仙人のファン | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

懐中温泉です。

本ブログをご訪問いただき、
心より感謝いたします。


あなたは仙人とはなじみですか。



そうではない、と答えるのが
当然です。

https://youtu.be/GFKkpAAHghs

なぜなら、実にめずらしい存在だからです。

実際に仙人はこれまで地上に
何人いたのか。

仙人人口、ということになりますが。

それについての解答は、
もしも安直にすませたいのなら。

そうです、1000人。

ちょっと想像してください。

1000人の仙人が集結している
情景を。

しかし、まず、その実現は
あり得ません。

なぜなら、通常、仙人がつるむという
ことはないからです。

そもそも、仙人は、自分が仙人である、
と名乗らないと他の人はそうだと
気づきません。

現代社会で、自ら仙人であると
しているのは、私たちにも、
多少はなじみのある可能性がある
仙人さんくらいのものでしょう。

多少はなじみのある可能性がある、
と注意深い言い方をしましたが、
微妙な言い回しをしていることに
あなたは気づきましたね。

そもそも彼も、
山に住んでいるから、山の人、
ということで仙人。

そのようにあまり考えずに
名前をつけてしまった。

しかも、人々はその前の彼のことを
Mr.Xであるのに、気安く
「X」と呼び捨てで呼ぶようになっていました。

だから、名前に「さん」をつければ
それなりの敬意を払われるだろうと
名前に「さん」を組み込み、
仙人さん、としたというのです。

なかなか涙ぐましいお話です。

他に有名どころでは

久米仙人、くらいですか。

日本でも最古の説話集である
『今昔物語集』に登場する久米仙人は、
文字通り、伝説上の人です。

大和国ですので、今の奈良県の吉野にある竜門寺
にこもって修行をし、仙人となりました。

仙人となると、神通力または法力といって、
スーパーな力を得るようになります。

たとえば雲に乗って自由に
空を飛べるようになるので、
久米仙人はスイスイと
空を飛行するようになりました。

ところが、ある日、
吉野川の岸辺で衣類を洗う
若い女の白い脛(はぎ)を見て、
法力を失い墜落してしまったのです。

そこで、やむなく、近所の
建設現場で、一労働者として、
働いていたといいます。

物語でも、労働者の仲間内で、
「仙人」と呼ばれている男が
いるので、建設現場の役人が問いただすと
以上の女性の白い脛に目がくらんだ話をしました。

脛というのは、膝から下で、
足首よりは上の部分を
指します。

女性のこの、いわばセクシーゾーンを
見ることで、神通力を
失うというのは、仙人としては
修行が足りない、ということですね。

見方を変えれば、
女性の性的魅力は、
空を飛んでいる仙人の神通力をも
失わせるくらいに強力だ。

そのような教訓をこの、
今昔物語りは語っている、という
ことにもなるでしょうか。

のち神通力を取り戻し、遷都のときに、
山上の材木を空中を飛ばせて運ぶことが
できました。

その褒美として租税免除の土地を
与えられ、そこに久米寺を建てた、
というのが寺の由来となっています。

この、雲に乗って空を
とべるかどうか、あたりが
仙人の神通力や法力を示すには
格好のポイントになります。

確かに
自分では仙人を名乗っていないが、
役行者(えんのぎょうじゃ)でも
知られる、役小角(えんのおづぬ)。

今から1200年ほど前の
奈良時代から平安時代にかけて
やはり奈良県、大和の葛城山にこもって
修行した呪術者です。

えんのおづの、とも言います。

彼も修行を積み、
やがては仙人となり、
雲に乗って中国の方に飛んでいった、と
いう伝説があります。

最後がはっきりしない、
というのも仙人である
ポイントですね。

なんともとぼけた存在ですが、
神や天使ではなく、
かろうじて人間である、
というところで古今東西で人気があります。

人気があり、ファンがいるのです。

その仙人さんファンの人口は
どのくらいでしょうか。

これまた、語呂合わせで
安直に、1000人、と
してしまいそうです。

とはいえ、案外、その1000人という
数字は、その仙人とされた人物が
活躍している時代に揃っていたのなら、
仙人が成立するものと思われます。

少なくとも、仙人の行状を口々に
伝えあう集団として、
そのくらいの規模の集団は
必要でしょう。

「・・・したそうな。」

「・・・とのことだ。」

と伝説をつくりあげる
人数が1000人。

レジェンドとしても
世代を超えて
引き継いでいけるでしょう。

となれば、もしも
あなたが仙人になりたければ、
まずは、1000人のファンを
集めることです。

そして、仙人である、
と名乗ります。

仕上げは、仙人であるという
絶対的な証拠を示す。

一番良いのは
雲に乗って自由に空を
飛べる、ということでしょうが、
たぶん、さほどの効果はのぞめません。

今の人は皆、
飛行機で空を飛んでいます。

またグライダーなどもあるので、
昔のようにインパクトは
ありません。

むしろ、不治の病を治す。

そちらの方が
入りやすいでしょう。

あるいは、この点については
仙人さんに聞いてみるのが
早道でしょう。

仙人さんに法力の身につけ方を聞く。


ご精読ありがとうございました。

懐中温泉