アンソニー・ホロヴィッツ/その裁きは死 | 弁護士宇都宮隆展の徒然日記

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くにたち法律事務所@吉祥寺 東京大学法学部卒 東京弁護士会所属(35489) レアルマドリー・ボクシング・小説・マンガ・音楽・アート・旅行・猫などが中心のブログです

アンソニー・ホロヴィッツさんの「その裁きは死(THE SENTENCE IS DEATH)」を読みました

 
巷での評判に反して、前二作は個人的にはあまり相性がよくありませんでした
 
その弁護士は、自宅でワインの瓶で殴られたうえに、割れた瓶でとどめを刺されており、壁にはペンキで「182」の文字が書かれていました
 
死ぬ少し前に、離婚訴訟の相手方当事者(日本人の女性作家という設定)にレストランでワインを浴びせかけられ、どうせならボトルで殴ってやればよかったとまで言われていたのですが、それが犯行予告だったのか?
 
その弁護士がかつてヨークシャーの洞窟で遭難した際に、友人が1人亡くなったという過去の事件と関係はあるのか?
 
ストーリーの流れから消去法で簡単に犯人が絞られてしまうきらいはあるものの、トータルとしては悪くなかったです
 
陽気な登場人物による「弁護士1000人を海に沈めたらどうなるか?」というジョークも笑えましたし(答えは「世の中よくなる!」)
 
なお、182の謎は、日本ではわかりにくいものでしたが、欧米ではすぐにわかってしまうのではないでしょうか?
 
そしたら、さらに犯人は指摘しやすくなってしまいますね
 
なお、パンクバンドBLINK182の「182」はこの意味なのかと思って調べてしまいましたが、それは違うようです