ゆうきまさみさんの「新九郎、奔る!」第3巻を読みました
様々な思惑に流されて、親兄弟が敵味方に分かれてしまうところが丁寧に描かれています
次の将軍が有力視されていた者のそばに送り込まれていた兄には、時代が味方をしてくれませんでした
その悲しい最期は、演出も最高に優れていて、読んできてよかったと感じさせられました
死んでからなお犬死にとされてしまった兄の無念に新九郎は突き動かされます
そんな新九郎が北条早雲になるまでにはまだまだ時間がかかるでしょうが(なお、ご本人は「北条」姓を名乗ったことはないそうです)、楽しみが長く続いてくれるのは嬉しいですね
新九郎の父が母と出会う過去パートも良かったです
新九郎、奔る!(3) (ビッグコミックス)
Amazon |