この日のピアニストは、「釜爺スタイル」でお馴染みの今野勝晴さん。
ピアノのシンセサイザー(Roland XP-30)を自在に操るその姿は、まさに『千と千尋の神隠し』の釜爺そのものです。
さて本日のお題は「シェルブールの雨傘」ですが、本ブログで「シェルブール〜」を取り上げたのは、過去に何と57回もありました。
それだけこの曲が大好きであるということで大目にみていただきましょう(などと言いながら、また記事を書くんかい!)。
「私とシェルブールの雨傘」について書いた記事がこれです。
私がこれまで聴いた「シェルブール〜」の中では、本家ダニエル・リカーリがピエール・ポルト楽団と共に来日(1982年頃)したコンサート、そして2001年に東京で大雪が降った日に、オーチャード・ホールで聴いたミシェル・ルグランとマリー・ザモラのデュエットが「双璧」と言えるでしょうか?
そして忘れられないのが、2012年にあみさんが宮沢由美と共演した「由美ちゃんの魔法」コンサート。
ここでは「シェルブール〜」がアルゼンチンタンゴのリズムに乗って、見事に踊り出していました。
そして「あみ&今野勝晴」コンビによる「シェルブール〜」も何度も何度も聴いているにもかかわらず、いつも新鮮な感動を与えてくれます。それは今野さんがミシェル・ルグランばりの変奏で、その都度、様々なリズムを繰り出してくれるからです。
今回はお二人の「シェルブール〜」が見つからなかったので、2021年の日本シャンソン館の映像から、「神の思いのままに」をお聴きいただきましょう。
昔は圧倒的に「シャルル・アズナブール派」でしたが、最近は「ジルベール・ベコーもいいなぁ」と思うようになりました。ちょっとじっくりと昔のアルバムを集めてみようかと...(また買うんかい!)。
では最後に、ベコーの歌声で「神の思いのままに(Je t 'appartiens)」をお聴きいただきましょう。