ハタと気づく | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

懐中温泉です、

 

あなたはハタという魚をご存じでしょうか。

 

 

私もその存在は長らく知っていましたが、

この魚はクエと並んで高級魚であり、なかなか

そこらへんでお目にかかることがありません。

 

というのはたぶん言い訳です(笑)

 

町の魚屋さんは昨今、めっきり見かけなくなり

ましたが、スーパーの鮮魚コーナーで、気を

つけていればそれなりに見かける種類です。

 

もっとも流通量が少ないこともあり、より一般の

マダイやアジ、カツオやマグロなどの刺し身でも

よく見かける形では目に入らないのはやむを

えません。

 

なによりも、私自身の注意がハタには向いて

いなかった。

 

ひとは自分の見たいものを見ます。

 

これは脳でいうと網様体賦活系(もうようたい

ふかつけい)のはたらきとされています。

 

自分にとって関心の高いことがら・事物に五感

を差し向ける。

 

なにしろ、この世の中では無数のできごとが

同時に起きています。

 

それらをすべて認識することはできません。

 

こちらのキャパを超えてしまう。

 

圧倒的、というわけです。

 

だから、あらかじめ取り入れる情報のフィルター

としてこの網様体賦活系が機能するわけです。

 

脳における情報フィルタリング装置ですね。

 

赤いものに関心が強い

 

であれば、もっぱら赤に視覚は反応する

 

視覚はもちろん目がつかさどりますが、エネルギー

などの熱量ということであれば、肌でも感じること

ができます。

 

したがって触覚でも感じ取れる。

 

これは例えば睡眠にも影響をもたらします。

 

照明が煌々としている中眠ろうとするときには

アイマスクをして目の周りだけ暗くすればいいのか

というと実はそうではありません。

 

眠る部屋全体を真っ暗にしないと、肌でも光を

とらえてしまい、良質な睡眠ホルモンとして体内

から分泌されるメラトニンが出なくなってしまう。

 

これはしかし、睡眠にもっぱらの注意が向いている

ときのお話で、起きているときには違うものに

五感ははたらいていくでしょう。

 

網様体賦活系のはたらきによって。

 

・・・と、ずいぶん引っ張ってしまいましたが、もと

もとは、私が近所の庶民的なスーパーの鮮魚

コーナーでハタを見かけたということです。

 

ハタと気がついた

 

大型の魚であるとイメージがあり、その鮮魚コーナー

で見かけたハタは60センチくらいだったかと

思います。

 

意外に小さい、がやはり大きい。

 

これを丸一匹、トレーに入れてラップで包んで

売っています。

 

最初、他のスズキですとかアジですとかマダイや

チダイにまざって置いてあって、何の魚か判別

できませんでした。

 

あらためて見てみると、表示シールにハタ、と

記載があります。

 

ああ、これがハタか

 

前にも見たことがどこかであった気がします。

 

たぶんやはりこの鮮魚コーナーであったかと

思います。

 

刺し身用、と小さいシールが同じパックに貼り付けて

あり、その鮮度の高さを謳っています。

 

私は瞬間、迷いました。

 

興味がわいてきているからです。

 

もしも興味がなければ、関心がなければ、迷うことは

ありません。

 

網様体賦活系がいつのまにか作動していた。

 

だからこそ、この魚をみてハタと気づいた。

 

刺し身にしたい、と瞬間思いました。

 

しかし、自分で刺し身にするのは面倒だ。

 

いや、その昔、自分は3枚におろすことができて

いたのではなかったか。

 

しかし、今はありませんが、いきつけの魚屋さんで

刺し身を毎週のように買うようにしていて、長らく

刺し身は買えばいい、となり、すっかり刺し身を

自分で、という気勢を失っていました。

 

サク(冊)でならまだしも。

 

ハタはサクでは売りません。

 

だいいち、丸一匹となると刺し身にするとちょっと

多すぎて食べられないだろう。

 

むしろ、こちらの判断があったかもしれません。

 

迷ったのは瞬間で、その場は見逃すことにしました。

 

しかし、なぜハタに関心を寄せたのか。

 

そしてそれを自ら三枚にし、刺し身にすることを

イメージしかけたのか。

 

なにか自分の新たなステージが開けているのか。

 

ここになんらかのヒントがあるのか。

 

ハタに気づき、ハタと気づいたのです。

 

 
ご精読ありがとうございました。
 
懐中温泉