平石貴樹さんの「室蘭地球岬のフィナーレ」を読みました
函館岬シリーズの最新作です
ただ、今回のタイトルは函館ではなく室蘭ですね
地球岬には昨年行っているので、本書は読むのが楽しみでした
プロットとしては、今回はちょっと力技というか、反則すれすれのところを狙ってきましたね
フランスに帰っていたジャン・ピエールが来日するや否や謎を秒殺するというのも、少しやり過ぎ感があります
ただ、あいかわらず上品な文章に人間の業をのせるのが巧みですし、伏線を蜘蛛の巣のように張り巡らせているところはさすがでした
本作で函館岬シリーズはラストのような雰囲気がありますが、どうなのでしょうか
まだまだ続きが読みたいところですが、また別のシリーズを始めていただけるのであれば、それはそれで楽しみです
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