粘菌ブロックチェーン | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

懐中温泉です、

 

あなたは粘菌に親しんでいますか。

 

 

「粘菌?年金ならあるけど」

 

「納豆菌ではないの?」

 

もちろん、ナットウキナーゼではありません。

 

ナットウキナーゼは納豆に含まれる酵素で、

とくに血液の循環によく、血液がサラサラとなり

血栓症の予防をし、血圧を下げる効果も持っている

とされています。

 

そして、納豆は、確かにネバネバとし、糸を

引いたりする発酵食品であるために、その主成分

のナットウキナーゼがなんとなく粘菌という

連想をするのも無理もないかもしれません。

 

が、違います。

 

粘菌については、日本民俗学の母とされる南方熊楠

(みなかたくまぐす)の研究がよく知られています。

 

母というと女性なのではと思いがちですが、男性です。

 

それも野性味・ワイルドさという点では日本民俗学の

父とされる柳田國男(やなぎたくにお)をも圧倒して

いて、はるかに男性的とも言えるでしょう。

 

近代音楽の父がバッハ、母がヘンデル、とやはり

ヘンデルが男性であるのにそのようにしたのは、

その楽風からとされるのと同様に、熊楠もやはり

学風が「母」とするのがむいている

 

そんなことだったのでしょう。

 

いずれにせよ、熊楠はこの大変興味深い生物に

没頭し続けました。

 

粘菌はそもそも植物なのか動物なのかそこらへんも

はっきりしません。

 

単細胞でありながら複雑な行動を示します。

 

もっとも、単細胞であり、鞭毛(べんもう)で水中を

自由に動けるので動物と言えそうなミドリムシは

他方で体内に葉緑素があり、光合成で栄養補給が

できる

 

その意味では動物と植物の間にある生物とみなす

こともできそうです。

 

しかし、こちらの粘菌はさらに複雑な行動をします。

 

一種のコミュニティをつくるのです。

 

しかも移動して、新たなコミュニティを形成していく

ことさえもする。

 

単細胞なのですが。

 

そして種族内で独自の進化をとげていく。

 

粘菌は脳を持っていません。

 

単細胞なので。

 

しかし、人間の場合、最近はあまり使われないようですが、

単純思考で、もっぱらストレートなアクションをとる

ような人にからかいの意味で

 

「お前は単細胞だなあ」

 

などと言います。

 

が、粘菌はほんとうに単細胞なので、それが知性のような

行動をとるのが意外なことです。

 

迷路を解く

 

最短経路を見つける

 

知性に基づく判断の結果と思われる行動を示し、ひょっと

すると「単細胞だなあ」とからかわれる人間様よりも

賢いんじゃないか

 

そんな特性があります。

 

最近の研究ですと、交通ネットワークの設計にも

粘菌が参加できるのでは、ともされています。

 

こうなりますと、本当に先ほどの単細胞氏をまったく

凌駕してしまう。

 

粘菌は、関東地方の主要都市を模した環境であれば、

実際のJRの路線図に似た効率的なネットワークを

形成することができるという研究もあるようです。

 

これは、粘菌が環境の変化に対して柔軟に適応し、

効果的なネットワークを構築できる能力をもつという

ことになるでしょう。

 

このことはすなわち、さらに複雑な環境でも

 

そして粘菌は単細胞のままに

 

ブロックチェーンをも形成してしまうのではないか。

 

そのような可能性も出てきます。

 

単細胞なのに。

 

こうなると粘菌が植物なのか、動物なのか。

 

そこらへんは超えて、巨大な存在としてあるように

思えてきます。

 

もちろん、実際には粘菌は樹木に付着したごく小さめの

苔とでもいったような相貌をしていますので、見逃して

しまいがちです。

 

しかし、もしもこの粘菌もブロックチェーンを形成する

としたら、かなり目立つものになっているはずです。

 

ちょっと気をつけて見てみましょう。

 

 
ご精読ありがとうございました。
 
懐中温泉