懐中温泉です。
本ブログをご訪問いただき、
心より感謝いたします。
失って初めてその大切さがわかる。
あなたも直接の体験として、
このように感じたこともあるかもしれません。
あるいは、そのような体験をした人から
話を聞いたり、書かれたものを読んだ。
これなら、あるでしょう。
とくに大切な人を失う、という
ことは、人間として生きていく限り
避けられない。
だから、ここでお話したいのは、
もう少し、主観が入ったもので、
時と場合によっても、人によっても
大切かどうか分かれる。
そのようなものを取り上げます。
それは、
公開された自分の記録と記憶であり、
プライバシーです。
この場合、公開の仕方が、
自分の意図によるものではなく、
強制的になされる、という
ステップをふむもの、を意味します。
回りくどい言い方はやめましょう。
日々使っている
ノートPCを、使用状態のまま、
雑踏の中に放置してしまう。
これは、少なくとも
私にとっては、
大切なものを失うことです。
単に、失うだけでなく、
副次的に、ありとあらゆる
災厄がふりかかる恐れもあります。
私は、幸か不幸か、
携帯電話やスマート・フォンを
用いません。
どうも世の中では、
スマホではない、国産の携帯は、
ガラケーというそうです。
これは、もちろん、
ガラパゴス島のように、
世界の流れからはずれ、独自の
発展をしている(といえば聞こえがいいが)携帯です。
ガラパゴス携帯電話。
もちろん、昨今の4文字固めの
法則にしたがって、
4文字以内に縮め、
ガラケー。
私は、しかし、いちおう、
スマート・フォンはもっていますが、
英国産で、使い切りの
ものです。
ふだんは電源を入れておらず、
とくに海外出張中に、緊急の
電話を入れるときなどにのみ用います。
しかし、wifiが世界のかなりの
部分で普及している昨今、
私は、だいたいのところでは、
ノートパソコンでこなしているのです。
したがって、
本人がガラパゴス、
あるいは化石ではないにせよ、
ガラ化しているのは確かです。
スマホとは、最小のパソコンですから、
それを失うことは、
データごと失うことを
意味します。
もちろん、紛失に気づいた場合の
対処法は、確立されており、
直ちに使用を停止できるように
なっています。
パスワードも
そのためのものです。
さまざまな
ハッキングの仕方や、
PCウィルスなど、
存在にもずいぶん対処できているはず。
なによりも、
最近では、Cloudに
情報をアップする形で、
映像・音声などの大容量ファイルを保存するようになりました。
これは、「雲」の中に
漂わせるということです。
伝統に沿った見方をすれば、
「天上界」
なのかもしれません。
神様は何でもお見通し。
大手Cloud管理会社の1つが
確かORACLE(神託)であったはず。
が、19世紀にドイツの
哲学者ニーチェが
神は死んだ
と言っていますので、
代わりにCloudが登場し、
今後はAIとしての包括性を高めれば
要するに神となっていくでしょう。
『神は死んだ、と
ニーチェは言ったが、
俺は死んだ?』
『いや、死んだ気はしない。』
週末昼間、
雑踏の新宿駅西口地下グルメ街通路で
お客様のコメントを記入するために
設定されたスタンド。
かつては、公衆電話などが
置かれていたもので、
今は撤去されたのでしょう。
その台で、ノートPCを開き、
メールチェックをし、
Skypeで電話をかけました。
それにより、後の過ごし方が
決まったので、経路に最適な
駅をもとめて向かったのでした。
まず私鉄の方に向い、2つ比べてみて、
最適とは言いがたい、と結局
JRにもどりました。
その間、約10分。
ふと、リュックサックを探ります。
リュックサックの背面にクッション・カバーが
内蔵され、横のファスナーからも
ケースごとノートPCを
入れられるようになっているのです。
そのファスナーを開き、
いつもなら見えるはずの、
ケースの赤い色が見えない。
『??』
手を入れて探りますが、
何もあたらない。
空洞だ。
どういうことだ。
と、はっと思い出したのが、
先ほどのスタンドです。
『あそこか!』
事態発生から2日たち、
今、そのときのことを
ようやく思い出しています。
まず、私は、さっと
血相を変えたでしょう。
お恥ずかしい限りです。
が、いささか風邪で
五感の働きが、
身体の動きと同様、
ふだんの7割か8割程度でいました。
だから、全体としての
認識や判断も普段通りでは
なかったはずです。
スタンドのところに戻り、
見ると、ありません。
『さすが新宿だ。』
そのスタンドは、各店の
間に位置します。
どの店が管理している、
というのでもないような、
微妙な地点に設置されているのです。
やはりもともと、
公衆電話が置かれていたのでしょう。
したがって、もっとも近い料理屋の
レジで、警備員さんのいるところを
たずねました。
先ほど、2人ほど連れだって
歩いているのを見たからです。
スタンドに向かってもどっているときです。
そのときは、
既にPCを失ったと
わかっていたのであるから、
たずねればよかったのでは。
ふと、頭をよぎりましたが、
なぜか、そのままにしました。
そこらへんも、
今回の喪失に関わっているようです。
これだけで十分長くなりました。
後の顛末は次回にしますが、
あなたも、自分が失ったら
多大な喪失感を覚えるものを
思い出したかもしれません。
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ご精読ありがとうございました。
懐中温泉
