12月定例会では公共施設マネジメント、市道23号線全線開通・国道6号バイパス一部開通後の状況について質問をしました。
牛久市は平成の大合併を経験していない事から、市民1人あたり公共施設面積が2.2㎡と県内市で2番目に低い水準ではあります。しかし、4年前に視察に行った神奈川県秦野市は同面積が1.98㎡と牛久市同様に低いにも関わらず先進的な公共マネジメントを行っていることで知られており、牛久市公共施設等総合管理計画によれば本市が所有する公共施設等を今後も維持し続けた場合に、公共施設等の更新等費用の財源が年間約24.4億円不足が生じるとされていることからも、今のうちから公共施設のあり方について考えていく必要があると感じます。

①公共施設マネジメント
Q:公共施設の配置や規模適正化のお考えは。
A:牛久市公共施設等総合管理計画を策定、公共サービスの水準を確保しながら、配置規模の適正化を図ることとしている。市営住宅の統廃合、おくの義務教育学校の一体型校舎への移行、向原保育園の廃止などの計画を立てた。
Q:庁内組織体制、個別計画の策定、住民説明といった規模適正化のための具体策は。
A:公共施設等総合管理計画推進本部を組織、各施設所管課で個別計画の策定を進めている。情報共有、意見集約が充足できるよう対応していく。
Q:施設貸出、ネーミングライツ等の収入を得る取り組みについてのお考えは。
A:ひたち野リフレ内のテナントを誘致中。施設のネーミングライツについては積極的に検討を進める。
Q:施設の運営を全面的に任せる「指定管理者制度」や民間資金を取り入れ、施設の建設から運営を民間企業に任せる「PFI」といった、公民連携の取り組み状況を伺う。
A:総合管理計画はコストの縮減と財源確保という観点から、民間活用に取り組むこととしており、牛久自然観察の森等3施設で指定管理者制度を活用している。
Q:インフラ系施設である下水道料金の検討状況は。
A:下水道事業審議会を立ち上げ審議いただいている。
Q:合計特殊出生率2.1を目指し、社会増を維持することで2060年に本市の人口84000人を維持するという牛久市人口ビジョンの目標を、現実的な数値に修正していくお考えは。
A:11月1日時点で人口84328人と目標値と同程度の数値に迫っており、総合戦略の改定時に再検証する。
②市道23号線全線開通・国道6号バイパス一部開通後の状況
Q:令和4年3月の市道23号線全線開通、国道6号バイパス遠山町~城中町間開通後の交通状況は。
A:交通量調査の結果として、国道6号上下線における交通量は、約15%(約1000台)減少、市道23号線の上下線における交通量は、約60%(約2000台)増加した。
Q:交通安全施設や周辺道路の整備状況を伺う。
A:車止めや防護柵を整備、スーパーマーケット付近の交差点で右折信号の供用を開始した。田宮西近隣公園東側市道の道路拡幅事業を進めており、今年度は用地取得、来年度以降に工事予定である。
Q:把握している沿線開発の状況は。
A:許可件数1件が現状。田宮町にて店舗による許可をしている。