懐中温泉です、
ご質問をいただきました。
「チャンスはどのようにして見分けるのですか。」
実のところ、大変むずかしいと思います。
なぜかというと、チャンスがわかりやすく、
鳴り物入りで登場するということはまずない、
からです。
テレビのドラマや映画などでは、その通り、
効果音やお決まりのBGMなどで、文字どおりの
鳴り物つきでチャンスが訪れます。
一方でピンチや危機が迫るときもやはりその
場面にふさわしい音楽が流れたりします。
しかし、現実には、そういうBGMや効果音が
流れることはありません。
またたとえば人物の登場などでも、その人物が
晴れやかで華々しいオーラをまとっている、と
期待するのも無理があります。
もちろん、人によっては、明らかに他の人とは
区別されるなんらかの雰囲気をまとうことも
あるでしょう。
ですが、たいていの場合、そういうチャンスを
もたらす人や物、あるいはできごとであっても、
むしろショボいというか貧相であったりすること
の方が多いようです。
また、2時間なり3時間なりの上映時間が定まる
映画であったり、連続もののテレビドラマなら
30分とか50分とかで話が区切れます。
だから、言ってみれば日常生活は描かれない。
あたりまえのことは書かれない
あくまでもドラマなのでドラマチックに描かれる。
サスペンス
ホラー
スリラー
コメディ
いずれにせよ、ジャンルに応じたエピソードが
盛り込まれ、毎回の起承転結がつけられる。
したがって非日常が寄せ集められている。
でないと観ている側は退屈です。
しかし、この場合は、あなたが主演であなたが
視聴するリアルタイム・オンタイム脳内映画の
話です。
あなたが脚本を書き、あなたが監督さえして
いる。
日常生活もそのまま描かれる。
あたりまえのことも描かれるのです。
が、もちろん、あなたのお好みでBGMをつけること
だってできます。
最近ですと、ワイヤレスの小さなヘッドホンまたは
イヤホンを耳につけて外を動いている人を
少なからず見かけますが、あれもマイBGMなの
かもしれません。
しかし、その場合でも、チャンスの見分け方と
いうのは難しそうです。
一般には、やはりどちらかというと貧相であったり
ショボい現れ方をする方が多いように思えます。
または、さらに言えば、むしろ好ましくないような、
芳しくない、ネガティブでさえあるかもしれない。
いわゆる電話が鳴った
そこでもたらされるメッセージは、英雄の法則
別離
通過儀礼
帰還
このサイクルでいう、なんらかの別離を急にもたらす
ものであったりすることが多いようです。
そしてそれがまた、ストーリーの骨格
１ あなたによく似た主人公
２ チャレンジ・困難・失敗の連続
３ ある出会いにより成功
４ 次々と成功
５ 法則・パターンの抽出
６ 他の人にやってもらい、これも成功
７ 次はあなたの番です
でいう２のチャレンジ・困難の連続という状況が
始まっている。
ありうることです。
しかし、あなたが主人公である、あなたの人生
というこの物語です。
いずれある出会いが訪れる。
もっとも、その出会いも鳴り物入りではない。
が、あなたがあなたの人生の成功者であるわけ
なので、何かをそこで感じ取ります。
そして、やがて成功する。
渡りに船であることに気づく。
それが後であっても。
さらに、その渡りに船も続いていきます。
次々と成功していくのです。
あなたが、あなたの人生の成功者であることを
描くこの映画で主演を張る限り、あなたには
チャンスが訪れ続けます。
そのようにアンテナを張っていきましょう。
しだいにチャンスをキャッチすることも上手に
なるでしょう。
ご精読ありがとうございました。
懐中温泉