越前敏弥さんの「この英語、訳せない!」を読みました
越前さんは著名な翻訳家で、エラリー・クイーンの新訳もご担当されています
フレデリック・ブラウンの新訳もそうですね
本書は、そんな越前さんの翻訳をネタにしたエッセイです
いくつもの意味を持つ言葉、文化のちがいによる訳しにくさ、言語構造のちがいによる訳しにくさの三章からなっており、「言葉」というものの面白さが浮かび上がってきます
The room was badly heated.の解釈が、「暑すぎた」と「寒すぎた」の真っ二つに分かれるところは、特に印象に残りました
越前さんの別の著作も読んでみたいですね