もっとシャンソンを!
  • 21Oct
    • フランシス・レイ・オーケストラ in 前橋(10.19)② 《第一部》

       *これからフランシス・レイのコンサートに行かれる方、ネタバレがあるのでご注意ください。 昨日の前橋公演の演奏曲目(プログラムの記載通り)は以下の通り。 1 男と女 2 Aujourd'hui c'est toi 3 パリのめぐり逢い 4 うたかたの恋 5 La Valse 6 La Rencontre 7 白い恋人たち 8 あの愛をふたたび 9 Concerto pour la fin d'un un amour Trio10 La bicyclette11 雨の訪問者12 ある愛の詩13 La course du lievre14 Le corps de mon ennemi 邦題のついている曲はポピュラーな曲なので、それ以外の曲についてコメントしたいと思います。 2曲目の“ Aujourd'hui c'est toi ”は「男と女」の挿入曲で、映画ではオーケストラ演奏の他、ニコル・クロワジールが歌っています。 4〜6曲目は映画「うたかたの恋」(1968年)で使用された曲で、オマー・シャリフ、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画で、実際に起きた「マイヤーリング事件」(オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子と男爵令嬢が謎の死を遂げた事件)を題材にしています。残念ながら映画は見ていませんが、レコードは擦り切れるほど聴きました(その後CDも購入)。 2009年にパリで行われたコンサートの映像がありました。ピアノはサントラ盤のアレンジを担当したクリスチャン・ゴーベール! ちなみにオードリー・ヘップバーン主演でも映画化(1957年)されています。 CDは現在でも購入可能。 うたかたの恋 【DSDリマスタリング】 2,028円 Amazon  9曲目は「あの愛をふたたび」の挿入曲で、邦題は「恋の終わりのコンチェルト」。第一部ではトリオ(アコーディオン、ベース、パトリス自身のピアノ)で演奏され、第二部ではオーケストラで演奏されました。このピアノトリオの演奏がずば抜けて素晴らしかった!  ジャン・ポール・ベルモンド、アニー・ジラルドが懐かしい。 私は映画のDVD(フランス版)を持っているのですが、言語は当然フランス語で、しかも字幕なしのため、一度しか観ていません...。 10曲目はシャンソン・ファンにはお馴染みのイヴ・モンタンの「自転車乗り」です。  この曲はフランシス・レイ作曲、ピエール・バルー作詞で、バルー自身も歌っていました。 13曲目の“La course du lievre ”は映画「狼は天使の匂い」のテーマ曲です。 実はこの曲、フランシス・レイの曲の中でも5本の指に入るくらい大好きな曲なのです。 以前、レーザーディスクで持っていて、最近、ブルーレイでも発売されたので、早速購入しました。 「男と女」のジャン・ルイ・トランティニアンが主演するサスペンス映画です。 狼は天使の匂い [DVD] 1,178円 Amazon 狼は天使の匂い [Blu-ray] 4,063円 Amazon  第一部最後の曲“Le corps de mon ennemi ”は邦題「追悼のメロディ」といい、やはりベルモンド主演のサスペンス映画です。 この映画もレコードで持っていましたが、数年前にDVDを購入して初めて観ました。 追悼のメロディ [DVD] 4,289円 Amazon  最近ブルーレイでも発売されたようですね。 Le Corps de mon ennemi [Blu-ray] Amazon  前回のフランシス・レイ・オーケストラのコンサートでは実際の映画の映像が流れたと思うのですが、今回は映画に関係のない静止画(風景や人物などのイメージ)だったので、これはちょっと残念だったかな...。 (第二部につづく)  

      NEW!

      7
      テーマ:
  • 20Oct
    • フランシス・レイ・オーケストラ in 前橋(10.19)

       やっぱり私の音楽ルーツは、フランシス・レイなんだなぁ...そんなことをしみじみと噛み締めながら聴き入ったコンサートでした。 オーケストラの構成は以下の通り(目視での確認のため、正確ではないかも知れません)。 弦の構成はヴァイオリンが8、ヴィオラが1、チェロが2、コントラバス(エレクトリック)が1、管はトランペット2、トロンボーン2、ホルン1、サックス1、フルート1、オーボエ1の構成。これにパーカッション2(ドラムス、シロフォン、ティンパニーその他。日本人女性「玲子さん」の演奏する《サヌカイト(石)》がとても印象的でした!)、ギター1、そしてピアノ&アコーディオンが1、これを率いるのがパトリス・ペリエラスという総勢25名の構成。 まずは指揮者のパトリス・ペリエラスから。 彼はレイモン・ルフェーヴル楽団のキーボード奏者として何度も来日しているので、日本ではすっかりお馴染みのミュージシャンです。ですからコンサートの進行(日本語のカンペを見ながら進行)するスタイルはルフェーヴルそのもの! 最近ではシャンソン歌手の山崎肇さんのアルバムの全面プロデュースを担当するなど、「超」親日家でもあります。 パトリスのアレンジによる山崎さんの「帰り来ぬ青春」(アズナヴール)をどうぞ。 もう少し弦と管の人数が多ければ「豊かな響き」がするのになぁ...といった感は否めないが、それでも昔ながらの「イージーリスニング・オーケストラ」スタイルのコンサートは本当に懐かしく、嬉しい! そしてもう一つのトピック。チェロ奏者として来日したJean Phillipe Audinはかの有名な《デルフィーヌ・レコード》(クレイダーマンやボレリーなどを輩出)からチェロ奏者としてデビューしている人物でもある。 1曲お聴きいただきましょう。デルフィーヌのオリビエ・トゥッサン、ポール・ド・センヌビルによる“ Song of Ocarina ”(1991年)をどうぞ。 これってサンポーニャじゃん...と思って見ていたら、途中、オカリナも登場! すいません、本日はフランシス・レイまでたどり着けませんでした...。 (つづく)

      10
      テーマ:
  • 18Oct
    • Visages de l'amour 〜 アズナヴールに捧ぐ③

       シャルル・アズナヴールの1974年のアルバム《Visages de l'amour》を聴く。 まずはこのアルバムのタイトル曲である“(Tous Les) Visages De L'Amour ”をお聴きいただきましょう。 そうです。お馴染みの“She”のフランス語版ですが、原題の“(Tous Les) Visages De L'Amour ”を直訳すると、「愛の全ての顔」でしょうか? この曲はご存知のように、イギリスのテレビドラマ「女の七つの顔」の主題歌として使われ、全英のヒットチャートで4週連続の1位を獲得しました。  その後、1999年のイギリス映画「ノッティングヒルの恋人」のテーマ曲(主題歌はエルビス・コステロ、挿入歌としてアズナヴール自身の歌声も使用)としてリバイバルヒットしたことはご存知の通りですね。 さて、なぜ唐突に1974年のこのアルバムを引っ張り出してきたかというと、私の大好きな“Nous Irons À Vérone (幸せの旅路)”が収録されているからです。 昨日、たまたまAppleMusicで検索したら、全くアレンジの違う「幸せの旅路」が流れてきました。 確認しようと、久しぶりに60枚組のライナーノーツを引っ張り出してきたら、同じ1974年に録音した未発表音源がCDNo.57にありました。 聴き比べを思ったのですが、未発表音源の方が動画サイトにはアップされていませんでした。 とりあえずアルバム収録の録音からお聴きください。 マンドリンの音色がフィーチャーされた、叙情豊かな素晴らしい曲だと思いませんか? 今回、新しい発見がありました。この曲のアレンジを担当しているのが、イヴァン・ジュリアン(Ivan Jullien)なのです。 Ivan Jullienといえば、映画「男と女」(音楽フランシス・レイ)のアレンジャーとして一躍有名になった人物です。 どちらかというとジャズ畑のトランペッター&アレンジャーといった印象ですが、1曲お聴きいただきましょう。 この映像を見ていると、同じフランシス・レイの「雨の訪問者」や、クロード・ヌガロ、アンリ・サルヴァドール、ジョニー・アリディなどのアレンジも担当していたようですね。 アマゾンに1枚ありました。 Complete Riviera Recordings 5,932円 Amazon Aznavour Anthologie 24,805円 Amazon  今年発売されたばかりの「20枚組」もあります(含ライヴ・イン・ジャパン)。 Les annes Barclay 14,890円 Amazon

      13
      2
      テーマ:
  • 16Oct
    • きらめきのシンフォニー / ポール・モーリア

       もう十数年、行方知らずとなっているのが、ポール・モーリアの「きらめきのシンフォニー」というアルバム(1988年)である。 このアルバムの発売日、当時京王線の稲田堤に住んでいた私は自転車で近くのレコード店に向かった。しかし田舎(?)のレコード店には入荷すらしていないとのことだったので、仕方なく新宿にまで電車で向かったという記憶がある(結局、どこで買ったのかは定かではない)。 さてこのアルバム、ポール・モーリアのヒットナンバーの数々を、デジタルで再録音したものである。 彼の右腕であったジェラール・ガンビュスが去り、いわゆるその後のモーリアサウンドに、私は何となく物足りなさを感じていたのだが、このアルバムは久々に胸踊る作品となっていた。 *その後、ポニーキャニオンに移籍してからの再録音は、残念ながら現在でもめったに聴く機会がない。 なぜかこのアルバムは以前発売されたボックスセット(10枚組✖️4セット)には入らず、オークションにも滅多に登場しない「幻(ちょっと大袈裟かな?)」のアルバムである。 それがアズナヴールのシングルを探して、たまたま覗いたオークションに登録されていて、1,000円という価格にすぐに飛びついたという次第である。 およそ十数年ぶりに聞き直してみる。 お馴染みのイントロ(晩年のライヴではポニーキャニオンへの録音バージョンであった)で始まる「蒼いノクターン」、そして20年振りに起用したダニエル・リカーリのヴォカリーズを聴くことができる「エーゲ海の真珠」等々、このアルバムの聴きどころは多い。 ただし、改めて感じたのは、やはりアンドレ・ボルリー時代のスケールの大きな「モーリアサウンド」が一番好きだな...ということでした(チャンチャン!)。 【中古】 きらめきのシンフォニー /ポール・モーリア 【中古】afb 1,298円 楽天 きらめきのシンフォニー Amazon   

      14
      4
      テーマ:
  • 15Oct
    • Serge Lama & Erik Berchot 〜 アズナヴールに捧ぐ②

       まずはフランスから届いたばかりの映像をご覧ください。 セルジュ・ラマが、アズナヴールの専属ピアニストであったエリック・ベルショと共に“Sa jeunesse(青春という宝)”を切々と歌い上げる。 セルジュ・ラマは大好きな歌手なのだが、やはりこの曲はアズナヴールでなくては...。 続いては2014年に開催された《Hier encore》と題されたアズナヴールの生誕90年を祝うコンサートの映像からご覧いただきましょう。 最近、オークションでアズナヴールのシングルレコード(日本盤)を買いまくっています。 今から半世紀も昔のアズナヴールの顔写真を眺め、当時の解説を読みながら、ターンテーブルに「ドーナツ盤」を乗せ、50年前のアナログな音を聴いています。 (続く)

      10
      2
      テーマ:
  • 14Oct
    • ピンキー(今陽子) with 明大マンドリンクラブ

       今陽子さんと言えば、わたしたちの世代にとっては「ピンキー」という愛称の方が馴染み深い。 やはりこの曲の大ヒットを記憶されている方が多いでしょう。 この曲はオリコンチャートで、何と17週にわたって1位を独走したという記録がある。  ご存知ない若い世代の方々のために...(wikiより) 愛知県知多郡横須賀町(現:東海市)出身。幼少期より洋楽に造詣を深める。1966年上京していずみたくに師事し、1967年、15歳でビクターレコードよりソロ歌手として「甘ったれたいの」でデビューしたが全く売れず。1968年キングレコードに移籍後、ピンキーとキラーズのボーカリスト・ピンキーとして「恋の季節」が、240万枚という大ヒットとなった[1]。翌年発売の「涙の季節」も続いてオリコン1位を獲得。主演として映画「恋の季節」(1969年、松竹)も製作された。1972年ピンキーとキラーズからソロに転向。近年は歌手活動のほかにも女優業に進出し、ドラマ、舞台などで活躍中。1981年3月から1982年2月の間、ダンス、歌、英会話等の勉強のため、単身ニューヨークへ留学。ブロードウェイのミンスコフ劇場で「SAYONARA」の主役オーディションを受け、合格するが、ミュージカルそのものが上演されず、出演には至らず。1986年、にっかつロマンポルノ『蕾の眺め』に主演し、全裸とセックスシーンを披露。2011年11月には、ジャズアルバム「Love Seasons〜恋の季節たち〜」を発表。2012年7月には旭ジャズまつりにも出演。近年Facebookを使用。「60歳からのフェイスブック」(マイナビ)という著書もある。 私の思い出の中で、特に印象深いのはピンキーとキラーズとして主演したテレビドラマ「青空に飛び出せ!」である。 ピンキングかーというピンク色に塗られたキャンピングカーで日本各地を旅をするという番組であったと記憶している。 懐かしいなぁ...! 詳細はwikiにありました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/青空にとび出せ! ピンキーで思い出すのが、高校の修学旅行。 京都に向かう新幹線の中で、ちょうど私たちが乗っている車両に、ピンキーと益田喜頓さんがやって来たのである。 普段芸能人なんて見たことのない田舎の男子高校生たちは興奮し、口々に「ピンキー! ピンキー!」と声を上げた。中にはYシャツにサインを求めたツワモノもいた。 さて1980年代半ば、大学を卒業した私は、モラトリアムを継続(結局4年間も延長)するために上京。 そして田舎ではついぞ見ることのできなかった「にっかつロマンポルノ」を初体験。 それが『蕾の眺め』(今陽子主演)と『魔性の香り』(天地真理主演)の2本立て。 一世を風靡したアイドルたちの裸見たさに、大勢の若者たち、おじさんたちが映画館に殺到していた(そういえばKくんは一緒じゃなかったっけ?)。 閑話休題。 今年も明治大学マンドリンクラブの高崎公演に行って来ました。 第2部の特別ゲストとして登場したのが今陽子さん。 20代の若者たちで構成されるマンドリンオーケストラを従えて、67歳(!)のピンキーが歌い、踊る、とてもエキサイティングがステージであった。 ここ数日予習を兼ねて、AppleMusicで今陽子さんの歌を聴き、そしてYouTubeで「&キラーズ」時代の代表曲を聴いていた。 ああ、懐かしいなぁ...と思ったのがこの曲でした。 おっと違った! こちらはキャンディーズの「なみだの季節」でした(スーちゃんがセンターだ!) では改めて、ピンキーとキラーズの「涙の季節」をどうぞ...と言いたいところですが、残念ながら本家の歌がうまくアップできないので、カラオケバージョンでお楽しみください。  ステージで歌われたのは以下の曲。 私のお気に入り(映画「サウンド・オブ・ミュージック」より) 虹のかなたに(映画「オズの魔法使い」より) 涙の季節 恋の季節 見上げてごらん夜の星を 「涙の季節」「恋の季節」では客席でお客さんたちとハイタッチを交わしながらの熱唱であった。 11月にはニューアルバムも発売されるとのことである。 詳細は今陽子さんのブログをご覧ください。 https://ameblo.jp/yoko-kon ちなみに明大マンドリンクラブのアンコール曲は、「愛の讃歌」でした! ピンキーとキラーズ ベスト 恋の季節 オレと彼女 涙の季節 七色のしあわせ 青空にとび出せ 星... 1,173円 Amazon ピンキーの女唄 2,641円 Amazon 今昔歌~ピンキーの男唄~ 2,110円 Amazon  *11月発売の最新作はこちらから! 今の季節~ピンキーの季節唄 3,000円 Amazon  

      9
      テーマ:
  • 12Oct
    • MIKAKO & 山口良一 (10.7)

       日本シャンソン館主催の《バニョル・エ・シャンソン》は今年で6回目の開催となる。 バニョルとはフランス語で「車」のこと。 今年はまるで夏のような好天に恵まれ、シャンソン館の駐車場は沢山の「フランス車」であふれていた。 中庭の展示車両は《2CV》(1955年製)。 午後からは自動車ライターの武田隆さんの2CVの歴史にまつわる講演会。 いつか仕事を引退して、車の2台持ちが可能となったら、《2CV》を所有してみたいという夢があります。 シャンソンは、バニョル3回目となるMIKAKOさん(ピアノは大美賀彰代さん)。 そして特別ゲストは山口良一さん。 MIKAKOさんと山口さんとは20年来の仕事仲間であるとのこと。 私たちの世代が山口さんといえば、やはり真っ先に思い浮かぶのはこの曲でしょう。 調べて見ました。シングルの発売は1981年8月5日。 そしてその年の9月10日から8週連続の1位を記録(ザ・ベストテン)。 ライヴではその山口さんの歌声を聴くことができました。 午前の部では、ソロで「今日でお別れ」、MIKAKOさんとのデュエットで、「あなたが好きでたまらない!」の2曲を披露。 午後の部では、ソロで「雪が降る」、MIKAKOさんとのデュエットで、「クラリネット壊しちゃった」の2曲を歌われた。 MIKAKOさんの新しいレパートリーとしては、今年のパリ祭で披露された「ラ・メール」が印象深い。  個人的にはMIKAKOさんにはフレンチポップスが日本でも人気のあった1970年以降の新しい曲(?)にもっともっとチャレンジしていただきたいと思う。 例えばこんな曲。 一緒に行った友人たちと、シャンソン館の中庭で、暖かい日差しを受けながら🇫🇷風ランチを楽しみ、シャンソンやフランス車談義に花を咲かせる...。 まるで秋風のような、静かで穏やかな時間が過ぎていきました。        

      8
      テーマ:
  • 09Oct
    • ピアニストを撃て 〜 アズナヴールに捧ぐ①

       喪失感。 いつかその日が来ることは分かっていても、これ程までに早く訪れるとは...。 94歳という年齢を考えれば、「天寿を全うされた」という見方もできるが、ほんの2週間前にあれ程のステージを見せられると、「100歳!」でのステージもあながち夢ではない...と思っていた。 さて本日は、棚の中でずっと眠り続けていた(一度も観た記憶がない...)映画「ピアニストを撃て」(フランソワ・トリュフォー監督作品)について書いてみたい。 ピアニストを撃て〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選5〕 [DVD] Amazon  ご存じない方のために、映画の概略をwikiより引用させていただこう。『ピアニストを撃て』(原題:Tirez sur le pianiste, 英題:Shoot the Piano Player)は、フランソワ・トリュフォーの監督による、1960年のフランスの長編映画である。モノクロ作品。原作はデイビッド・グーディスの小説『ピアニストを撃て』(1956年発表)。プロットの大筋は典型的パルプ・フィクション小説である原作を踏まえているが、舞台はアメリカからフランスに移され、登場人物たちの性格にも改変を加えている。揺れるカメラ、アメリカのB級犯罪映画やハードボイルド映画を思わせるハチャメチャなストーリー、脈絡のないカット等と非常にヌーヴェルヴァーグらしい作品。 《ストーリー》 パリのカフェ「マミイ」でピアノを弾くシャルリ・コレールの正体は、かつて世間を賑わせたアルメニア出身の天才ピアニスト、エドゥアール・サローヤンである。彼はかつての妻との間に起こった、ある悲しい出来事が元で、人生にすっかり絶望していた。そんな彼に思いを寄せる店の給仕女レナは、なんとかして彼の心を開かせたいと思っていた。ある日、シャルリの兄でやくざ者のシコが助けを求めてきて、2人は嫌々ながらもギャングの抗争に巻き込まれてしまう。 以下、数日前に全編通して観た感想である。 この映画で主人公の天才ピアニストをを演じるのがシャルル・アズナヴールである。 この映画に出演した当時、アズナヴールは36歳ということになるのだが、実際には40代半ばくらいに見える。 トリュフォーの映画の主人公(男性)は、いつもどことなく不安を抱え、自分に自信が持てないといった性格(トリュフォー自身を投影?)で描かれていることが多いのだが、この映画のアズナヴール自身も同じような悩みを抱えてながらひっそりと生きている。 結論から言うと、いかにも「ヌーベルヴァーグ」といった実験的で、見終わると「ヌーベルヴァーグ」らしい「遣る瀬無さ」が残る作品である。 アズナヴール自身の「鼻歌」を聴くことはできるが、映画ではもっぱらピアニストに徹している。 アズナヴール自身はこの映画をどんな風に評価していたのかを知りたいと思った。 少しずつ、アズナヴールの映画を見直してみたいと思う。 *「ブリキの太鼓」、ブルーレイで出してくれないでしょうか?

      13
      2
      テーマ:
  • 08Oct
    • あみ & 諏訪光風 ライヴ(9.30)

        29日の午後、「あるまゐらスペシャルライヴ」(日本シャンソン館)、その後、上牧温泉(群馬県利根郡みなかみ町)の辰巳館にて中学時代のクラス会(およそ25年振り! 時の経つのも忘れ大盛り上がり!)、翌30日の午前中に再び日本シャンソン館で「あみ & 諏訪光風 ライヴ」、そして午後からは富岡市音楽祭(かぶら文化ホール)へ。 閑話休題。 本日は「あみ & 諏訪光風 ライヴ」を取り上げてみたい。 今回はいつもの今野勝晴さんのピアノ伴奏ではなく、ギタリストの諏訪光風さんの伴奏であった。 まずは諏訪さんの紹介から。 繊細で、力強く、そして何よりも音色が正確で美しい。 ボサノバ、スパニッシュ、ジャズ、クラシック、ニューエイジ風...。 すっかり聞き惚れてしまった。 この変幻自在なギター伴奏で展開された「あみワールド」。 音の一つ一つが、言葉の一つ一つが、しっかりと聴き手の心に届く。 これぞ「シャンソン!」。 当日の様子は諏訪さんご自身がこんな風にブログに書いていました。 https://ameblo.jp/koufuu-suwa/entry-12408801684.html 私がこの日、特に印象に残ったのがピアフの「群衆(La foule)」であった。 先日、新宿で「デイヴァイン・ディーバ」を観た時に、この曲の原曲が使われていた。 原曲は“Que nadie sepa mi sufrir(誰も私の苦しみを知らないなんて)”というアルゼンチンの曲で、これをピアフが気に入ってフランス語で歌ってヒット(1957年)したものである。 私がこの曲を最初に聴いたのは、レイモン・ルフェーヴルで、その後、エディット・ピアフ、フリオ・イグレシアス(スペイン語)の順だったと思います。 ではその順番にお聴きください。残念ながらフリオの映像がうまくアップできないので、ブラジル産のちょっとセクシーなこんな映像をどうぞ。 沢田研二バージョン(日本語)もどうぞ(必見!) 思わず叫びたくなりますよね...「ジュリ〜!」と。 さて最後はあみさん自身の歌声で締めていただきましょう。  久しぶりにギターを弾いてみたくなったので...。 ひと目でわかるかんたんギターの弾き方 Amazon DVDですぐわかるかんたんギターの弾き方 1,512円 Amazon 諏訪光風 Amazon  

      9
      テーマ:
  • 05Oct
    • バニョル・エ・シャンソン

       いまだ「喪失感」の中から抜け出せていません...。 アズナヴールについては、何をどこから書いたらいいものか、気持ちの整理ができないので、今回は10月7日(日曜日)に開催される日本シャンソン館主催「第6回バニョル・エ・シャンソン」の告知をさせていただきます。  

      9
      テーマ:
  • 01Oct
    • ああ...アズナヴール!(訃報)

       信じられない...。 アズナヴールの訃報が届くなんて...。 つい2週間ほど前に、NHKホールであれほど元気な歌声を聴かせてくれたのに...。 気持ちの整理がつかないので、詳細は後日改めて。 http://www.lefigaro.fr/musique/2018/10/01/03006-20181001ARTFIG00151-mort-de-charles-aznavour-apres-une-longue-et-belle-vie-de-boheme.php https://www.theguardian.com/world/2018/oct/01/charles-aznavour-french-singer-dies-aged-94 https://www.washingtonpost.com/local/obituaries/charles-aznavour-daring-and-adored-french-singer-and-composer-dies-at-94/2018/10/01/bf080f3e-c577-11e8-b1ed-1d2d65b86d0c_story.html?utm_term=.6c98d147aca0 

      24
      4
      テーマ:
  • 30Sep
    • あるまゐらライヴ(9.29)

       「越路吹雪なりきり系アルマイラ」(🇺🇸) 《なりきりNIPPONグランプリ》(TBS系列)というテレビ番組ではそんな風に彼女を紹介していた。 歌唱後、「なりきりパーフェクト!」と鐘が連打される...。 映像はここにありました! https://www.dailymotion.com/video/x6jmdqx その後、彼女は「次世代シャンソン歌手発掘コンテスト」(日本シャンソン協会主催)において最優秀新人賞を受賞。 初めて歌ったシャンソンが「愛の讃歌」。その当時、シャンソンのレパートリーはその1曲のみ。 そんな彼女が初めて日本シャンソン館のステージに立った。 コンサートはいきなり「愛の讃歌」で始まった。 小林力さんのピアノ伴奏で、ソウルフルに歌い上げる「愛の讃歌」。 比較の意味で、越路吹雪さんにご登場いただこう(昭和44年の映像から)。 改めて比べてみると、「越路吹雪なりきり」ではない《あるまゐら》の「愛の讃歌」がそこにはあった。 その歌い方や節回しがちょっと独特で、よくある「愛の讃歌」に馴れている方々の評価は分かれるかも知れない。 ただ私自身は、その「愛の讃歌」に媚びることなく、真摯に向き合っている彼女の姿勢に魅せられた。 彼女がこのステージのために取り組んだシャンソンのレパートリーは以下の通り。 ミロール アコーディオン弾き 枯葉 聞かせてよ愛の言葉を ケ・サラ おそらく彼女は、越路さんのビデオを繰り返し見ながら歌のトレーニングをしたのだと想像されるが、その全てのシャンソンが、紛れもなく「あるまゐら色」に染め上げられていたと言えよう。 休憩を挟んで、小林ちからさんのピアノソロ(久しぶりの芦野宏ワールドを堪能!)。 そしてあるまゐらさんの友人であるYohei Chrisさんが登場。 芦野宏先生のレパートリーから、二人のデュエットで「カナダ旅行」そしてYoheiさんのソロで「幸福を売る男」の2曲を披露。 久しぶりに芦野先生の歌声で「幸福を売る男」をどうぞ。 そしてYoheiさんのソロでオリジナルの「20(はたち)」が歌われた。 再びあるまゐらさんとのデュエットで“Be brave”(オリジナルはATSUSHI + AI)を披露。 そして彼女が大好きだという欧陽菲菲の「ラブ・イズ・オーバー」を熱唱。 そしてジャズナンバーから“Fever” こちらは若手美人ジャズシンガーの田中真由美さんの歌声でどうぞ。 プログラムの最後は山本リンダさんの「闇夜にドッキリ」で。 そして長い長いアンコールの拍手の後、彼女が意を決して歌ったのは、何と、何とこの曲でした。 彼女が突如、「トーチャンのためならエンヤーコラ!」と歌い始めた時、会場内のあちらこちから「笑い」が起こった。 だが間もなく笑いは消え、誰もが「あるまゐら のヨイトマケ」の世界に引き込まれていった。 歌い終わると、一段と大きな拍手が会場に鳴り響いた。 新潟のホブさんも、彼女と同じプリスリーズのステージに立ったNさんも、「凄い!」と唸った。 ブラヴォ〜、あるまゐら!!!              

      8
      4
      テーマ:
  • 29Sep
    • 本日、あるまゐら(ALMIRA)ライヴ!

       本日(29日)、午後2時より日本シャンソン館にて、2018年プリスリーズ最優秀新人賞受賞記念《あるまゐらスペシャルライヴ》が開催されます。  以前、本ブログでもYouTubeの「愛の讃歌」(4月3日放送のテレビ番組)の動画をアップさせていただきましたが、今回も引用させていただこうと思いましたが、残念ながら現在は削除されています。 アメリカ人の父、日本人の母を持つ彼女は2歳から15歳まで日本で暮らし、15歳から18歳までニューヨクで歌とダンスの修行を重ね、再び帰国。 そんな彼女は越路吹雪さんの歌を聴いてシャンソンの魅力に触れたとのことです。 私は残念ながら彼女の「生歌」を聴いたことがありません。 しかしながら、その型にはまらないソウルフルな「愛の讃歌」を聴いて、彼女に無限の可能性を感じました。 その彼女が日本シャンソン館にやって来る! 皆々様も是非お出かけください。      

      10
      2
      テーマ:
  • 24Sep
    • 奇跡の来日公演 〜 シャルル・アズナヴール(9.17)

       私が過去に行ったアズナヴールのコンサートはこれまでに3回。 1991年(新宿厚生年金会館)、2007年(東京国際フォーラム)、そして前回の2016年のNHKホール。その全てが「最後の〜」と謳っていたと記憶している。 今回の日本公演は、腕の骨折のために延期された5月のコンサートの振り替え公演であった。 本当に実現するのだろうか...日本のファンの誰もがそんな不安を抱きながら、9月を待っていた。 そして9月17日、東京NHKホールで「奇跡の来日公演」の初日を迎えた。 定刻の19時を少し回ったところでバンドのメンバー(ギター1、ベース1、ピアノ1《エリック・ベルショ!》、キーボード1(バンドマスター)、そして女性コーラス2(いつものようにアズナヴールの娘カティアが参加)がステージに登場。 「神の降臨」を予感した聴衆たちは熱い熱い拍手で彼らを出迎えた。 そしてここからおよそ1時間45分、休憩なし、水も飲まずの「奇跡!」、そして「至福!」の時間がスタート! オープニングは1986年のヒット曲“Lesemigrants(移民たち)” (2000年の映像から) ステージ上を歩く姿、背筋を伸ばした立ち姿、そして歌い上げる声量も驚くべきことに、2年前と全く変わっていない。いやいや10年前に聴いた東京フォーラムのコンサートと比べても「衰え」を全く感じさせない。 時折、アズナヴールの早いテンポにピアニストのエリックが一生懸命合わせている曲(“She”)や、個人的に音程が「?』と感じられる曲(「愛のために死す」、あえてそう歌っていたのかは不明)のだが、そんな些細なことはどうでも良くなるほどの素晴らしいパフォーマンスに圧倒された。 個人的に特に良かったと感じた曲が、“Mon Ami Mon Judas(わが友、わがユダ)”である。 この曲は1980年に発表された《自叙伝(Autobiograpie)》に収録された曲で、オリジナルのアレンジはジャン・クロードリックであった(オーケストラはポール・モーリア楽団)。 このアップテンポの曲を、乱れることなく、力強く歌い切った(ブラヴォ〜!)。 ちなみにこのオリジナルアルバムはSACD(スーパーオーディオCD)でも発売されています。 Autobiographie Amazon  その一方で、同じアルバムに収録されていた“Monémouvant amour(声のない恋)”は歌われず。 手話を交えたパフォーマンスを見ることができなかったのは残念! ダニエル・リカーリをゲストに迎えたベスト・パフォーマンスをどうぞ。 今回の来日ステージでも披露されたアズナヴールの「アヴェ・マリア」を再びダニエル・リカーリとのデュエットでどうぞ。“Sa jeunesse(青春という宝)”はエリック・ベルショのピアノ伴奏のみでしっとりと歌い上げてくれた。 2017年の映像から、エリックのピアノ伴奏でどうぞ。 “Je voyage(私は旅する)”では娘のカティア・アズナヴールと共に。 今年の8月、内幸町ホールで開催された「シャンソンの夏〜アズナヴールを探せ」でもこの歌が歌われた。 そんな「若手のシャンソンの祭典」の一場面が脳裏に浮かぶ...。 “Les plaisirs demodes(昔かたぎの恋)”では、すっかりお馴染みとなった軽やかなダンス・ステップを披露。 2005年の映像からどうぞ。 “Comme ils disent (人々が言うように)”は「同性愛者のために作った曲」とされるが、折しも、その日の午前中に新宿で観た映画「ディヴァイン・ディーヴァ」のエンドロールでこの曲を聴いたばかりだったので、一層感慨深いものとなった。 「ラ・ボエーム」、「帰り来ぬ青春」、「二つのギター」とヒットナンバーが続く(順不同)。 そしてラストはやはりこの曲、“Emmenez-moi (世界の果てに)”であった。 今回のコンサートを聴いた方々は、皆様みんな同じ想いを共有されたのではないでしょうか? 「これ、最後じゃないな!」と。 キャッチフレーズはこうかな? 「奇跡よ、再び!」 ちなみに本国フランスではバークレー時代の音源を集めた20枚組が発売されているが、何とこの中に1971年の日本ライヴのCDが含まれている。60枚組を聴き終えていない者としては大いに迷うところである(結局、買ってしまうのだろうな...)。   

      18
      4
      テーマ:
  • 20Sep
    • ニュー・シネマ・パラダイス シネマ・コンサート(9.16)

       私の父方の伯父は目が不自由だった。 高校の教師をしていたが、40歳の頃にベーチェット病を発病し、完全に光を失ったとのことである。 叔母が食堂を切り盛りして、3人の男の子(私にとって年の離れた従兄弟)を育て上げた。 伯父は畑でトウモロコシを育てたり、田んぼで草取りをするなど、精力的に働いた。 私は小学生の頃から高校生の頃まで、時折、田や畑で働いている伯父を迎えに行き、自宅まで送り届けた。 トトとアルフレードの姿が、幼い頃の私と伯父(20年ほど前に他界)の思い出と重なる。 どれが初恋だったのか、正確には覚えていない。 ただ、最も多感な中学・高校時代に一途に想い続けた女性がいた。 彼女は幼稚園の時に「ゆり組」で同級生であった。 小学校が別々で、中学校で再会。 3年間で一度も同じクラスになったことはなかったが、2年生の時に旅行委員として、毎日放課後に「栞」の作成をした。 「栞」を印刷して綴じ込む時、なぜか印刷室で二人きりになった。 この時間がいつまでもいつまでも、永遠に続いて欲しいと思った。 高校は共に地元の高校に進学したが、彼女は女子校、私は男子校で、3年間、一度も言葉を交わすこともなく、ただただ朝夕の通学の電車の中で彼女の姿を探していた。 卒業後、彼女は東京の女子大に進学して、私は東京の予備校で浪人生活を送った。 ある日、突然思い立って、彼女に会いに出かけた。 女子大の校門付近をうろつき、そして駅の改札で彼女を待ち続けた。 そう、トトがエレナの家の窓の下で扉が開くのをじっと待ち続けたように...。 夕闇が迫る中で、彼女が私に気づいて歩み寄ってきた。 「どうしたの?」 「君に会いに来た!」 そう言って手紙を手渡し、駅の改札を抜けた。  トトの初恋は成就したが、私の初恋は見事に散った。 あの日から、彼女の存在は「遠い海」(遠藤周作)となった。 トトの心に生き続けているように、彼女は永遠に「私のエレナ」となっている。 さてさて、ここからがようやく本題です。 東京フォーラムで開催された「ニュー・シネマ・パラダイス シネマ・コンサート」に、いつもの3人組(新潟のホブさん、幼馴染のKくん)で出掛けた。 コンサートの内容は《yuko-flowerdiva》さんのブログで詳細に綴られていますので、是非ご覧ください。 https://ameblo.jp/yuko-flowerdiva 「ピアノありましたか?」という私の疑問にも、何と東京フィルの事務所に直接お問い合わせいただき、越田美和さんというピアニストのお名前まで教えていただきました。 この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。 3人組の並び順は左からホブさん、Kくん、そして私という順番でしたが、映画が中盤に差し掛かった頃、前席斜め前(ホブさんの前)にいたご婦人が時折、ハンカチで涙を拭っているのが目に入りました。 ふと気がつくと、隣にいたKくんがしきりに顔に手を持っていく姿が目立つようになりました。 トトが30年ぶりにわが家に帰ってきた場面で、ついにKくんは「大洪水」となってしまいました。 そしていよいよラストシーンが始まりました。 おそらく、私はこの映画を100回以上は観ていると思いますが、この「愛のテーマ」を聴くたびに、様々な「想い」が交錯してしまいます。 終演後、3人で行った日比谷シャンテのレストランで、中年男3人組で「ニュー・シネマ〜」を熱く語り合いました。 今回の上映が劇場公開版(2時間)だったため、オリジナル完全版(3時間)を改めて見直してみたいと思いました。 3人の中年男に共通しているのは... それぞれの心に「エレナ」が存在していること、それぞれに思い出の「ジャンカルド駅」があること、そして「泣き虫」ということでしょうか?  *私の知る限りでは東京フォーラムの会場の中で、Kくんが一番泣いていました(そうだよね、ホブさん?)。 ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD] 1,098円 Amazon ニュー・シネマ・パラダイス[完全オリジナル版] デジタル・レストア・バージョン Blu-ray 3,256円 Amazon ニュー・シネマ・パラダイス[インターナショナル版&完全オリジナル版] デジタル・レストア・バー... 5,744円 Amazon   

      19
      2
      テーマ:
  • 16Sep
    • さあ、アズナヴール! 

       いよいよ明日(9/17)に迫ったシャルル・アズナヴールの東京公演。  ピアニストのエリック・ベルショ(Erik Berchot)のFacebookによれば、一昨日、「アズナヴールと共に機上にある」との書き込み、そして昨日は東京の某ホテルにチェックインという書き込みがありました。 今回こそ無事に来日ステージが実現できそうですね! まずはエリッック・ベルショとアズナヴールの共演で、「青春という名の宝(Sa jeunesse)」をお聴きいただきましょう。 *映像は2014年のアルメニアのステージ エリック・ベルショは、以前、クロード・ルルーシュの映画(『遠い日の家族』、音楽はミシェル・ルグラン)にも出演(自らラフマニノフも弾く)したこともあり、また、ソロコンサート(2006年)を日本でも開催したこともあります。日本でも2枚のCD(1枚はクラシックの小品、1枚はポピュラー)が発売されました。 私は群馬県富岡市のコンサートに行き、終演後にCDにサインをいただきました。 段々と期待の高まるアズナヴールのコンサート(本当にステージに「降臨」していただければそれだけで満足!)ですが、敢えてこの曲歌ってくれないかなぁというのを1曲だけ書かせていただきましょう。 まずはメロディをお聴きいただいて、曲名(邦題)をお答えください。 レイモン・ルフェーヴルの演奏から。 続いてはカラヴェリで。 最後はポール・モーリアで...と思いましたが、なぜかポール・モーリアの映像がここにアップできません。 取り急ぎこちらからご覧ください。  https://www.youtube.com/watch?v=fOg316m73zo 途中のダニエル・リカーリのヴォカリーズを聴いていると、心の奥底から「幸せ」な気持ちが湧き上がってきませんか? この曲のタイトル“Nous irons à Vérone ”のVéroneはロミオとジュリエットの舞台となったイタリアの街の名前です。 映画《ロミオとジュリエット》(もちろんオリビア・ハッセー主演)の映像をバックに、アズナヴールが歌います。 ここでアレンジを担当しているのはもちろんポール・モーリア。 お待たせしました! アズナヴールの歌唱映像で...と思いましたが、残念ながら動画がありませんでした(やはりコンサートでは期待薄かな?)。 仕方がないので、皆さんで「幸せの旅路(Nous irons à Vérone)」(カラオケ)で歌いながら、刻一刻と迫るコンサート開幕の気分を盛り上げていきましょう! でもやっぱり本家の歌唱映像がないと締まらないので、最後はこの曲“Hier encore(帰り来ぬ青春)”で。 この曲を歌うアズナヴールを見たら、やっぱり熱いものが込み上げてくるんだろうな...。  Aznavour Anthologie 32,449円 Amazon     本日はちょっと「力尽きた」のでここまで。 おやすみなさい...。   

      23
      テーマ:
  • 15Sep
    • Effet Miroir ~ ZAZ!!!

       3年ぶりとなるZAZのアルバムが11月に発売!!! 以下、HMVのレコード紹介の記事です。 シャンソン、南米音楽、ポップ、サルサ、ロックなど様々なジャンルをクロス・オーヴァーした、ザーズの限りない音楽性があふれ出ているこの新作『Effet M 全世界で400万枚以上のアルバム・セールスを誇る、フランスを代表する女性シンガー、ZAZ(ザーズ)の『PARIS~私のパリ~』(2015年)以来となる待望のニュー・アルバム!このアルバムは、彼女がこれまで直面した様々な経験を通じて理解した、人間というものの多様性と同様に、いくつかの側面やジャンルを描いたものとなっている。シャンソン、南米音楽、ポップ、サルサ、ロックなど様々なジャンルをクロス・オーヴァーした、ザーズの限りない音楽性があふれ出ているこの新作『Effet Miroir(エフェ・ミロワール)』は、パリ、ブリュッセル、そしてモントリオールで制作され、ザーズはリスナーにこのアルバムを聴くことで、自分自身を見つめなおす一つのきっかけになれば、と願っているそう。「全ての要素を、その逆説をも含む形で理解するということは、私にとっては、我々という存在の両極性を結びつけるということなの」。アルバムからの1st Singleとなる「Que vendr(意味:どんなことがあっても)」はスペイン語とフランス語で歌われており、人生をあるがままに後悔せずに生きることについて綴った楽曲。ザーズ曰く「私にとってこの楽曲は、人生のパースの上を歩くようなものなの。このタイトルは、私が世界中を回ってパフォーマンスをしてきたこの8年間のこととすごく共鳴していて、その先で直面してきたこと、それによって経験してきたことを思い出させるわ。」(メーカー・インフォメーションより) では取り急ぎ、「Que vendr(意味:どんなことがあっても)」のサワリをお聴きいただきましょう。 11月16日が待ち遠しい!  

      7
      テーマ:
  • 11Sep
    • ニュー・シネマ・パラダイス シネマ・コンサート

       今週末(15日、16日東京、17日大阪)開催される「シネマ・コンサート」。 今回は、あの「ニュー・シネマ・パラダイス」ときたもんだ!【シネマ・コンサート(シネオケ®)とは…】“大スクリーンでの映画上映×生演奏による音楽”でお届けする新たなスタイルのコンサートが「シネマ・コンサート(シネオケ®)」。映画のセリフや効果音はそのままに、劇中に流れる音楽をフルオーケストラが演奏。映像・音楽の迫力は、臨場感を増幅させ、記憶に残る名シーン・登場人物の心理模様までもがより鮮やかに響いてきます。ヨーロッパやアメリカで人気を博し、日本でも『ゴッドファーザー』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『E.T.』『インディ・ジョーンズ』『タイタニック』『ハリー・ポッター シリーズ』『美女と野獣』『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』『ラ・ラ・ランド』など、珠玉の名作が上演され、公演を重ねる度に熱烈なファンを築いています。 今年はイタリアでの映画公開30周年を記念しての公演であり、この映画の人気が特に高い日本が「世界初演」とのことである。 私が最初にこの映画を観たのは、ロードショー公開が終わった後に、初めてレーザーディスクで発売された時のこと。 その後、「完全版」は映画館で観て、新たに発売された「完全版レーザーディスク」も購入。 DVDで発売されてすぐに購入し、オリジナル版と完全版がパッケージされた限定版(フィルム缶を模したケース入り)も購入。 その後、ブルーレイで発売された直後に買い、現在、オリジナル版と完全版(デジタル・レストア・バージョン)がパッケージされたブルーレイを購入しようかと思案中...。 ニュー・シネマ・パラダイス[インターナショナル版&完全オリジナル版] デジタル・レストア・バー... 5,744円 Amazon  ここまでこの映画が好きな理由の第一は、やはりエンニオ・モリコーネの珠玉のメロディであろう(ちなみにサントラ盤も曲数が増える度に購入)。*ちなみに「愛のテーマ」のみ息子のアンドレアの作曲。 どのメロディを聴いても懐かしく、ちょっとセンチメンタルで、素晴らしい夢や希望に満ち溢れている。 少年時代のトトも、青年期のトトも、そして中年になってからのトトも、まるで自分自身の分身のように愛おしい。 まるで父親のように常にトトを見守ってきたアルフレードも、まるで自分の肉親のように身近に感じられる。 シチリアに住む人々は、まるで自分が生まれ育った故郷の人々のように、懐かしい。 そして感動のラストシーン...。(まだ映画をご覧になっていない方は見ないでください!) 私は日曜日(13:00開演)に、新潟のホブさん、幼馴染のKくんと行く予定です(またこの3人!?)。    

      14
      8
      テーマ:
  • 09Sep
    • Catsu, Polnareff, そしてLai

       嬉しいニュースあれこれ...! まずはCatsuさんが本日18:53に下関駅に到着!!! 青森から下関までの1,521キロを、およそ20日弱で駆け抜けた超「超人」! 本当に、本当におめでとうございます。 完走記念に1曲。 Catsuさんが先月のコンクールで見事グランプリを受賞した曲、「そして今は」をジルベール・ベコー&ジュリー・ゼナッティのデュエット(映像のマジック)でどうぞ。 続いてはフランスからの嬉しいニュース。 ポルナレフがいよいよ「始動」! 今年の11月にニューアルバムを発売するとのことである。 オリジナルアルバムでは、前作「カーマスートラ」の発売が1990年だから、実に28年ぶりの新作ということになる。 Facebook等では時折話題にはなっていたが、正式なアナウンスがあったので、今度こそ本当にニューアルバムの発売となりそうだ。 詳細はまた後日。 そしてもう一つ。 「幻」とされていたフランシス・レイのサントラ盤「栗色のマッドレー」が限定盤ながら初めてCD化された。 「ある愛の詩」の盗作問題でスティルヴィオ・チプリアーニと裁判となり、敗れたフランシス・レイは「栗色のマッドレー」と「別れの朝」の版権、そして次回作(不明?)の音楽監督の権利もチプリアーニに譲ってしまったのである。  サントラ盤レコードは、時折オークション等に出品されることはあっても、常に数万円で取引されるという状態であった。 早速AppleMusicにはアップされているので、全曲聴くことが可能である。 どうやらCDはアメリカ盤らしく、日本のいくつかのサイトではおよそ4,000円前後、本国フランスのamazonには取り扱いがなく、アメリカのamazonでも30ドル超とちょっと高め。なぜかイギリスのamazonが一番安かったので、そこでポチッとしました。 一通りAppleMusicで聴いてしまいましたが、詳細はCDが届いてから。  

      14
      4
      テーマ:
  • 07Sep
    • 高橋絵実 & 桑山哲也 in 日本シャンソン館(8.19)

       この日は東京から幼なじみのKくんが、シャンソン歌手の紬リュウくんと一緒に高崎駅へ。 私の車で一路渋川の日本シャンソン館へと向かう。 12時ちょうど、駐車場で待ち合わせていた前の職場の女性Kさん(50代)と合流。 シャンソン館に入ると、一足早く来ていたホブさんを発見。 早速、レストランでランチをいただくことに。 そこに兄貴分のH氏からの電話。 ちょっと遅れるので、ランチの注文をお願いしたいとのことであった。 12時15分、Kくんと私の中学時代の同級生Hさん、Mさん(女性2名)から駐車場に着いたとの連絡が入る。 二人が来ることはKくんに知らせていなかったので、Kくん大いに驚く(30年ぶりの再会!)。 やがてH氏も加わってランチを食べ終わり、仲間たちとシャンソン談義に花を咲かせていると、今度は別の40代の知人女性Yさんから駐車場に着いたとの連絡が入る。 午後2時、こうして気のおけない仲間たちと共に、「高橋絵実 & 桑山哲也」ライヴの開演を迎えた。 ライヴの詳細はホブさんのブログをご覧ください。  https://ameblo.jp/hobucat/page-2.html とびっきりの時間を過ごした仲間たちは口々に言ってくれた。 「またシャンソンを聴きたい!」と。 珈琲彼女 750円 Amazon CITRON(+2) 3,240円 Amazon      

      11
      テーマ:

プロフィール

ユトリロ

性別:
男性
血液型:
A型
お住まいの地域:
群馬県

フォロー

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス