愛犬のサラが9ヶ月の介護の末
18歳で虹の橋を渡りました。🌈
葬儀に一緒に行くと言い出した義母。
最後のお別れを待つ間、
炉に入れる寸前まで
義母は絶えず私の心を
逆撫でしました。








待合の和室に座って私は泣き疲れてぼーっとしていました。

炉に入れてしまうとひとつ諦めてしまう部分もあり、

涙を止めて目の前に渡された、骨壷とそれにかけるカバーのカタログを見るとはなしに、見ていました。




弟夫婦とサラの思い出話になり、最後の9ヶ月の話をしていました。

弟が言いました。

もうちょっとで俺も号泣してしまいそうだったよ。


お姉さん大変でしたね。

でもサラちゃんは幸せだったと思います。

義妹が泣きながら言いました。

するとまた義母が言ったのです。


ホント、サラちゃんは幸せよ。

私も自分の介護はうたさんに、サラちゃんのようにしっかり面倒見てもらいたいわ。


もう、いい加減にしてほしい!

こんな時に、今そんな話します??

どんな時でも、どんな話でも自分の介護に結びつける。


私はたまらなくなって、また感情があふれだし、顔を歪めてただ首を横に振ってました。

するとそれを見た義母がこう叫んだのです!


じゃあ、私の老後はどうすればいいのよ!ムキー


信じられますか?


他の方も愛する家族を亡くして炉に入っている間悲しみの中にいるのに……。

みんな小さい声でお話ししているのに……。


弟夫婦は、目が点になってました。


今がどういう時かわかってますか??

私を含め、みんながどんな気持ちでこの場所でこの時間を過ごしているかわかってますか?

だからこの人には葬儀に来てほしくなかった。

偽善だから!

私たちの悲しみは本当にとても深いんだよ!


サラは、寝てる姿そのままで骨になりました。

小さな骨壷に入れて持ち帰りました。

帰りの車で私は号泣することはありませんでしたが、

義母にされた数々の出来事が走馬灯のように出てきて


もう吐きそうなくらいこの人が嫌いだと思いましたし、心から軽蔑しました。


これが私が3本の指に入るほど嫌な義母との出来事です。

あと1話番外編にお付き合いください。