雇用問題について思うこと | 牛久市議会議員 伊藤裕一のブログ

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持続可能な牛久市に!牛久市議会議員伊藤裕一の挑戦。

広報うしく2月1日号「新年賀詞交換会 市長あいさつ」にも掲載されておりますが、牛久市では臨時職員を増やす事で行政コストを削減しつつ、待遇に一定の配慮をする事でワークシェアリングをはかっているそうです。


臨時職員の活用は行政全体の大きな流れであり、方向性は間違っていないのでしょうが、ワークシェアリングという発想は少し違うのではと思います。いま、世の中は人手不足経済に突入しているからです。





最新の完全失業率は3.4%、事務職については希望者が多いですが、介護、建築、運輸、小売などの分野で人手が足りていない状態です。保育士など、まさに人手が足りない職種であり、正規採用の拡大を検討すべきではないでしょうか。


しかし、ミスマッチ、メンタルの問題などの理由で就職に困っている人はたくさんいます。私もかつて実家の経済問題で苦労しましたから、雇用問題には何とか取り組みたいところですが、雇用に関しては国や県の果たす役割が大きく、福祉の段階になってから市の役割が増すのかなというのが正直なところです。


でも、あきらめてはいけません。何ができるかと考えた時、まず思いついたのが「情報提供」。少ない人生経験ながら、2つの会社勤務、学生時代からの日経新聞購読などから気づいた事はたくさんあります。身近な人から相談を受けた際、あるいはこのブログでそういった情報を発信していくことも意味があるのではと思います。


前置きが長くなりましたが、私が雇用に関連して思っている事は次のような事です。


・技能を身につけるべき


文系の大学に進学しても、学んだ事を活かして就職という仕組みになっておらず、企業へのエントリー資格が得られるに過ぎません。公務員になる事が例外でしょうか。必要な技能は入社してから仕事の中で学ぶことになります。また、ほとんど営業職に配属される事も承知しておくべきです。

以上も踏まえ、職業高校、理系の大学、実務系の専門学校への進学も選択肢として残しておくべきです。


・充実した職業訓練制度


求職者支援訓練、公共職業訓練など無料・低額で生活費の支給を受けながら職業教育を受けることのできる制度があります。


・B to B 企業に注目


研修制度の充実などの理由から、最初のキャリアを大企業からスタートする事は良い事です。企業間取引(Business to Business)がメインゆえ、一般消費者に名の知られていない企業は倍率も低く狙い目です。経済紙を読めば、そうした企業が発掘できます。


以上、僭越ながら参考にしていただければと思います。


非常の際には私も記事のアドバイス内容を実践する必要があるかもしれませんが、もちろんそうならないよう頑張ります。