こんにちは。訪れて下さってありがとうございます。

 

読んでくれた方が笑顔で

イキイキと生きられる今日になりますように。

 

 

前回、

自己限定枠(幻想の檻)から出ましょう、

そして現状維持バイアスを壊しましょう!

ということをお話しさせていただきました。

 

そこで、幻想の檻について、もうひとつお話しておきたいことがあります。

それは

 

「他人の尺度」という檻。

 

 

気持ちの優しい方は特に、

「あの人がこれを望んでいるから自分はそうしなくちゃ・・」

「こうしたいけど、こうすればあの人が悲しむから・・」

「こういう期待を背負っているから・・」

「自分はこうならなくちゃいけない・・」

 

そんなふうに、

自分ではない、他の誰かの思いや願い、”こうあるべき”によって

限定枠を作ってしまい

その檻の中に、無意識のうちに閉じ込められていることがあります。

 

 

そんな方に出会うたび、

 

あっ、もったいない。。

 

と、私はやっぱり思ってしまいます。

 

 

 

他の誰かの願いや思いを汲んで生きるということは、

他の誰かの望む通りの人間になるということです。

 

 

もちろん、それが自分にとっても望むことである場合は最高です。

 

大切な誰かの望みと自分の望みが合致していて、

叶えれば自分も相手も喜ぶWIN-WINの関係なら幸せなことです。

 

 

でも、

もしも、

 

それがほんとうは、

自分が心から望んでいることではないとしたら。。

 

 

もし、あなたが

自分の心から望むことではないけれど、

誰かの願いを無視できず

もしくは知らぬ間にトレースしているのだとしたら。

 

 

その時は、

 

「あなたが望むあなた」ではなく、

「誰かが望むあなた」になる

 

ということになります。

 

 

 

あなたの人生は、あなたのものです。

 

あなたの命は、色々なものや他の誰か達によって支えられてはいるけれど、

あくまでも、この世に唯一無二のあなたの命です。

 

誰がなんと言っても、あなたの人生です。

 

あなたが「他の誰か」になったり

「誰かの望むあなた」になったりすることは、

ほんとうの自分の人生を生きていないということになってしまいます。

 

 

もし、あなたが

心当たりがある・・・という方である場合は、

 

「誰かが望むような人間」ではなく、

「自分が望むような人間」になって生きられると、

きっとあなたの笑顔が今よりも輝くはずだと思います。

 

 

「ほんとうの自分がこころから望むこと」

ってなんだろう?

 

それを考えてみて下さい。

 

 

もしもそれが、

あなたに願いや期待をかける誰かの望みと合致しない場合でも、

方法はひとつではないはずです。

 

今、両方の折り合いをつける方法が見えていなくても、

この先に、思いもよらぬ所で見つかるかもしれません。

 

そういう視点で見ていると(つまり、前回説明したスコトーマを外してみてみると)

案外見つかるものです。

 

また、その人の考えも納得させながら

自分も夢を叶える方法があるかもしれません。

 

相手の願いの奥にある真意を汲み取り、

それを満たす形もひとつではありません。

 

相手の奥にある真意のほうにアプローチすることで、

その願い自体が形を変えることもあるかもしれません。

 

相手を自分の夢に巻き込んでしまうという方法もあります。

 

あなたが本当に望むなら、両方の折り合いをつける方法も、

脳(無意識)がちゃんと探し出してきます。

 

今はわかり合えないかもしれないけれど、

根本で幸せを願ってくれている相手なら、

自分が幸せになった姿を見れば納得してくれるはずだと思って

距離と時間をあけることもできます。

 

 

そして何より、

やってみる前から諦めて

「無理だからあの人の言う通りになるしかない」と決めつけるのは、

また幻想の檻を作って自分で自分を閉じ込めるのと同じことです。

 

 

 

「誰かの期待」

「誰かの望み」

「誰かの考え」

 

こうした檻を心の中に作り上げてしまって

その中に閉じ込められてしまっている方を見ていると、

その”誰か”が、その人にとって大切な人だったり、家族だったりします。

 

 

だからこそ無意識のうちに、

その人を傷つけまいと思ったり

知らずの強制力(過去の体験・記憶からなるもの)が働いていて

「その通りにしなければ」

という幻の檻を自分の中に作り上げています。

 

 

そしてその檻ばかりを見ているので

檻の外の世界にスコトーマ(前回お話した心理的盲点)が生じ、

「自分にはこれしかない」と思い込み

「これを叶えない自分はだめだ」と思ったり

「これ」を叶えるための情報ばかりが入ってきて

「これしかない」という通りの人生になってしまいます。

 

 

でも・・・

 

ほんとうに、そうですか?

 

ほんとうに、「これ」しかないのでしょうか?

 

 

スコトーマ(心理的盲点)が生じていたり、

前回お伝えした現状維持バイアスが働いていると、

「これ」以外の選択肢が見えなくなっている時があります。

 

 

「これしかない」と決めてしまっているのは自分です。

 

「自分の道は他にもあるかもしれない」

そう思って

まずは檻から出てみることにしませんか?

 

 

 

そもそも、人は望まないことをできないようにできています。

 

脳には

「創造的回避(クリエイティブ・アボイダンス)」という、

やりたくないことを回避するために創造性を発揮する働きがあります。

 

 

つまり、あなた自身が心から望むことでない限り、

無意識はブレーキを掛けて、

やりたくないことを何とかして回避する方法を

クリエイティブに探し出すようにできているのです。

 

 

例えば、

学校に行きたくない・・・という子どもが、登校時刻になると頭が痛くなったり、

テスト前にスマホばかり気になってしまったり、

やりたくない仕事を頼まれた人が

どうにかしてそれをやらないためのうまい言い訳や断り文句を並べてくるというのも

創造的回避(クリエイティブ・アボイダンス)のなせる技です。

 

 

やりたくないことをやらないで済むように、

脳(無意識)がありとあらゆる創造性を発揮して、

言い訳や、やらないで済むための上手な方法を考えてしまい、

そのように行動してしまうということです。

 

このブレーキ(創造的回避)は

脳の創造性を最大限に発揮するとても強い力なので、

望まないことはできないようになっています。

 

 

それでも望まないことを無理にやろうとすると、

歪みが生じ、時には悲しみや大きな苦しみを生む種になってしまうことがあります。。

 

 

例えば、

役者になりたい人が「医者になれ」と言われて

医者にならなければいけないと考えて目指したとします。

 

でも脳(無意識)は

「役者になりたい」と思っているので、

お芝居や舞台に関することばかり目に映り、

役者になるために必要な情報を集めてきます。

 

同時に「やりたくないこと」を回避しようと

脳が創造性を存分に発揮するために、

医者になるための勉強から無意識のうちに何とか逃れようとします。

 

けれども「医者にならねば」と思っているのでそんな自分を責め、

自己肯定感は下がり、

周りからプレッシャーを受けながら自分を叱咤激励し、

やりたくないことへ挑戦します。

 

しかし、無意識はそれを回避するための方法をクリエイティブに考え出し、

何とかしてそれを回避するので思うような結果が出ません。

 

周囲を落胆させ、自分への自信を失い、

それでも諦めてはいけないと自分を奮い立たせますが、

脳(無意識)は創造的回避を発揮して、

医者にならないための方法を考え出し、

本来の役者という目的を達成するための方法を打ち出して来ます。

 

 

もう考えるだけで辛い状況ですね。。。

 

でも、

こういったことは多かれ少なかれ

日常生活の中で気付かぬうちによく起きています。

 

 

この先にある未来を想像するのも辛いですが、

そのまま自分を偽り続けて医者になれたとしても、

どこかでその自分に納得できない限り、

創造的回避との戦いはきっと生涯続いてしまいます。

 

 

さらに医者になれなかった場合は、

周囲が落胆したり自信喪失したり、

その勉強に費やした日々やそのために

他のことを犠牲にした日々を思ってしまうかもしれません。

 

もしかしたら「医者になれ」と言ってきた人のことを恨む気持ちも沸くかもしれません。

そこに生まれかねない負の感情をプラスに変えるには、時間と労力も必要です。

 

 

 

こんな悲劇を生まないためにはどうすれば良いのでしょうか。

 

答えはたったひとつです。

 

 

 

「ほんとうのあなたが心から望むこと」を生きる。

 

 

 

そういうことなんですよね。

 

 

ただ、それが、

置かれている状況からして難しいと思ってしまうから、

動き出せず、檻の中に自らを閉じ込めてしまう。

 

 

でも、その檻も幻想なんです。

 

 

あなたは、あなたの人生を生きていい。

あなたの命は、ほんとうのあなたが望む幸せになるためにある。

あなたの時間は、ほんとうのあなたが望む幸せを求めるために使っていい。

 

 

辛い思いをしたなら、

同じ思いをした人の気持ちを、あなたはきっとわかってあげられる人になっていて

その経験があるからこそ、見える景色がある。

 

あなたが暗闇で掴んだ光は、

誰かの人生を照らす光になるかもしれない。

 

その経験には、きっと意味がある。

 

苦しくても、先が見えないように今は感じられても、

その思いも丸ごと、

それを乗り越えた日の未来のあなたにとって、

意味のある大事な経験になる。

 

 

だから、

何も諦めないで、

勇気を出して現状維持バイアスを壊して、スコトーマを外して、

 

「ほんとうのあなたが心から望むもの」

 

 

それを生きてほしいと思うのです。

 

 

ほんとうの自分の声に、

こころの中で、耳を傾けてみて下さい。

 

 

”こころから望む自分を、あなたはいま、生きていますか?”

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んで下さって、どうもありがとうございます。

あなたの今日が、あなたの望む幸せでありますように。

 

 

 

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