足利事件は本当に冤罪なのか? 12 梶山天『孤高の法医学者が暴いた足利事件の真実』 A | 宇都宮義塾

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去る2018年3月16日、

朝日新聞のジャーナリスト・梶山天氏が

株式会社金曜日から『孤高の法医学者が暴いた足利事件の真実』(以下、『足利事件の真実』)という、

足利事件に関する新たなルポルタージュを出版したので、本日、購入した。

 

巻末のプロフィールによると、

梶山氏は1956年、長崎県五島市生まれ。

1978年、朝日新聞社に入社。

東京社会部警察庁担当、

東京本社マーケティング企画・戦略主査、

東京本社特別報道部長代理などを経て、

現在は日光支局長とのこと。

(私と同じく栃木県に在住であろうか?)

 

本書は足利事件において弁護側推薦鑑定人として

DNA型の再鑑定を担当した

筑波大学の本田克也教授に特にスポットを当てており、

他の足利事件本よりも「DNA」に関する記述が専門的・詳細な印象を受ける。

 

さて、まだ軽くザっと読んだだけだが、

この『足利事件の真実』の今のところの私の評価は、

(購入前からおおよそ察しは付いていたが)

 

駄本である(笑)

 

案の定ではあるが、

朝日新聞の梶山天氏は

日本テレビ報道局の清水潔とかいう大嘘吐き・ペテン師と同じく

 

「重大な事実の隠蔽」

 

を所々でやらかしちゃっているからだ。

 

挙げればキリがないが、例えば、清水潔『殺人犯はそこにいる』と同様、梶山氏のこの本は、

 

《【警察犬】による追跡捜査》

 

を“完全に無視”

 

している。

 

1990年5月12日に発生した足利事件(松田真実ちゃん殺害事件)における

極めて重大なキーポイントは

 

【警察犬】

 

なのだ。