懐中温泉です。
本ブログをご訪問いただき、
心より感謝いたします。
あなたもご存じと思います。
蛇の目でお迎え嬉しいな
という文句を。
なぜ、あなたがご存じである、と
私がかなりの確度をもって
言えるか。
それは、この文句が、
国民的童謡である、
「あめふり」の一節だからです。
1925年、ですので
20世紀の前半。
世の中は大正時代と言いました。
当時の日本を代表する
詩人である北原白秋
やはり日本を代表する
作曲家中山晋平
この2人のコンビが作った童謡で、
2007年には日本の歌100撰にも
数えられるほどの名歌です。
童謡ですので、
ご家庭や
保育園だったり幼稚園で
歌われ、歌が流れることが多い。
誰でも知っているし、
その記憶は幼少時代にさかのぼれる。
あめあめふれふれ
母さんが
蛇の目でお迎えうれしいな
ピッチピッチ
チャップチャップ
ランランラン♪
テレビでも
テロップとともに、
NHKの「みんなのうた」などで
必ずとりあげられる。
季節としては、
ずばり梅雨どきですね。
とくにこの歌は、
雨が降ることを、
嬉しい、と肯定しており、
積極的です。
あめふりという、
必ずしも喜ばしくはないかも
しれない状況にあって、
なお、嬉しい要素を見出そうとする。
その明るい音調とともに、
人生に対する積極的姿勢を
ごく幼いときから
自然な感じで身につける。
情操教育のお手本と
いってよい。
だからこそ、
日本の歌100撰にも
選ばれるのでしょう。
歌ですので耳から
入る聴覚情報。
歌詞のメッセージも
目から視覚情報として入り、
理解されている。
優れている、と言わざるを
えません。
「・・・で、それがどうしたの?」
とあなたは私に
聞かれるかもしれないですね。
大したことではありません。
大したことではないのですが、
私は、実はこの歌には
ちいさな違和感を抱き続けて
きました。
その違和感とは、
歌詞にもある
蛇の目
です。
ここでいう蛇の目とは、
もちろん、
蛇の目傘のことです。
雨降りの日に
お母さんが、
蛇の目傘でお迎えに来てくれるの
ですから、嬉しい。
なんとも微笑ましい。
おそらく、作詞家である
詩人の北原白秋が、
実際に、幼稚園などの前を
通りかかり、そのような光景を見たのでしょう。
1925年ですので、
大正時代。
大正時代は、大正デモクラシーなどと
言って、華やかでモダンな文化が
盛んでした。
その雰囲気の中の
蛇の目傘。
これまた明るく、モダン。
『・・・なのだろうか。』
『蛇の目でお迎え、というのが
はたしてそんなに嬉しいのか。』
『どうして、人々は、
蛇の目で喜べるのだろう。』
子どもの頃はなんとも
思わなかったのに、
物心つき始めてから、
ときどき、このように思うようになったのです。
理屈っぽくなったから
でしょう。
あくまで、「っぽい」だけで
論理学を極めるとか、
あるいは実証をする、とかでは
ありません。
言葉尻をとらえただけのこと
なので真剣に取り組む
ということはなかったのです。
実は、そもそも蛇の目傘とは
どういうデザインのものなのか、
私自身がわきまえていなかった。
調べもしなかった。
中途半端。
それだけのことなのです。
蛇の目傘が、現実に
どういうものなのかを
認識していれば、
とくにその後、違和感を抱くこともなかったはず。
それが、私は、なぜか
その違和感を晴らすこともなく
馬齢を重ねてしまったのでした。
私は蛇の目傘を知らなかった。
わざわざ、書かなくても、
と思われるかもしれませんが、
やはり、ここは私にとって
大きな節目となるはずです。
蛇の目傘を知らなかった頃の自分
蛇の目傘を知ってからの自分
西暦でも、キリスト以前をBC
以後をADと分けるように、
私も、ここで画期となる気がしています。
蛇の目
これそのものは、
字面から連想できていました。
蛇、へびの目です。
ヘビですので、
は虫類。
まつげはない。
両棲類である
サンショウウオ。
こちらは、下まぶたで
まばたきをします。
さらにさかのぼって
魚類はまばたきをしませんね。
水中をまばたきしながら
泳ぐサバやイワシ。
あるいはカツオでも
マグロでも。
見たことがない。
やはり地上に出ないと。
地上に出るようになり、
陸生をすると、
まばたきをします。
ヘビはは虫類であり、
両棲類よりも
進化している生物です。
見方によっては、
極めて洗練された身体を
備えており、
古来から、神格化されてきています。
また、蛇視といって、
その目の持つ力には
大きな威力があることも
知られています。
蛇の目、というデザインも
まさにその威力を
呪力に用いようとした、
ということなのでしょう。
・・・まだ蛇の目傘にも
いたっていませんが、
すでにここまででかなりの分量です。
次回続きますが、
それまで、あめふりの歌を
思い出してください。
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