3月のライオン第6巻で、主人公が新人王戦に出場するのですが、決勝戦の相手は新人王を4連覇中という設定になっています
囲碁や将棋のタイトルは、一定期間の保持により、「名誉」とか「永世」を名乗れるようになるのが通常です
そのため、上記の登場人物は、冗談交じりで「永世新人王」に王手がかかっていると言われています
新人王というのは、ある程度上のランクに行くと出場できなくなるのが一般であるため、これを何度もとるというのも微妙な話で、主人公は「永世といっても、名誉なのか不名誉なのか」と指摘します(これに対する二海堂くんのセリフがまたいいんですよ!)
さて、このシーン、監修の先﨑さんが書かれているコラムによれば、現実の将棋の世界では、新人王の保持は3期が最高記録とされています
ところが、囲碁の世界では、山下さんが実際に4連覇したことがあり、なんと依田さんに至っては通算5期も保持されていたことがあります
そういうわけで、上記のエピソードは、もしかしたら囲碁の世界のエピソードを参考にされたのかもしれませんね?
いずれにしても、Web上の「加藤一二三九段伝説」などを読むと、フィクションを圧倒するエピソードには事欠かないようですので、ぜひうまく作中に取り入れていただきたいですね
その点についても、今後が楽しみです!