まだ②寒い今日この頃ですが、私はどうやら今年のインフルエンザも無事に乗り越えそうです。
早く彼氏、できないかな?
さて、本日もいつものやついっちゃいましょうか!!!!!
この章は今日で終わりです。
なにやら浩志が決意表明でもするんでしょうか。
『21. 浩志のリベンジ』 ③
浩志はいつものごとくかなり遅れてやってきた。
「浩志何か買ってきてくれた?」
俺は浩志に聞いた。
浩志は持っていた手提げ袋を見せた。
「牛飯買ってきちゃった」
浩志はニコッと笑った。
「なんか高校生に戻ったみたいだな。よく昼休みに食べたな」
「あっ!アツヤも牛飯派なんだ」
「まあ。好きだな」
その他にも浩志は出し巻き卵とオイキムチを買ってきていた。
「なあ。お前今日何か用があって来たんだろ?なんだよ」
俺はビールを浩志に渡しながら言った。
すると、浩志は渡されたビールをテーブルの上に置いて真剣な顔をして話し出した。
「あのさ、京子のことが好きだって話なんだけど」
「お…おう」
まあ、そういう話をしに来たのだということは分かっていたがあまりにもダイレクトなので、驚いてしまった。
回りくどい言い方をするかと思ったが、浩志は何の躊躇も無く本題に入った。
「浩志は告白とかしたのか?」
「いや…」
浩志は渋い顔をしながらやっとビールのフタを開けた。
「多分俺の予想だけど、京子はまだお前のことが好きだな」
「!!!!」
本当にビックリすると人は出ないものなんだな。
今、まさに俺はそんな状態だった。
俺は春姫に前もって聞いていたが、浩志は何も知らないのに京子がまだ俺のことを好きだと感づいていた。
「でも、俺前にそれは断わってるし。京子もそれを理解してくれたぜ?」
「でもそれは現にお前に彼女がいるからで理解するしかない状況だからだろ?」
浩志の言っている事は正しいと思う。
「浩志はこれからどうするんだ?」
俺が何か言って、気まずい雰囲気になりたくないので、卑怯だとは思いながらも浩志が何がしたいのかを聞くことにした。
「俺はもう一度京子に告白する。もともとお互いキライになったから別れた訳じゃないんだし、チャンスがあるなら頑張るつもりなんだけど…」
と、ここまで言って浩志は言葉を詰まらせた。
「どうした?浩志」
「やっぱ不安だよな。アツヤ」
顔を上げた浩志の顔は今にも泣きそうだった。
失礼とは思いながら俺はその顔が少し面白かった。
「アツヤ。お前はイイ男だよ。だって京子が惚れるんだもん」
「別にイイ男じゃないよ」
「どうしたらいいと思うか?」
「え?」
「告白だよ」
ああ。浩志はきっともう酔っているのだと思った。
だけど、そういう大切な事を一番に俺に相談してくれたことが嬉しくて、俺はない知恵絞って浩志を助けたかった。
「俺が言う立場かどうか分からないけど、京子は浩志が嫌いなわけじゃないんだし、浩志が告白した事で京子がもしたしたら浩志を意識してくれるかもよ」
と、偉そうにも浩志に助言してしまった。
俺がそう言ったのは実は自分の経験談だったりする。
実際俺は京子に告白されて、京子を多少なりとも意識してしまったのだ。
「京子はアツヤのどこに惚れたんだろうな」
「お前失礼だぞ!それ」
浩志から返事がないので、見ると、浩志は寝てしまっていた。
普段なら寝る事はないのに、珍しかった。
浩志が意識不明になったので、仕方なくソファーに寝かせ、布団をかけてやった。
『お主。友達の趣味はいいのだな』
片づけしている俺に春姫が話しかけた。
『浩志はお主のことをよっぽど信頼しているのだろうな』
「まあ。それは分かる」
浩志は気持ち良さそうに寝息を立てている。
次の日、ベッドで寝ていた俺は浩志の声で目を覚ました。
声と言ってもトイレでスッキリしようと頑張っている声でだ。
「浩志、平気?」
まだ目が覚めていない頭だが、浩志がこんな状態だし、何よりも春姫がイライラしている空気がすごくするので、このままだと浩志が春姫に呪い殺されてしまう恐れがあるので、水を持って行くことにした。
「浩志。水ここにおいて置くから」
「うん…」
しばらく春姫に気を使いながら浩志を待つこと十分、水を飲んで落ち着いた浩志が戻ってきた。
「アリガト。アツヤ」
「いや。珍しいな、浩志がこんなに酔うなんて。俺より強いのに」
「マジで悩んでんだって。でももう、解決したよ。俺、京子の誕生日に告白する」
「え?!すごいな。突然過ぎて驚いたけど頑張れよ」
「うん。アツヤに言われて勇気がついたんだ。それにもうすぐ京子の誕生日だし、これはチャンスだと思ってる」
「ああ。もうそんな時期か」
浩志のこの行動力には尊敬する。
「俺、今日、大学サボるから。もう一回寝かせて」
「俺…これからバイト」
今の発言は撤回させてもらう。
春姫の溜め気が聞こえる。
はい。
この章は終わりです。
京子の誕生日なんですね。
さて、また波乱の予感です。
それでは気になる続きはまた次回。
次の章で会いましょう。
バイバInBan。