フィルムカメラでアルティックスのレンズを使ってみたい | かわうちのこ

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utchiePP
職業は機械設計で、若者に元気を貰って働き続けて勤続48年になりました。往復26㎞を自転車通勤しています。

フィルムカメラ時代のオールドレンズの写りが好きなPPです😃

ニコン V1で、旧東ドイツのドレスデンにあったアルティッサ社のアルティックスというカメラのレンズを、自作マウントアダプターで使っています。



アルテッサ社は、1927年ころにボックスカメラの製造をはじめたことに端を発、 1937年には二眼レフのアルティフレックスを出し、1939年3月に35mmカメラのアルティックスを製造販売、 これがこのあとに続くアルティックスの各型の始まりです。 

戦後1947年に、アルティックスも II型になり、その後、III型、IV型と改良が続けられ、 54年のV型でこのシリーズの頂点を迎えます。 年間20万台の生産量を誇ったのはこのころのようです。 さらに、これに続いて55 年には、アルティックス‐nおよび‐ nbへと発展しますが、国営化の波に洗われ、 ついに1958年1月に、VEBカメラ&キノヴェルケに統合されて、アルティッサの名は消滅してしまったのです。

アルティックスは最初から目測式のカメラで、Ⅴ型からはレンズ交換式になりましたが、最後まで距離計が付いたレンジファインダーになることはありませんでした。


Altix Ⅴ、n、nb用の交換レンズ

・カールツァイス

 イエナ テッサー 50 /2.8

・マイヤー オプティック ゲルリッツ

 トリオプラン 50/2.9

・E. ルートヴィッヒ

 メリタール 50/2.9

・マイヤー オプティック ゲルリッツ

 プリマゴン 35/4.5

・マイヤー オプティック ゲルリッツ

  リディス30/3.5

・マイヤー オプティック ゲルリッツ

 テレフォガー 90/3.5


PPは、不動のレンズ交換式のⅤ型に

イエナ テッサー 50 /2.8 が付いたものを僅か数千円で手に入れる事ができ、カメラからマウントを取り出してライカMマウントのアダプターを自作、更にマウントアダプターを介してニコン V1で使っています。アルティックスはスピゴットという特殊なマウントなので、自作するしかないのです。

単にイエナテッサーが欲しかっただけなんですけど、その写りの素晴らしさに魅了され、もうひとつプリマゴン 35mm /4.5も安く手に入れました。



PPのようなカメラ初心者🔰でも、味のある写真が撮れる素晴らしいレンズです。

アルティックスの他のレンズも欲しいのは云うまでもありませんが、あまり出回らないし、たまに有っても手が出ないお値段なので、まあ時間をかけて掘り出し物を探します。


で・・これらレンズをフィルムカメラに付けて、本来の写りを試したいと思うのであります。

しか~し、仮にアルティックスのボディを手に入れたとしても、距離計が付いて無ければ、これらのレンズの持ち味のひとつである、絞り解放のピントを狙い通りに写すのは困難です。

また、今使っている自作ライカMマウントのレンジファインダーカメラには付きますが、アダプターを介すると、レンズのピントと距離計の連結は出来ません。

ライカMマウントの一眼レフだと、ピントは合わせられてもフランジバックが長過ぎて近接しか撮れません。


そこで思いついたのが、フランジバックの短い唯一の一眼レフ、ハーフですが素晴らしいカメラであるペンFなんです。

でもフィルム高騰の今、人気のあるこのカメラの完動品は高嶺の花なんですな~ 😂