画像はお借りしました。
このブログを読まれている方は、何型でしたでしょうか。
靴はとても大事で、自分に合っていない靴は、歩くことを苦痛にしてしまいます。
私に足外来の大切さを教えてくれた師匠が、靴の選び方を教えてくれ、正しい靴を知ったことで、様々な調整の仕方を実行できるようになりました。まずウオノメがなくなりました。また、姿勢も良くなりました。
患者さんの指導にも役立っています。普通は、どの科でもそういった指導はしてくれないというか、ドクターは見てくれないと思います。
しかし、複数選んだ靴の中に、たまにいまいち合わない靴がありました。
その数年後、師匠も気づかなかった点を発見いたしました。
気づいたきっかけは、皮膚科の教授に、オペ室はたまに素足にサンダルなんだけどその際に、
「まる君、人差し指の爪が内出血している。君は人差し指が非常に長いな。靴は選んで履いた方が良いよ。」
と指摘され、そのことも気づいたきっかけの一つでした。
(そういえば、人差し指の爪先が色が変わることがあるな。今の靴、形が合ってないのかも)
と思い、それ以来、この図にあるようなものを選び、そこに師匠から習った様々な調整をしたら、痛くなくなりました。
人差し指が長い=私の足が「ギリシャ型」だということに気づきました。
師匠が教えてくれた靴は、今考えるとほとんどが「エジプト型」。
日本人の8割はエジプト型で、親指が一番長い人が多いです。かくして、ギリシャ型は欧米人に多く、二割程度。日本で暮らす以上、最多の人をターゲットにするのはたしかに当然と思います。
うちは母がギリシャ型で、私は母に似たため、人差し指が一番長いです。
すると何が困るかって?
日本で売っている靴は、たいていが日本人のためにデザインされた靴なので、エジプト型が多いということなのです。
あとさらに少数派として、ドイツ型、ケルト型もあるそうなのですが、師匠が
「ドイツ靴はヤバい!」
と言っていました。(理由はここでは割愛します。)今のところ、ドイツ型の患者さんに会ったことがありません。
しかし今後、国際的な行き来が増えると、日本人も様々な足の形が増えるかもしれません。
また、ある欧州へ嫁いだ女性のブログを読んでいたら、
「欧州で眼鏡を作れない=骨格が合わず眼鏡が鼻からずり落ちるため、日本に帰国した際でなければ合った眼鏡を作れない」
という内容のものがありました。
そこでもひとつ新しい発見をしました。
けっこう前に、代官山で、イタリア製の眼鏡を発見し、デザインもかっこよく、度数が変わってもフレームは使える良い物だったため、買ってから重宝している眼鏡があります。まったくずり落ちることがありません。
数年前、国内のある眼鏡店でそこそこの眼鏡を買いましたが、数日経ってから少しずつ鼻からずり落ちることが増えました。
調べると、どうやら中国産らしい…。
眼鏡も、鼻や頬骨の高さで合う合わないがあるとこの時知ったのであります。
極めつけは、整形外科の権威である某教授に、研修医時代班のメンバーで並んでいた際、骨格の見方の講義がザっとあったのですが、皆おじぎするようにとのこと。言われて衝撃だったこと…
「まる君、君の背中は、白人の若い男性によくある骨格になっているよ。」
…なんですとっ
白人、はまだわかるが、
若い男性とな…!?
当時二十代だった私は、若い白人男性、と言われ、エドワードファーロングとかレオナルドディカプリオとかを勝手に想像して、ちょっと悪くないかな、と思っていました。
教授に言わせれば、アジア人のものではないらしい。
(´ω`;)
うちは、父方のじーちゃん(軍医)は白人みたいだったし、母もロシア系とか言われるけど、代々まぎれもない日本人ですが?
ちなみに、父方の親戚に、日本アカデミー最優秀主演女優賞をとった女優さんがいますが、じーちゃんを産んだひいおばあさんはその女優さんの家からうちに嫁に来てます。外人さんのようだ、とよく言われてたらしい。
その血をひいたのか、子供の頃から
「まるくん、顔色悪いよ。」と、よく言われてました…。貧血もあったがな…。
欧米人、白人と言われる分に関しては、わりとはっきり言ってしまうタイプなので、そういう点でフランス人やニューヨーカーの先生達と話す方が楽だったなあ。
身体が丈夫だったらたぶん外国に移住してたかも。
吸血鬼ドラキュラのモデルと言われる、ヴラド三世に子供の頃から少し親近感を覚えていたのはこのせいか…。
自分が何人なのかよくわからなくなるエピソードでしたが、日本人は混血の国だということは本当です。