グラップリング、柔術 | 濃密ナチュラル、そんなオシャレマガジン

格闘技ジムに通っているんだが1年前くらいから組技系の寝技のクラスに出るようになった。

そもそも人に強くパンチとかキックとかの打撃を与えるのも与えられるも抵抗がある。試合形式になると軽めのスパーリングしかやらない。比べて寝技のクラスだと締め技や関節技はすぐ「まいった」すればいいので、お互い抵抗なくいい歳した大人が戦いごっこできる。寝技のクラスにたくさん出たくなって近所の柔術ジムに通うことにした。

 

前のジムでは柔術ではなくグラップリングという、道着を着ないでTシャツやラッシュガードを着る組技刑の格闘競技を練習していた。グラップリングなんてバキを読んでる人ですら何なのか知らない。大体は柔術と近いから人に説明する時は柔術やってるって言ってた。決して人生の巧者の雰囲気があるから柔術と言ってたわけではない、はずだ。

 

新しく通う柔術ジムもグラップリングの時間があるから道着も必要なさそうだ。柔術でなくてグラップリングをやっていた理由は道着を買ったり持ち運びしたり洗濯したり面倒だからだ。

 

とりあえずラッシュガード来てジムに見学&体験行ったら「ああ、グラップリングってHPに書いてるけどみんな道着を来て柔術やってるよ」

 

ということで柔術着を借りて練習参加。

つかみ合っている時間はスピードが遅くなるから、動体視力が落ちてきてもできそうだ。かといって生ぬるいスポーツでもなく、汗かきまくり、首しめられまくりで、マイッタしまくった。土曜の朝のクラスも出てみた。30人くらい集まって、もう熱気すごい。

 

格闘技は観ない。プロとかガチ勢のは痛そうだよね。あとお互い罵り合って挑発するパフォーマンスのは、特に色が好みでない。

 

でも格闘技ジムは面白い。趣味でやる分にはストレスがない。月謝を払っている会員という並列の関係が良いね。グラップリングや柔術のクラスは節度ある大人たちが細心の注意をしながらゆっくり関節技の練習してる。

 

たまたま同じクラスに参加している名前も知らない、初めて会った人に関節技や締め技の練習のために身を委ねるのがなんとも素敵だ。闘うための技術を練習する場でありながら優しさと信頼でできている空間が何とも面白く、そして心地がいい。ヨガを20年くらいやっていて、1人の世界に入ったもん勝ちって価値観が根付いている。でも格闘技の対人練習はまた全然別の良さを感じる。価値観が揺らぐ揺らぐ。

 

まあそんなこんなで柔術家になってマークザッカーバーグやV6の岡田くん、彼らと試合とかになったら結構おもしろいよね。勝つためには何が必要かって、それはマイ柔術着。

次回「柔術着を買いに行こう」