光る君へ … フィクションと枕草子起源 | 胡歌逍遥.。.:*☆ 最近は成田悠輔博士.。.:*★ 及び 一颗心 身辺雑記 .。.:*★

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   語学集会終了。中国大明星・胡歌さんに遭遇してまだ4年ほどですが、琅琊榜とともに支持!.。.:*☆

5月28日現在、日照時間は、ほぼ4時半~19時、

梅雨前で、快適な日々を楽しむことができるはず。

 

しかし、今日は朝から雨降りで、

かつ、体調悪く、だらだら寝こんでいますが、

 

最近、大河ドラマ「光る君へ」が楽しみで、

次回を待ち遠しく思いながら過ごしています。

 

5/26放送、第21回「旅立ち」は、

まひろ(紫式部)の父・藤原為時の国司赴任に伴って

越前への出発と同時に、

清少納言の主である、中宮・定子の一族、

藤原道隆の子、伊周、隆家の配流と没落を描きます。



清少納言と紫式部に、交流の史実は多分ない.. が、

ドラマでは教養の程度や話の相通じる友人として、

ややコミカルな脚本・演出で描かれていて、

ほほえましくも暖かい、人物の造形が悪くない。

 

一条天皇の後宮、中宮定子の悲運に

ドラマはタイミング良く、

「枕草子」創生の逸話を重ねていく。

 




清少納言が定子に仕えていた、幸せな蜜月の日々を、

書き起こした、その美しい言葉、

 

 春はあけぼの

 やうやう白くなりゆく山際 少しあかりて

 紫だちたる雲の 細くたなびきたる


 (↑ 枕草子じゃありません。草書体が美しいので..💦)


確かに、定子の悲しみをいささかでも掬い取り、

定子の人物像を鮮やかに描き出し、後世に伝えた、

その栄誉はまぎれもなく、

一千年の時を超えて、人々の胸に記憶されている、

 

その描き方が秀逸で、

思わず涙にくれてしまう。映像が心に深く残る。

 

事実はフィクションよりもドラマティック

とは言え、

事実の核心をフィクションでからめとって、

創作を加える試みは、必ずしも悪くはない。

 

実情は多分、誰にもわからない、

砂を嚙むような、苦渋に満ちて、錯綜する。

 

心の内奥に宿る真実は、

かえって、珠玉のフィクションによって

創生されることもあるのだと、そんな気がします。

 

このシークエンスのあとに展開した

まひろと道長の再会シーンも、

 


夢幻的で、

かつ、現実に開けていくような表現力の巧みさもあり

素敵に秀逸でした🐾🎉

 

 

 

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