懐中温泉です、
あなたはそういうわけであなた主演の映画
に出ています。
あなたが脚本を書き
あなたが監督をし
あなたが視聴する
ただ1度だけ上映される、あなたの人生を描く
映画です。
制作費用は基本まったくかからない。
しかし、もしもあなたが望むなら、いくらでも
費用はかけられる。
そのための資金は、または資源は無限にある。
一方で、いわゆる興行成績についてはこれも
まったく気にする必要はありません。
なぜなら、視聴者はあなただからです。
あなた独占。
きわめて静かな
もしもあなたがリラックスしているのなら
きわめて静かなあなたの脳内映画館に大きく
張られたスクリーン
それは宇宙空間に浮かんでいる
そこに投影されています。
あなたが演じる通りに。
リアルタイムで。
オンタイムで。
撮り直しというのはない。
一般の映画ですと、シーンごとに舞台設定を変える
必要があるために、セットを変えたりスタッフも一緒に
移動したりしますが、この場合はあなたが移動する
だけです。
1回限り、リアルタイム上映ですので、同じシーンを
再現することはできない。
いや、その記憶をたどるシーンがあればもちろん、
必要な分だけ回想する。
そのようにすることも可能です。
他の人の脳内映画については、その人に託して
おけばいいのですが、人によっては、もっぱら回想
シーンだけで終始するような場合もあるようです。
もっとも、あなたの場合、映画のタイトルも
『私の驚異的成功』
であり、副題も
渡りに船
ですので、次から次へとチャンスがやってきます。
その瞬間はあたかもピンチというようにして出来する
ものごとやことがらが、ほどなくチャンスに転じる。
その繰り返しです。
要は解釈しだい。
解釈はもっぱら監督であるあなたが行っていきます。
どのように解釈するかは自分で決めることができる。
なにしろ、差配の責任者である監督でもあるからです。
脚本もあなたが手がけたものですが、実際に映画が
進行していっている中、予期もせぬハプニングや
チャレンジが現れたりします。
台本にはない。
そのようなできごとが続けて起きたりする。
それこそ畳みかけるように、だったりする
脚本のト書きで
一難去ってまた一難
などと書いているわけではないのに。
ただ、それはいわゆるストーリーの骨格
１ あなたによく似た主人公
２ チャレンジ・失敗の連続
３ ある出会いにより成功
４ 次々と成功
５ 法則・パターンの抽出
６ 他の人にもやってもらい、これもまた成功
７ 次はあなたの番です
でいう、2のチャレンジ・失敗の連続のくだりを
演じていたということになるのでしょう。
そして、あなたは見事それらの幾多の苦難を、
ピンチをそのつど渡りに船によってチャンスに
変えていっています。
だから、すでにあなたに成功をもたらす出会いが
訪れており、次々と成功、というような段階
にあるのではないでしょうか。
あるいは、さらにそこから法則をつかんでまで
いるので、他の人にもやってもらえる。
他の人にやってもらう前に、あなた自身が
ふたたび出演する。
新たな作品として。
これも十分ありうることです。
それも続編というのではなく、完全に新たな脚本に
もとづくもので。
やはりありえますね。
その場合にも、あなたの番が来ているのです。
オファーを受けましょう。
