50周年の八代亜紀さん | 月刊歌の手帖 編集部ブログ

3月号の

グラビア連動の

巻末楽譜特集は、

50周年を迎えた八代亜紀さん。

今回の巻末楽譜特集では

八代さんの代表作から

10曲を選んでみました。

ちなみに

『なみだ恋』

『ともしび』

『もう一度逢いたい』

『おんな港町』

『愛の終着駅』

『舟唄』

『雨の慕情』

『花(ブーケ)束』

『愛を信じたい』

『月ノ小舟』(※新曲『居酒屋「昭和」』

のカップリング曲)

という10曲。

 

なお新曲『居酒屋「昭和」』の楽譜は

2月号に掲載しています。

 

『なみだ恋』をはじめとする

八代さんの昭和のヒット曲は

3分くらいの作品が多くて、

それが

とても良いんですよね。

ムダなところがなくて、

美味しいところだけを

ギュッと詰め込んでいる

と言いますか。

贅肉のない、

全身筋肉みたいな構成。

 

5分くらいある最近の

歌に慣れた耳には、

昭和の歌謡曲の短さは

素晴らしい!と感じます。

ポップミュージックって、

3分くらいで作るべきだよなぁ、

と改めて思います。

3分に魅力を集約するのが

一流のプロの技じゃないですかね?。

 

歌も文章も、

長くするのは簡単なんですよ。

本の世界も、

いかに短く簡潔に言いたいことを

少ない文字数でまとめるか?が

プロの技なんですよね。

 

と云いながら、

ダラダラと長文を書く、

このブログですが(笑)。

 

僕は

『おんな港町』が大好きですけど、

イントロからアウトロまで、

素晴らしいフレーズだらけで、

冗長的な部分が一切なく、

アッという間に終り、

聴き終わると、

もう一回聴きたくなりますもんね。

この歌のイントロだけで、

ご飯3杯はいけますから(笑)。

しかし、

50周年の

八代さんは、

もう70歳になられたとか。

見えないですね。

インタビューしていても、

ノリが軽やかで、

少女みたいに純真なんですよ。

 

そんな八代さん自身も

自分が70歳になっていたことを

気がつかなくて、

スタッフに指摘されて

驚いたとか(笑)。

 

以前、森昌子さんに

インタビューさせていただいた時、

中学生で

デビューした昌子さんは、

その中学生の頃、

テレビ局の楽屋で

ちょっとお姉さんの亜紀さんに

よく遊んでもらって、

追いかけっことか

していた、

とお訊きしました。

 

昌子さんと亜紀さんは

8歳くらい違うので、

昌子さんが中学生だと

亜紀さんは20歳そこそこ

でしょうか。

 

そして、

昌子さんは、

イタズラばっかりしていたのに、

亜紀さんは笑って

「も~っ、昌子ちゃんは」

といつも優しく接してくださり、

昌子さんは八代さんのことが

大好きだったらしいですよ。

 

そうそう、

前日のブログに

出ていた

新人の青山新くんは

八代亜紀さんの大ファンで、

『花(ブーケ)束』とか

よく唄うそうです。

 

20歳の新人さんにも

愛される八代亜紀さん。

これからも魅惑的なハスキーボイスで、

軽やかに唄い続けてほしいです。

 

それにしても3月号の

若い頃の八代さんの写真が、

美人すぎてびっくりです。

ぜひご覧ください。

 

村田