懐中温泉です、
ピンチはチャンス
あなたもどこかで見たり、聞いたりした
ことがあるでしょう。
ピンチはチャンス
なんらかのチャレンジであったり、危機的
状況と思われるような事態が襲う。
ピンチ！
しかし、考えようによっては、
または、長い目で見れば、
大局的には、
その事態は結局のところチャンスであった。
もう少し息の長い話としては、
人間万事塞翁が馬
（にんげんばんじさいおうがうま）
というのがありますね。
短くして、塞翁が馬とだけ言う場合もあります。
人間の禍福は変転し定まりないものだ、という
もののたとえです。
『淮南子（えなんじ）』という中国の書物が出典です。
このえなんじというのが、ちょっと、もともと
ドイツ語でエネルギーを英語で発音すると
エナジーとなるのと重なって個人的に興味を
覚えています。
そのエナジーに似ている淮南子では、
昔、塞翁という老人の馬が隣国に逃げてしまった。
だが、やがて名馬を連れて帰ってきた。
その塞翁の息子がかの馬に乗っていて落馬し、
足を折ったが、おかげで隣国との戦乱の際に
兵隊にとられず、無事であったという話です。
ああ、あれか、と思い出す人もいるでしょう。
だいたいこの話が出ると、
禍福はあざなえる縄のごとし
というのも出てきますね。
あざなえる縄というのも、なんとなくDNA遺伝子の
二重らせんを思い起こさせます。
人生何ごとも二重らせん。
遺伝子からして二重らせんのDNAなのですから、
そこから出てきた私たちが作る社会もまた
二重らせんというのはどうでしょうか。
・・・で、ここまで引っ張ってきて何の話か、と
そろそろあなたはしびれを切らせているかも
しれません。
自分のことで恐縮ですが、職場の定期検診の
結果が出てきたのです。
昨年の、思いがけない、要医療の高血糖値
に驚いた私は、急ぎ、自主湯治キャンプに入り、
精製された炭水化物（穀類）
砂糖
アルコール
を遠ざけ、また1日1万歩の歩行と
朝のエクササイズ20分
そしてできるだけ毎日近所の行きつけの温泉に
行き、ワンセット3週間で5セットくらいまで
行ったところであとは常習となりました。
その間、体重は10キロ減らし、
腹囲も90センチだったのを85センチに
また、頭髪もセンブリなどのおかげで
きわめて豊かに。
さらにはときどき少し間をおいてから
人にあうと
若々しい
若い
と言われたりしていました。
ので、私はてっきり完全に蘇生した、と
たぶん目を輝かせて豪語していたのです。
ところが先日の健康診断で、少し血圧が高い
と出たので、いぶかしく思い、また問診でも
担当の女医さんから薬を飲むことを勧められ、
正直いきなり服薬とは、と不信感を抱いていました。
しかし、念のため、食事を中心に生活習慣で
治したいので、何に気をつければいいですか、
とたずねると
それは塩ですね。
という回答で、ほどなく私は少し前から記事に
している、精製塩の摂りすぎとまた水を摂っていない
とわかったのです。
そういう本に出会ったのは幸いでした。
それで、確かに必要な水が3リットルとすると、
どうも半分くらいしか摂れていなかった。
また、ヒマラヤ岩塩は朝に少し飲んでいるだけ。
あとは、糖分の方にばかり注意がいって
いたので、結局精製塩の摂りすぎというか
やはり水を十分に身体に入れていなかった。
そう思い当たっています。
なるほど、水分が少なければ、血液がその分
いわゆるドロドロになる道理で、それが
数字となったのでしょう。
ということで、今回の結果は私の注意を
糖分というよりは水分と塩分とに向ける
チャンスとわかってきたのです。
また、どのようにするか、は具体的にお話し
する機会もあると思います。
それまであなたと
ピンチはチャンス
を共有したいと思います。
