだな((o(-゛-;)

うるせー!
俺は自分の一本釣り打法をアピールしにきたんだ
一軍のヘボバッターよりよほど役に立つからよ!!
堀内さんが本気でなかったと言うなら、今度は
本気の球で勝負してやるぜ(`Д´*)q

ふん、まあいいだろう
ただし勝負は1球だけだ!
(勝負させるのかよ( ̄□ ̄;))

おりゃああああーーーっ!!

打球は大ファール

チッ、おしい~(^~^)

次こそ場外へぶち込んでやるぜ!

お前はバカか
勝負は1球と言ったはずだ
ファールは打者の負け!
とっとと出て行けむかっ

「まっ・・・待てよ川上のおっさん
なんで俺はずっと二軍なんだよ
腹破りが怖いのかこの腰抜けっ!」
「よせっ、よさんか番場」

蛮は無視して無言で立ち去る川上監督

当然蛮は練習後ペナルティーを課せられるが
ただのグラウンド整備(苦笑)

 

寮に帰ると予定表が目に入る
阪急との秋季オープン戦、後楽園
「これだ!」
(16日って12月16日か)
※ちなみに"於"大阪球場とか"於"多マ川グランド
とか書いてある「於」はフリ漢字と言って「~で行う」
という意味で、読みはなく記号扱い
昔はたまに見かけた(^_^;)

八幡先輩、俺これから川上監督のうち行って
阪急とのオープン戦に出してくれるよう
直談判にいくぜ!

「なんだと蛮っ、お前正気か?」
必死で止める八幡先輩

だが蛮は強引に飛び出す

「えらい事じゃ~ホントにクビになるぞ・・・」

そんな八幡先輩の心配をよそに

夜の夜中に川上邸へスタコラサッサ

川上監督の自宅

そういや昔の選手名鑑には、選手の自宅住所とか

思いっきり載ってたなあ・・・・

「ただいまー」

「んっ?誰だ、わしは8連覇の川上だぞ!」

「待ってたぜ、川上のおっさん」
なんだか目がヤバイ(((゜д゜;)))

「俺を阪急とのオープン戦に出せ!出すまで泊めてもらうし」
直談判と言うより脅迫w

「なんでそんなに一軍入りを急ぐのだ?」という
川上の問いに蛮は驚愕の返答をする

俺みたいな跳ねっかえりを一軍登録したら、チームの
和が乱れる、そうしたら川上巨人にとっちゃ不穏分子だよな

当然トレードか自由契約だ

俺は他球団に移籍!
そうなった時がチャンスなんだよ
俺の真の打倒巨人が果される時さ!!
巨人をコテンパンにしてアンタのクビを斬り落とすなあ!!!

(あーあ、ついにホンネ言っちゃったよ、、、((゚m゚;))

しかし冷静な川上監督
「ほう、そんなにわしのクビが欲しいならやるよ」

「ええっ!?」
意外な答えに驚く蛮

「阪急とのオープン戦は、わしに代わって監督やんなさい
それでもし勝ったらわしは監督辞任するよ」
「お・・・おれが監督やんのー?」

なんと阪急とのオープン戦で番場巨人が勝てば川上監督辞任
負ければ蛮が切腹
するというムチャクチャな展開に、、( ̄□ ̄;)

 

蛮の監督代理はすぐに寮内にも知れ渡り大騒ぎに

「なんで急にそんな事になるんだ!?」

ん?もしかして直談判の事は伏せられてるのかな・・・

更に八幡先輩も責任をとって自殺しようとする

「放してくれー、死なせてくれー(>_<)」

蛮を巨人に紹介し、川上邸押しかけの事情も知ってる

八幡先輩からしたら、死にたくもなるか・・・

 

マスコミも蛮の代理監督の事を大々的に報道
狂ったか巨人!って・・・・(^o^;)

しかし蛮が川上邸に押し掛けた件は、やっぱり

球団が伏せたようだ

発覚したら大問題だもんね、、、

この大事件に、秋季オープン戦にもかかわらず
大勢のファンが後楽園に駆けつけた

「なんじゃあのメンバー!」
蛮が選んだスタメンは控え選手で固められている
対する阪急は、ほぼベストオーダーw

この試合解説のカネヤンは、阪急偵察に来てて
呼びとめられ、急遽放送席に連れて来られたらしい(笑)
「偵察より番場の代理監督の方が面白いでよー」
ギャラとかどうするんだろ?

番場て誰や?
いや、それ以前にあんなスタメンでうちに勝つつもりか
アホちゃうんか・・・
不機嫌な西本監督

「監督ぅ、どういうつもりですかヽ(`Д´)ノ」
川上監督に抗議する選手たち

「いらん事を考えずに、勝つ事だけに全力を尽くせ!
わしの言う事はそれだけだ」

この12話13話の川上監督は、やたらカッコイイのだ(^▽^;)

「ようお前ら、なにコソコソやってんだ?」

逆に、この2話の蛮の狂いっぷりは凄い

「きっ、きさまーむかっ
怒りを隠せない選手たち

「言っとくけどな、今日の監督はオレなんだぜ
どう思おうと、オレの指示に従ってもらうからな」
一軍の先輩たち相手にも動じない蛮

試合が始まると相手選手をヤジりはじめる

「ようよう福本~お前足に1億の保険
かけたんだってなあ?
いっその事手で打つより足で打ったら~w」

「な・・なんやあのガキ、わしは世界の盗塁王やでむかっ
イラつく福本

「ホラホラ福本ちゃ~ん、足でこうやってみ?フヘヘヘヘ」

平常心を失った福本は三振

続く阪急の選手も蛮のヤジに力んで凡退する

「うむ、番場のやつよう考えとるよ、ああやって
阪急の選手いら立たせて攪乱しとるだぎゃ
まあ心理作戦やでよ」
妙に感心するカネヤン(^o^;)

蛮の挑発にまんまと乗ってしまう阪急ベンチ

ちなみに阪急ベンチが蛮に付けたあだ名は「チンピラ」だったw

初回はあっけなく三者凡退

その頃八幡先輩は頭を抱え込んでいた
「わしのせいじゃ・・・わしがあの時止めてれば」

更に蛮は味方選手もヤジりはじめた
「おらおら、なに三振してんだバカ!
それでも巨人の選手かよ」

身内への暴言と蛮の傲慢な態度にブチギレる巨人選手

「あのヤロー、ぶっ殺してやるむかっ

「へへへ、その怒りを阪急にぶつけなよ」
どうやら選手のテンションを上げるためにやってるらしい

ところで阪急の先発は山田だよな・・・
なんでスリークォーターで投げてんだ?
この当時の阪急には山田久志以外の山田姓っていない
はずだが・・・

1回裏の巨人は、死球とヒットと内野安打で満塁の
チャンスを迎えた
ここでバッターは、6番の河埜和正
後に最後のV9戦士と呼ばれるがこの頃はまだ
若手の一人にすぎなかた
勝てば川上監督辞任を気にしてバットが出せない

それを見た蛮は、またも怒らせ作戦
「おーいファンのみなさーん、あんなの応援する
必要ないですよー」

「あいつ川上のおっさんにゴマ擦るために
わざと打たねーつもりなんだ、そうやってレギュラー
取ろうとしてるちっちゃい男なんだぜ~」

「クソー、ガキのクセに言いたい事言いやがって!」
怒りに震える河埜
ちなみに当時のあだ名は「カメ」w

蛮の挑発に乗ってバット振ったら、入っちゃった(´・ω・`)
なんと満塁ホームランクラッカークラッカークラッカークラッカー

「ちくしょー、なんで打ったんだ俺~。:゚(。ノω\。)゚・。 ウワァーン」
号泣しながらダイヤモンドを回る河埜

ベンチに帰り際握手を求める蛮を殴り飛ばす

川上監督の辞任か、はたまた蛮の切腹か!?

 

第13話につづく

 

まああれだよね・・・
川上監督の家に直談判に行った時点で現実なら最低でも
謹慎処分、その後の暴言入れたらまず解雇だろうね(^o^;)
勿論原作にこんなエピソードはありません

原作が二軍とのケンカ野球の後、蛮が巨人愛に目覚めたのに対し

アニメではそのタイミングを逸してたんだよね・・・

アニメサイドがそれでは弱いと思って、もっと衝撃的な

目覚め方を目指したのかはわからんけど

確かに衝撃的ではあったわ(苦笑)

 

ちなみに番場巨人のスタメンはこれでした
※成績は1972年のもの

一番ライト淡口憲治
試合数18 本塁打1 打点3 打率.227

二番ファースト大竹憲治
試合数5 本塁打0 打点0 打率.000

三番レフト原田治明
この年のドラフトルーキーのため一軍出場なし

四番ショート上田武司
試合数42 本塁打1 打点3 打率.167

五番セカンド富田勝
試合数85 本塁打5 打点31 打率.247(南海)

六番サード河埜和正
試合数7 本塁打0 打点0 打率.000

七番センター柳田俊郎
試合数67 本塁打4 打点12 打率.212

八番キャッチャー阿野鉱二
試合数17 本塁打1 打点1 打率.240

九番ピッチャー新浦寿夫
登板数5 勝0 敗0 防御率15.75

 

侍ジャイアンツは、讀賣巨人軍の協力のもと制作

されてたんだけど、若手とはいえ実名選手に蛮は結構

ムチャクチャ言ってたし、今なら間違いなくクレーム入るか

協力解消されるよね(^o^;)

当時は大らかと言うか、太っ腹と言うか、そんな時代

だったんだねえニヤリ