いま、うまくいかないことがあったり、
つらいことが起きてしまって苦しい…
そんな時は、今起きていることを
「良くないこと」と思ってしまいますよね。
辛いときは、当然です。
うまく行かない中で暗中模索している時は、
こんなに苦しいのはイヤなことだと思いますよね。
でも、
ほんとうは、
そうとは限らないんですね。
たとえいま、
どんな苦境に立たされているとしても、
未来の自分にとって見たら、
いまの苦境の意味が変わっているかもしれません。
今は苦しくても、
未来から振り返れば、
必要な経験だったということもあります。
いまの現状だけを見て、
それが自分にとって良いか悪いか
決めることはできないということなんですね。
例えばこんな話があります。
ある国会議員の方が、講演会で
「自分は不良だった」という話をしたそうです。
この方は、「若い頃不良だった自分でも立派な国会議員になれるのだ」という
良い話として講演されたそうです。
きっと、
「若い頃もし不良だったとしても、
将来国会議員にだってなれるから、みんなも頑張ってほしい」と、
今どんなふうであっても希望を持ってほしいという願いだったのでしょう。
若者を元気づけたい気持ちでお話をされたのかもしれません。
つまりこの方は、今国会議員になったことで、
「かつて不良だったことは良いことだった」と考えているわけですね。
これは、「若い頃不良だった」ということが
「未来で国会議員になった」ということによって、
「良いこと」になったという例です。
もしもこの方が、
「若い頃不良だった」まま、
例えば何か問題が起きて刑務所に収監されてしまっていたとしたら、
不良だったことはその方にとって「良いこと」にはならないかもしれません。
でも、未来で国会議員になったから、
この方にとってそれが若者を元気づける「良いこと」に変わったわけですね。
いま起きているできごとが、良いことになるか悪いことになるかは、
「未来」が決めるのです。
そして、未来は自分が決めるのです。
言い換えると、
いま起こっていることだけを見て、
それが良いか悪いか決めることはできないということ。。
ということは、
例えばいま、
たとえ辛いことがあって
どうしてこんな大変な思いをしなくちゃならないの・・・と
苦しい気持ちを抱えていたとしても、
この先の未来をあなたにとって良いものにすれば、
いまの大変な思いも、
全てが良かったことに変わることでしょう。
自分が、自分の未来を良くする方向に力を注いでいけば、
いつか振り返ったとき、
いまのつらい出来事は、
「とてもよかったこと」「未来の幸せに影響を与えた大切な出来事」に
変わっていることでしょう。
だからいま、どんなにうまく行かないことや
逆境に置かれているとしても。
つらいことが起きてしまったとしても。
これから先、今から先の「未来」を
自分がどう選択していくかで、
良いことに変えることができます。
今を、「あの時があって良かった」と笑える未来にするために、
現状や過去にとらわれず、
「これから先」をどうしていくのかに目を向けていきましょう。
未来は、これから。
まだ起きていない、新しい誰も知らない未知の明日です。
まだ起きていないことを不安がったり
タイムマシンで見てきたわけでもない未来を決めつけてしまったり
過去や現状の問題にとらわれて未来の希望を諦めてしまうのは、
とってももったいない。。
ほんの一歩、踏み出してみてほしいと思います。
どんなに小さな一歩でもいい。
ほんのわずかな、他の人には気付かないような
見えないような小さな一歩でもいい。
今日は少しだけ早く起きられたとか
少し体に良いものを選んで食べられたとか、
そんな小さな一歩でもいいから、
自分にとっての、より良くなるための一歩。
いまよりほんの少しだけ、良い未来のための一歩。
それは、自分で選べるんです。
自分の行動は、自分で決められる。
いつからだって、どこからだって、
時間がかかったって、遠回りだって、大丈夫。
小さな小さな一歩の積み重ねが、
いつか未来に、花を咲かせることでしょう。
読んで下さって、大切なお時間をどうもありがとうございました。