うとうの競輪日記 -3ページ目

’06GW旅打ち日記(4)

5/2(火)雨天のち晴れ・・「和泉国百宮:正八位尿除大明神のご利益や如何の巻」


 ウトウを乗せた夜行バスは何時の間にか名古屋を通過し関が原SA着。漸く寝付いた筈のウトウは、運転手のアナウンスで起こされてしまった。眠い・・がトイレのために下車すると、既に霧雨。

 予定通り、朝7:00過ぎに大阪なんば着。千日前商店街でネットカフェを発見し入店。ブース席でHPの管理(デニ公削除など)を済ませ、岸和田の予想などをしながら時間を潰す。


 9時まえにネットカフェを出て、松屋で豚丼を食す。その後、南海なんば駅へ向かい、急行で岸和田競輪場へ向かう。10:00ちょっと過ぎに春木駅着。約1年ぶりの岸和田競輪場である。疲れているし、じっくり打ちたいので特別観覧席を購入(¥1000)。2階席と3階席があったので、見やすいかなと考え3階席を購入。結局、4日間3階席に座ったので2階席の見やすさは良く分からないが、「2階にしたら見にくくて叶わへん」とボヤくオヤジを見かけたので、3階席の方がよいのかも知れません。但し、特観席の売れ具合は2階席の方が良いくらいであった。理由はどうも、2階特観席の裏側には大きな広場があって、オッズ等が見やすいという利点があるからでろうと思われる(3階席は吹き抜けとなっている)。


 いざ特観席のチケットを購入して、入場門を通過しようとしたら係員に止められた。特観席チケットの他に¥50の入場券購入が必要とのこと。「まだ金取るのか?」とムッとするも、仕方なく行列に並んで入場券購入。


 入場すると、嬢に「駄菓子引換券」を貰う。 引換所で懐かしの「泡だま」と交換。最初は見た事のない不味そうな駄菓子を渡されたのだが、「こっちでも良い?」と聞くと、親切に係員のお兄ちゃんが交換してくれた。¥10だと分かっていても「泡だま」は嬉しいかも。


 とりあえず特観席に向かうものの、ホームスタンドとバックスタンドを間違えてしまう。途中、御宮に遭遇。


岸和田競輪-1  パン!パン!!正八位尿除大明神さま


 去年岸和田を訪れた際にも鎮座しておられた御宮。しかし、これだけ公衆衛生が浸透した21世紀に、果たして大して混んでもいない競輪場においてトイレ以外の場所で小便を垂れる人間など居るのであろうか?!

 ・・と思ってたのだが、翌日に居たんです。既に「ゆばり」を垂れる機能しか有さなくなって久しいといった感じのジジイが、それも2センター付近の公衆トイレ横の壁で放物線も描けぬ力無い尿を垂れていた(リアル)!!

 嘘ではない!本当と書いてマジと読む~ビックリだす。


 特観席に到着し、クロークに荷物を預けて特観内を一巡。オッズプリンターの位置が判らなくなったので警備員に聞くと、親切に位置を教えてくれた。

 というか親切すぎて、オッズプリンター位置まで付いてきた。お尻の穴に緊張が走る(んな訳ない)。


 さあ!4日間打って打って打ちまくりんこだ(危)!!!!何と言っても岸和田バンクと言えば、昨冬の全日本選抜が荒れに荒れまくる展開。100円玉で車券勝負するウトウが、実に2日間でマンシュウを7本取って12万勝ったというほどの絶好調バンクである。


 ところがである。岸和田記念キング杯争奪戦初日の車券勝負は難渋。だって、あまり荒れないんですもん。先行ラインはともかく、捲りラインの3番手など全く勝負にならない感じ。去年の大荒れは何だったのだろうか・・。

 日にちが経ってしまい、どのレースを当てたのかを忘れてしまったのだが、とにかく後半レースで1つを当てるのがやっとであった。


岸和田競輪-2  当日は6000人超の入り。


 最終レースは混雑回避のため、バックスタンドで観戦。特観も良いが、喧騒のスタンドも良いものである。ちなみに、11Rは「やっぱりか」と思う岡部の捲り。やっぱりなのに当たらない・・・。


 「明日は取り返したる!!」という思いと、今夜のピンクな思い(?)を胸に岸和田バンクを後にする。春木駅に戻ると、春木駅始発の急行(競輪専用電車と言ってもよかろう)が停車中。この電車は、11R終了後にモタモタ場内に留まっていると乗り損なうのでご注意を。


 宿は船場なので、天下茶屋駅で地下鉄乗換えのため下車。ホームを降りると良い匂いが・・カレーだ。と言うわけでカレーを食す(またか!)。ココ一番っぽい雰囲気なのだが、ココ一番より若干高い。味は極めて普通で、印象に残らず。


 東横イン船場でチェックイン。この日のフロント係員は、どういう訳かとっても不機嫌で威圧的。「貴方はひょっとして、元婦警ですか?」と聞きたくなるくらい。ひょえー!オッカナイよぉ!!


 そんな事はどうでも良い。ウトウはそそくさとホテルの風呂で綺麗に体を洗い流して、電話予約も完了の介。実は・・1年ぶりにアスカちゃんに会いに行くのである(どうでも良い)!!

 いや~ん♪馬鹿~ん♪そこはオケツなのぉアハ~ン♪ワタシ○○○なの♪ウフーン♪

 1年ぶりに拝んだ嬢の体は、「冬眠?してた・・」と聞きたくなっちゃうくらいに、限界ギリギリ一杯に肥えた状態。しかし、驚いた事に嬢はウトウの事を覚えておりました。最初は適当な事を言ってるんだろうと思っていたのだが「去年も競輪だったよね!」と言われビックリ。うーむ、No.1を張るコは只者ではないということっであろうか。

 

 満足!満足!!小僧寿司チェーン♪なウトウは軽い足取りで宿に戻り、ホテルのパソコンとプリンタを使い、翌日の赤競ネットを購入し印刷。 その後、パンツやTシャツを洗濯してから、酒を呑み呑み競輪予想をして23:00就寝。

後志紀行

 先週末、タマ職人氏と後志をウロウロして参りました。北海道旅行の参考になろうかと思いますのでご報告。


 まず我々が向かったのは、札幌界隈では有名な余市の海鮮丼屋「柿崎商店」(写真)。1Fはスーパーで、2Fが海鮮工房という食堂。安く海鮮丼が食べられるということで、札幌圏から多くのお客が訪れ、いつも混雑。天気の良い週末は行列が店外まで続いていることも珍しくない。

柿崎商店  余市駅そばの国道5号線沿い。


 我々はウニ漁が解禁になってとの情報を得て向かったのであるが、残念ながらウニ丼は既に売り切れ・・。時は既に16:00をまわっていたのだから「仕方ない」と納得。

 結局、ウトウは別の海鮮丼(¥950)ともずく酢(¥140)を食す。本当は写真を撮るつもりだったのだが、気が付いた時には、半分以上食べてしまっておりました。すいません。

 ちなみに、ウニ丼は時価なので日によって変動するが、昨年は¥1600~ ¥2500くらい。


 この後、運転手役のタマ職人氏が「ソフトクリームが食いたい」と余市町内にある道の駅で休憩。道の駅の隣は竹鶴政孝の興した「ニッカウヰスキー」の工場がある。見学&試飲が出来るはずだが、我々は車・・。次回は汽車で来ようと思う。

友人が行ったらしいが、試飲だけでかなり酔えるらしい。酒好きウトウには垂涎。



 この後、我々は峠道を越えて内陸の赤井川村のキロロリゾートへ温泉に向かった。

キロロ  キロロリゾートのホテル。


 出ました!!北海道の山の中に豪華な巨大ホテルズッコ~ン!!バブル!バブル!!バブルゥゥゥ!!!お母さ~ん!オシリから荒木師匠が出てきたぁぁぁ!!!(テンション高)


 入泉料金もバブリーで¥940。料金を支払って浴場に向かっていると、「浪越指圧⇒」という看板を発見!! 何と!マリリンモンローを指圧したことで有名な、故ジェット浪越の名前を冠しているではないか?!?!指圧の心はぁ~母心ぉぉ。

 ここでふと、エンペラー吉田氏を思い出した。天才たけしの元気が出るテレビで、ジェット浪越氏と共演していた素人のジイサマで、「偉くなくともぉ~正しく生きるぅ!これがぁワタスの信念だす。」がキャッチフレーズで、ときどき入歯が外れるのだ。ちなみに家に戻ってからネットで検索してみたが、二人とも既に他界・・。

  彼らが露出していたのも、ちょうどバブルの頃だったなぁと思い出す。きっと、バブル全盛期にはキロロリゾートにも東京からギャルがワンサカと押しかけてきたのだろう。スキーを滑って温泉に行こうとしたギャル達が「キャー!浪越指圧だってぇ!」なんてノリで、「浪越」の看板も盛況だったのかも。


 しかし、時は移って21世紀。我々がキロロリゾートで見かけたのは、老夫婦や家族連れがチラホラ(時期も悪いが・・)。浪越指圧も残念ながら閑そうでした。


 温泉は、浴場自体は露天もあるしスチームサウナ付で良かったのだが、泉質に納得いかず。塩泉の筈が、舐めてみたらあまり塩味を感じなかった。そもそも、掲示されていた温泉分析表を見ると、鉄分が多いとのことであったが、見た目がなぜか透明。薄めているのか循環し過ぎなのか・・・。


 とにもかくにも温泉で疲れを癒し、我々一行は家路に戻るのであった。


 余談であるが、キロロリゾートから小樽に戻る国道からは、素晴らしい小樽夜景が眺望できた。野郎2人で見る夜景ほど虚しいものはなし。

’06GW旅打ち日記(3)

5/1(月)晴天猛暑・・「ヒマなので多摩川競艇の巻」


 8:30起床。この日は生憎、関東近辺での競輪開催がないため、多摩川競艇に行ってみることに。新宿から中央線で武蔵堺駅下車。 朝からどんどん気温があがり、駅を降りると既に真夏。 駅前は東京近郊でよく見かける何でもない景色だが、都心に比べ時間の流れが遅いような気がします。歩く人の早さも心なしかゆっくり。


 ここから西武多摩川線に乗り換え。始発駅なので電車がホームに停まっており、発車までしばし座席に座って待つ。降車するのは「競艇場前駅」だが、終点は「是政駅」という名前らしい。何だか人の名前みたいだなと思い、旅打ちより戻ってきてからネットで調べてみた。 戦国末期にこの地を拓いた井田是政という人物に因むとのこと。 ちなみに、ネット検索でたまたま付近の地図を開いたら、競艇場のすぐそばには中央競馬の東京競馬場があるということが分かった。多くの人はそちらに行くのでしょう。


 電車は住宅地を縫うように走り、15分ほどで競艇場前駅到着。ここで客の95%が降りてしまった。うーむ、この路線は競艇場のお陰でもっているようなものだろう。


 駅から競艇場までは、比較的最近に歩道橋が完成したらしく、近所の住民に迷惑をかけることなく駅から競艇場まで誘導する仕組みとなっていた。 しかし、そのせいで駅前の明らかに競艇客向けと思しき食堂や飲み屋へのお客の流れが滞ったものとみえ、シャッターが閉まっているお店が見られた。


 競艇場に入場。 やはり競艇場というのは競輪場に比べてお客が多い。 だいたい、GW中の競輪は川崎記念・岸和田記念を全国的に発売し、全国の地方競輪場は本場発売を控えて場外発売。 GW休みに地元のバンクがあるのに、モニターで観戦とは淋しい限りです。 競艇は去年もそうであったが、GW中に重賞開催はせずに、殆どの競艇場でヒラ開催を行っている。 これが、現在の競艇と競輪の差ではなかろうか。


 多摩川競艇-1  スタンド内の喧騒


 舟券の方は、6Rまで打ったものの・・裏目を2度食いノーホーラー。そもそも本業ではないため、力が入らないのだ・・。 

多摩川競艇-2  1マークの攻防


 多摩川競艇場内を徘徊してみたが、出店の食べ物はイマイチで、場外の通りに食堂が並んでいた理由に納得。 敢えて食べるならスタンド内の和風な食券食堂か。 暑いし本業競輪ではないので、牛丼食べながら生ビールをグイグイ。いつも思うのだが、牛丼とはすき焼きを飯にかけたものが正統(競艇場の牛丼はすき焼きに飯バージョンでした、美味なり。)だと思う。 果たして、吉野家やすき家で出てくる「牛丼」って、アレは牛丼と言えるのでしょうかね。ウトウは屑肉丼だと思う(¥280の頃は重宝しましたけどね)。ちなみに、この近辺にはサントリーの麦酒工場があるらしく、出店の生麦酒はモルツであったが、食堂はアサヒであった。


多摩川競艇-3  スタンド高所よりスタートを待つ。

 

 当たらないし、酒呑んで眠くなってきたので14:00すぎに競艇場を去り、電車で新宿に戻る。今日は23:30に新宿発の夜行バスで、明朝大阪入りの予定。 よって、今晩はホテル泊ではないのでバスの時間までは何かをしてヒマを潰さねばならないのだ。

 とりあえず、ネットカフェに入りコーラがぶ飲み。ここで、東京ドームに隣接する場所に温泉がある事をつきとめた。暑くて体力消耗したし、ちょっと高いが行ってみることに決める。ついでに、明日の岸和田記念初日の赤競ネット新聞をダウンロードして印刷。

 地下鉄春日駅を下車して、東京ドームの遊園地に隣接するお目当てのスパへ直行。ここで携帯から競輪COMMUNの掲示板を覗いてみると、MOMYさんから晩飯のお誘いが。という訳で、21:30に新宿駅で待ち合わせることにする。

 

 お風呂は入泉料¥2500。屋内の浴槽は主槽と温度の高い複槽の温泉2つ+ジェット噴流の湯槽一つ。そして、露天風呂は浴槽2つ。しかし、露天風呂は間隙なくジェットコースターの轟音と乗客の悲鳴が聞こえるのが難点。これではくつろげません。


 お風呂から一旦上がり、リラクゼーションルームで休憩。一人一人小型テレビの付いたソファーに寝そべりながら、明日の岸和田記念の予想をしながらダラダラと過ごす。ちなみに、ネプリーグという番組を見たが、浅井企画という芸能事務所所属のタレントがチームを組んで出場しており、世界の中野浩一登場。ほかの浅井企画メンバーが関根勤・車だん吉・ルー大柴などという濃すぎるメンバーにだったので、世界の中野も目立たず。 久しぶりにルー大柴が「トゥギャザーしようぜ!!」と吐いてました。


 再度、軽く入浴して新宿に向かう。


 21:30に新宿駅にて初めてMOMYさんとお会いしました。お仕事中にわざわざ時間を割いて頂いたとの事で恐縮です。 新宿の小洒落た和風の創作料理のお店(だったのかな?)で、競輪のことや麻雀のことなどなど話が弾み楽しかったです。

 バスの時間が迫ってきたので22:50に店を出る(ご馳走様でした)。MOMYさんにバス乗場近くまで送っていただきました。そして、再会を約してお別れ。今度はゆっくり呑みたいですね!


 バス乗場に行ってみると現場は大混乱。東京から各地方へ向けて発車するバスだらけで、一体どれが自分のバスなのか見当も付かない。指定された場所に行ってもそれらしきバスも居らず・・。適当にスタッフらしき人に声をかけてみると、どうやら受付はバス会社に関わらず一括との事。そんなことは、HPで予約した時には一切書いていなかったが・・不案内である。

 路上に机を置いててんやわんやの受付所には、旅行カバンを抱えた人達が長い行列を形成していた。最後列に並び、受付完了。バスの位置を教えてもらい、漸く乗り込む。

 GW期間中で現場混乱していたこともあり、定刻より10分遅れでバスは大阪に向けて出発。ウトウのバスは「3列シートでトイレ付。140°まで椅子が傾く」というフレコミ(片道¥6300)。実際に座ってみると、140°傾いているのかもしれないが、やっぱり辛い。

 バスは深夜1:00すぎに静岡県あたりの東名高速道路SAに停車し15分の休憩。 小腹が空いちゃったウトウはここでカレーライスを食べてしまう。これじゃ、また太る・・

 

 ウトウを乗せた夜行バスは東名高速を西に進む・・・

’06GW旅打ち日記(2)

4/30(日)晴天・・「川崎で未確認物体に遭遇の巻」


 8:30起床。風呂に入ってから、ホテルの無料朝食を摂って(それも宿泊代にコミコミだろ!という突っ込みはナシで)、川崎競輪場へ。  品川方面に向かうのが常なので、駅では間違えて品川方面駅に出てしまった・・。 


 昨日同様、無料バスに乗り競輪場着くと入場門前には10:00開門を待つ黒山の人だかり。「今日は人出てるなぁ」との常連の声。 ウトウの乗ったバスが着いた時間が丁度、10:00で開門。 ホーム2階特観が空いていたの購入(¥300)。安いと思ったら、吹きさらしの席だった。まあ、椅子に座れてスポーツ新聞貰えて¥300なら安いかな。

 当日は最終日決勝戦だけあって13,000人の入場で沸いた。


川崎競輪-4  ホーム2階特観(¥300)。車券発売中で人影は少ない。


 昨日とはうって変わっての晴天。ところが車券はクズの山でノーホーラーが続く。


 6Rでは「負け戦なら逃げる」太田真一が、やっぱり逃げたら押し切っちゃった・・。逃げれば強いのだが、肝心なところでは逃げないので手を読まれているということに本人は気付かないのだろうか・・GPを押し切ったあの頃を思い出せ!!

 競輪場では一人で打っているのだが、弊サイトの掲示板に毎レースカキコしているので、皆さんと打っているようで楽しい。 いつも皆様ありがとうございます。 


 場内では昨日の演歌ショーに続き、今日は「セクシー寄席」が開催されるとの掲示板。

 セクシー寄席って何?!というか、どこが・・・・セクシー寄席!? 掲示板には、衣装はセクシーかもしれなくもないが、お顔の方はおよそセクシーとはかけ離れた女性を多く含む多数の10人ぐらいが写っていた。

 まったく、競輪客を舐めているのか?!?!?!

  そんでもって、セクシー寄席の現場状況ですが・・天気のせいもあるが、演歌ショーより多数の見物客。


川崎競輪-5  奥でセクシー寄席開催。車券検討放棄中オヤジ多数。


 ステージ上ではセクシー・・な美女達が「ここに○○あるよ!」「これ○○すると○○なるよ」と、恐れおおくも大御所・ゼンジー北京師匠をパクっているとしか思えない(?!)ウソ中国語で、奇術をしていた。 なかには、ちょっと賢い競輪客も居るようで、「あんなんで金取るのか?いったい、呼んだヤツは何考えてるんだ?!」とキレるジジイも。


 セクシー寄席の喧騒をよそに、今日も場内で生巻寿司を食い食い。昨日よりもお客が多く買うために順番待ち。そして、買い食いしながら場内をブラブラしていると、バック裏手にUFOを発見!!!


川崎競輪-6  ここだけの話・・伝統の一戦「川崎桜花賞」にUFO出現!


 恐るべきことに、このUFOらしき物体は、自らの船体に「UFO」と地球語(English)で書いてあるのだ!!これは、地球人に対する示威行為なのかも知れない?!但し、この辺の事情については、専門家の矢追純一氏でなければ断定は不可能である。 よって、ウトウの推測に過ぎないことを強調しておく。

 また、不思議なことに、行き交うオヤジどもにはこのUFOが見えていない節があり、誰もこの物体を気にしていないのだ。「ウトウだけにしか見えていないのか?!」という孤独感に伴う不安がウトウを襲う。

 しかし、勇気を出してウトウはUFOに恐る恐る近づいてみたのだ。しかし、UFOの中はガランとしており宇宙人は居なかった。 これも推測ではあるが、このUFOに乗ってきた宇宙人は「競輪好き」なのかもしれない。 なぜなら、船体のボロさ加減から、持ち主の競輪におけるヤラれ具合が透けて見えるのである。 偶然かも知れないがこの日の午前中、2階特観でキレたジジイが、怒声を浴びせながら宇宙人臭いヒョロヒョロしたオヤジを追いかけていたのを見たのだ。もしかすると、あれは異文明の衝突だったのかも知れない。

 衝撃のUFOを発見してしまったウトウではあったが、車券の事を考えているうちにUFOについてはすっかり忘れてしまい、優勝戦後の再確認を怠ってしまった。宇宙人による記憶操作だったのかも知れない。


川崎競輪-7  優勝戦選手紹介の一コマ。


 ところで、競輪の方は決勝戦まで10Rノーホーラ。最終レースが当たらなければ焼鳥確定。伊藤正樹から買いたいところだが、自分を挑戦者と捉えているらしく、コメントでも先行を匂わせている。スカパーで彼の特集を放映しているのを見たが、とても素直で真面目そうな印象。 そして、決勝戦における彼の後ろは、口八丁の加藤慎平。 と言うわけで、近況の安定感抜群な先輩たらしの加藤慎平を軸に、南関単騎の新田康仁と、中団狙いばかりで安定感を欠くが近況GⅡ優勝もあった澤田義和を対抗に3連複で流す。


 当の決勝戦は、伊藤正樹が最終先行。4番手を海老根恵太が取り、6番手澤田に8番手伏見の一本棒。エビネの発進に合わせて、3角から加藤慎平が番手捲りを放ち、優勝は加藤慎平かと思ったら加藤追走の新田がズブリと差して優勝! エビネ3番手を選択しなかった新田の作戦勝ちです。おめでとうの声援が場内を包んでおりました。。


 しかし、ホントに・・エビネはエビネ。番手捲りを食うのは分かっているはずなのに、簡単に引いて4番手確保でニッコリしているのだから、自身の脚を過信しているというべきか、バ○というべきか。 伏見も同じ。有坂連れて先行したことありますか?!アンタ!!!!いい加減にしなさい!!


 ウトウは何とか車券をゲット(¥7,830)して、負けを¥5000に押さえることが出来た。


 帰り道は昨日の経験を活かし、駅まで徒歩。 駅前のアーケード街で松屋を見つけてカレーを食す。川崎からはJR線で東京に戻り、あてもなくブラブラした後、20:00から大河ドラマ「功名が辻」が放映されるのを思い出しホテルに戻る。ドラマを観たのちに、近所のお持ち帰り寿司屋でバッテラ寿司2本購入し、スーパーで日本酒と缶詰などを買いこんで、部屋で酒を呑み24:00就寝。

’06GW旅打ち日記(1)

4/29(土)雨天のち曇天・・「競輪巡礼・第11番川崎ケイリン詣で」


 今年のGWも無事に長期休暇を取る事が出来たので、旅打ちにいく事にしました。


 これまたいつも通りと言っては何ですが、6:00起床で札幌駅から快速エアポートで新千歳空港着。いつもなら、最も安い運賃でウトウを運んで呉れるAIRDO(北海道国際航空)を利用するのだが、4/28にスカイマークエアラインズが新千歳⇔羽田に就航して状況は一変。 

 GW中の新千歳⇔羽田の各社運賃はと申しますと・・

1.全日空・・・・・・・・・・¥25,600~¥29,800  

2.AIRDO・・・・・・・・・・¥ 9,500~¥23,400

3.スカイマーク・・・・・・・¥10,000

4.日本航空・・・・・・・・・¥27,250~¥29,800  

なのです。最も安いのはAIRDOなのですが、これは北海道民割引適用の場合。ウトウは道民であり、道民割引証も作成しているので一番良いハズなのだが、なにぶんキャンセル手数料が高い!!今はどこの航空会社も同じであるようだが、航空券は予約から3~4日以内に購入しなくてはならない。 そして、AIRDOの場合は一度購入してからキャンセルしようとすれば、出発までの日数に関わらず¥3000もキャンセル料金がかかってしまうのである。 ゆえに、休めるのかが微妙であったウトウは、キャンセル手数料¥500のスカイマークエアラインズを選びました。


整理すると・・

1.全日空を利用すべき方

・旅行が中止になる可能性もある方。

・空港内で、端っこのカウンターや端っこの登場口までの面倒な移動を強いられたくない方。

・充実した機内サービスを受けたい方。

・全日本空輸の制服にこだわりのある方。

2.AIRDO

・旅程が固まっていて、かつ安さを追求したい北海道民の方。

・搭乗手続きで行列に並ぶのを我慢できる方北海道民の方。

・空港内で、端っこのカウンターや端っこの登場口までの面倒な移動を我慢できる北海道民の方。

・AIRDOの制服にこだわりのある方。

3.スカイマークエアラインズ

・旅行が中止になる可能性があり、かつ安さを追求したい方。

・墜落したら「安かろう○かろう」だったのだと納得して三途の川を渡れる方。

・搭乗手続きで行列に並ぶのを我慢できる方。

・空港内で、端っこのカウンターや端っこの登場口までの面倒な移動を我慢できる方。

・スカイマークの制服にこだわりのある方。

4.日本航空

・上記3社が満席になってしまった運の悪い方。

・御巣高山の事故を日本航空はもう忘れたのではなかろうかと危惧しない方。

・旧JAS陣との内紛によるゴタゴタが、やがては大きな事故に繋がるのではなかろうかという不安を覚えない方。

・落ちたら落ちたで国内航空会社だから遺族に賠償金いっぱい支払われるだろうと考えると、それはそれで良いかなと思える借金まみれ、若しくは生きる意欲に乏しい方。

・日本航空の制服にこだわりのある方。


 搭乗手続きを済ませて、搭乗口付近のソファーに座る。いつもならば、空弁の「石狩寿司」を食べるのだが、今回は旅費が少ないため倹約。 JR札幌駅で購入した助六寿司を食す。 搭乗してみると、客層は20~40歳台が多くて高齢層は少ない。 席も若干空いていた。


 他の機との兼ね合いから着陸許可が下りず、定刻より15分ほど遅れて羽田着。 羽田からは京急線で京急蒲田乗り換えて、電車は多摩川を超え京急川崎着。 地下街を通じてバスターミナルが整備されていた。事前に調べておいたバス停の地上連絡口を見つけると、そこにはいつもの灰色軍団。


 バスに乗ると数分で川崎競輪場着。川崎といえば、煙モクモクのイメージがあったのだが、意外にも市街地は綺麗に整備されており、緑も多い印象。 そして、駅から競輪場までのメインストリートの電灯柱総てに「桜花賞・海老沢清杯」と書かれた桃色の旗が垂れ下がっておりました。うーむ、歓迎ムード!!さすがは川崎!!!


 100円を投入して場内に。貰った三角クジを開いてみたが、やっぱりハズレ。こんなもん当たったら、車券が当たらなくなるのだ。場内はソコソコ混んでいる様子で、主催者発表で10000人弱。



 3Rが間に合ったので購入するも撃沈。今日は特徴を覚えて、明日はバカ勝ちしたいところ。

川崎競輪-1  12:00頃の川崎場内


 川崎といえば食い物が美味いと聞いていたので、場内を徘徊。主に3~4角と1~2角裏手に店はあり、色々な食べ物が売られている。そして、どれも安い。

 生巻寿司を売る店が隣合わせで2件あって、最初は向かって左側の「生握り寿司3貫¥200」を見つけて食べました。マグロ赤身2貫とコハダ1貫。でもよく考えたら、回転寿司に行けば4貫で¥200~¥240といったとこか・・。

 食べ終わってから、店の様子を眺めてみると、明らかに向かって右側のお店にお客が群がっていたので、もういちど物色。結論から申すと、右側のお店の生太巻は美味しい!!トロ巻き(¥150)、筋子巻き(¥150)、コハダ巻き(¥130)を次から次へと食べてしまう。

 それでも、足らずに場内をくまなく物色し、たこ焼き(¥200)とお好み焼き(¥200)、ホルモン煮(¥300)それに焼きオニギリ(¥130)まで食べまくるウトウ。だから太るんだな・・。

 ホルモン煮は串で刺して食べるのだが、間違って容器を刺してしまい、タレが漏れる!熱い!!ビールが欲しくて欲しくて堪らなかったのだが、昨年の岸和田遠征で招いた悲劇を避けるために我慢我慢。


 競輪の方は・・4R滝沢御大登場。場内500人(推定)くらいの熱烈な滝沢ファン達から盛んに声援が送られる。そして、この日は自ら捲り出ての1着ゲットに場内7000人(たぶん)の隠れ滝沢ファンも一斉に滝沢コール!!まるで決勝戦みたいです。 そして・・非情ウトウは、滝沢先生を切っていたので撃沈。5Rは、横定評ある海野だが頭はないべと思っていたら満州波乱で轟沈。 6Rはニセモノのスズマコを絡めて3連複を購入。川崎健次がカマして先行し、佐藤幸博⇒川崎健次⇒鈴木誠(インに行かない方の・・)で¥1590でガミながらゲット。川崎タレればなぁ・・。

 7Rは主導権取りが難解なのでケンしようかなと思っていたのだが、我慢できずにバラバラと¥600ほど買ってみたら、広川貞治⇒近藤修康の2車単¥4280を拾い、ホッと一息。。

 

川崎競輪-2  途中から雨が落ちてきました。



 さらに、場内を徘徊していたら演歌歌手による歌謡ショーが開催されてました。「♪サクラ~サクラ~見渡す限り~」と聞いた事のある曲。有名な歌手なのかな?! 5月にサクラをテーマにした持ち歌を披露できるなんて、歌手も運が良い!! 推定30人の熱烈ファンがステージ前を囲み熱心に声援を送り、その周りを推定100人の野次馬が取り囲む状況。 どうせやるならバンクの中で歌ってもらった方が良いような気もしますが・・。


川崎競輪3  歌謡ショー。「紅白間違いなし!」の声援が飛ぶ!!




 後半レースは悉くハズしまして・・残るは最終11レース。連日、絶好調の捲り脚を魅せつける伊藤正樹選手。 注目されすぎると潰されるからな・・と思ったのだが、この日も桁違いの差し脚で直線強襲し1着!!! 車券はハズれたが、素晴らしい脚を見せてもらったので満足。


 帰り道は、駅に向かう歩道一杯に灰色軍団がゾロゾロゾロ・・。競輪場から2~3分のところにあるバス乗場に列が出来ていて、丁度バスが到着したので並んで乗ったらお金を取られてしまった。 送迎バスでなく、路線バスに乗ってしまったらしい。 他のオヤジどもも訳が分からず乗ってしまったらしく、「あれ?!金払うんか?」などと言いながら、しぶしぶ¥200投入。これなら歩いて駅に帰れば良かったな・・。


 京急で都内に戻り、東横イン青物横丁駅前チェックイン。 余計な荷物を部屋において(今回の旅行は小さな肩かけカバン1個。旅を重ねる度に荷物は小さくなりますね。)出発!


 新宿から中央線にて阿佐ヶ谷へ。ここに「ラピュタ・阿佐ヶ谷」という映画館があるのだ。この日は「中川信夫・業の人間アラベスク」と題した、中川信夫監督作品映画特集の最終日。 数ある四谷怪談のなかでも最傑作といわれる、「東海道四谷怪談(1959年・新東宝)」を19:00より上映との情報をゲットしていたので行ってみることに。 阿佐ヶ谷駅前周辺ははじめての訪問・・非常に狭い路地が入り組んでいる印象の街。地図片手に漸く「ラピュタ阿佐ヶ谷」を発見し、チケット購入。40席程度しかないとの話であったが、27番目をゲットできた。

http://www.laputa-jp.com/laputa/main/index.html (ラピュタ阿佐ヶ谷)


 上映までに時間があるので、駅前で飯を食うことに。 駅前の路地をウロウロしていると、昭和30~40年代を彷彿とさせるレトロな「洋食屋」を発見。 と言っても、最近流行りのレトロさを復元してウリにしている訳でなく、ホントにレトロ。 「一歩間違えると地雷かも?!」と思ったのだが、曇り硝子の端から店内を覗いてみると、10席くらいしかない狭い店内は適度に混んでいた。 しかも、「もうウン十年通ってます」みたいな常連さん気配ムンムンの老人や、「たまに寄って食ってます」といった風情の会社帰りサラリーマンも見受けられたので、勇気を出して店内へ。 

 「いらっしゃい」と、一人で切り盛りしているらしい40代半ばくらいのマスターに声をかけられ、カウンター席に座る。 放送コードギリギリのオリエンタルカレーの黒人キャラ(だって大きな耳輪してるし・・明らかに土人をイメージしてますよね。アレって。)が、頭に載せているのにソックリなコック帽子を被った、職人っぽいマスター。

http://www.oriental-curry.co.jp/ (オリエンタルカレー)

「ハンバーグ」や「ビフテキ」の定食を食べているお客が多かったのだが、ウトウはやっぱり「ハンバーグカレー」を注文。 テキパキと注文を捌くマスター。しばらくして、冷蔵庫から下準備しておりたハンバーグの練った「元」を取り出して、適度にコネ直し、フライパンへ。 

 同時進行で、カレーと味噌汁を温めて、ハンバーグカレー(¥650)の出来上がり。食べてみると、非常に家庭的な味付け。一人暮らしが続くウトウにはとても美味しかったですね。。単身っぽいサラリーマンが多いのも納得。


 映画館に戻ってみると、丁度入場開始。 上演チケットは完売したらしく、立ち見客用に臨時の椅子も用意されておりました。 


 場内電灯が消えて、陰気な新東宝ゲジゲジマーク(東宝マークに棘多数みたいな感じ)で映画が始まる。主演は天地茂。総指揮は・・・やっぱり「大蔵貢」!!!!

 内容の詳細は省くが、一コマ一コマがとても美しい印象。ウトウは素人なので美味く説明できないのが悔しいのだが、CSなどでも放映機会がありますので、是非とも観てみてください。

 また、同じく中川監督の「地獄(1960年・新東宝)」もそうなのだが、怪奇映画なのに観終わった後に温かい気持ちになれます。


 阿佐ヶ谷での映画鑑賞を終えて、今度は落語寄席を聴くために新宿へ戻る。 毎週土曜の21:00から、若手落語家による「深夜寄席」興行が催されているとのことで、新宿末広亭へ。途中、運良く新宿駅で赤競発見し購入。

http://www.suehirotei.com/ (新宿末広亭)


 何とこの深夜寄席は木戸賃¥500なのだ(激安)!!! 末広亭の前に行ってみると、既に長い行列が出来ていた。 しばらくすると、バイトらしきお兄さんが¥500を徴集してチケットを配り始めた。しかし、今頃になって財布のなかには10000円札しかないことに気付く。 恐る恐る「すいません・・10000円札しか無いんですよ。」と言ってみたら、嫌な顔せずに「はい大丈夫ですよ。」と言って、徴集した木戸賃から1000円札を9枚探してお釣りを呉れた。ありがとうさん。


 200人くらい入ろうかという場内は満員御礼。若手4人が新作・古典落語を披露。ウトウの印象に残ったのは・・単に頭が悪いからなのか後半の2人。 二つ目の「三遊亭ぬう生」さんと「三遊亭天どん」さん。


 ぬう生さんは、先ほど料金徴集をしていたお兄さんでした。若手落語家の勉強会という意味合いもあるようで、出演する4人(毎回出演者は変わる)がモギリなども全て切り盛りしているとの事。 ホストを題材にした創作落語を展開。かなりミーハーらしく、随所に芸能ネタや時事ネタを散りばめて面白かったです。「森進一は○○○だ!!」と絶叫。 過激過ぎると思われたのか、場内の一部がヒキ気味だったのは、ウトウには理解不能でした。 「じゃあ!?あの頭に○○○被ったオジサンはいったい誰?!?!」 爆笑です。


 トリは「三遊亭天どん」さん。友人の被爆氏に雰囲気が酷似。 たぶん、頭はとてもキレるのだが、世の中の諸々のくだらなさに嫌気がさしているタイプかなと勝手に推測。 ツカミ部分で、その影が充分に見えました。 客に「古典がいい?創作がいい??」と聞いて、「創作!」と言われてるのに、「じゃあ古典で」と言ってしまうセンス。 万人ウケしないと思いますが、コアな世界で開花しそうなタイプだと思いました。また聴きに行きたいです。


 予定より遅れること23:20に終了。 さて!青物横丁に戻らねば!! ところが、土曜終電間際の新宿駅は殺人的な混雑。はっきり言って「歩いて帰ろうか・・」と思うくらいでした。殺気立つ人混みを掻き分けて、切符売場に辿り着くも、長蛇の列。並ぶこと5分ほどで切符は買えたが、今度は改札までの人の流れに入り込むのに一苦労。 なんとか改札内に入ると、ようなく密度が薄くなり、ホッと一息。山手線⇒京浜東北線で大井町駅に到着。 途中のコンビニで酒を買って、仙台坂をくだり青物横丁のホテル着。


 ビール呑みながら、赤競眺めて1:00就寝。